レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
デブとラブと過ちと! の感想と評価(良いところ、悪いところ)
デブとラブと過ちと!
完結著者: ままかり
連載: 恋するソワレ
ジャンル: サスペンス・ミステリー/ラブコメディ/オフィスラブ
評価: 8.4/10
あらすじ
「こんな私があなたを好きになったから、バチが当たったんだ」。自分の見た目を呪ってばかりだった会社員の夢子は、ある日ビルの四階から落ちて記憶をなくす。目を覚まして鏡をのぞいた彼女の第一声は、まさかの「超かわいい」。見た目は一ミリも変わっていないのに、自分のことが大好きな女の子に生まれ変わっていた。根拠のない明るさは職場の空気を塗り替え、重圧に潰れかけていた若き副社長の心まで溶かしていく。ところが、笑いに包まれた毎日に、突然刑事が現れる。あの転落は、はたしてただの事故だったのか。ひた隠しにされた過去と、消えた記憶の奥で眠るもの。犯人がいるとすれば、それは誰なのか。笑った直後に背すじが冷える、恋と謎のオフィスラブ!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 気持ちが沈んでいる日に、根拠なんてなくても前を向ける明るさを、まるごと分けてもらいたい人
- 見た目にずっと自信が持てないまま生きてきて、自分を好きだと言い切る強さを笑いながら受け取りたい人
- 甘いだけの恋物語では物足りず、隠された真相を追いかける緊張感もいっしょに味わいたい人
向いていない人
- 本筋がすいすい進んでほしくて、答えをじらされ続ける展開に長く付き合うのが苦手な人
- 同じ流れの繰り返しが気になってしまい、主役の明るさで毎回片づく構成を退屈に感じる人
- 働く場所を描いた話に現実味を求めていて、立場を越えた砕けた振る舞いが引っかかる人
良い感想・レビュー
- 美形として描かれていないのに、表情ひとつでちゃんと美人に見えてくるのがすごいです。ぱっとしない見た目のはずの主人公が誰より輝いて見えるので、昔の彼女とのギャップが気がかりで、続きにハラハラしています。
- 自己肯定感がふり切れているのに自己中じゃないところが好きだ。周りをよく見て人の気持ちをくみ取れる明るさだから、読んでいる側まで前を向ける。心の持ちようひとつでこうも変わるのかと素直に思えた。
- 見た目は変わっていないのに、事故のあとの彼女は人を惹きつける力の塊になっています。勘違い女子のはずが周りをどんどん明るくしていくのが痛快で、真相を探る刑事の影もちらつき、どのページも退屈しません。
- ギャグと謎解きの配分がちょうどいい。昔の自分と何度もぶつかりながら、吹っ切れた明るさで前に進んでいく姿に元気をもらえる。あれは自殺だったのか、以前の人間関係はどうだったのか、気になることが多すぎる。
- 主人公にときめく男性陣に、こっちまでときめいてしまいました。まっすぐな言葉が相手の固い心を少しずつ溶かしていくところがよくて、読んでいる私の胸にもじんわり染みます。ハッピーエンドで終わってほしい。
悪い感想・レビュー
- 騒動が起きて、悩んで、主人公の明るさで解決。この流れが延々と繰り返されるうちに、同じ型の話を機械的に見せられている気分になってきた。肝心の事件はいっこうに動かず、だんだんしんどい。
- 怪しい人物を出しては匂わせるだけで、肝心の真相にちっとも近づかないのがもどかしいです。同僚の服選びにページを割いている場合ではないでしょう。最後に駆け足になりそうで、もったいなく感じます。
- 読んでいるうちに、都合のよすぎる設定が飲み込めなくなってきました。上司にも誰にでもタメ口なのが明るさで許されているところが引っかかり、働く大人の話としては素直に笑えません。
- 犯人が誰なのか、かなり引っ張ってもいっこうに明かされない。話そのものは面白いのに、答えをもったいぶり続ける作りに焦れてきた。僕が知りたいのはそこだけなので、そろそろ決着を見せてほしい。
- 主人公が無双して周りが元気になる、その形がずっと続くのはさすがに飽きます。主役の明るさだけで何もかも片づいてしまう展開が繰り返されると、この先も同じ調子なのかと思えてつらくなってきました。
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