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50代がハマる!1980〜90年代に夢中になった『10巻以上で完結した』名作漫画18選

公開日:2026年09月01日更新日:2026年09月01日

ジャンプもサンデーもマガジンも、毎週買うか回し読みするしかなかった時代がありました。1980年代から90年代の前半、少年少女だった私たちが夢中になった漫画は、今もあの頃の熱を抱えたまま残っています。

ここに並べたのは、当時を駆け抜けた18本です。全巻そろえた作品もあれば、友だちの家で数巻だけ読んだきりの作品もあるはずです。名前は知っていても最後まで追えなかった一本が、この中にきっと混じっています。

すべて10巻以上で完結しているので、続きを待たされる心配はありません。あの頃の自分が読めなかった続きを、今の目でまとめて受け取れます。

時間がない人向け結論:おすすめTOP3

  1. 1位:キャプテン翼
  2. 2位:シティーハンター
  3. 3位:タッチ
目次

選び方のポイント

  1. 1. 当時いちばん熱かったジャンルから選ぶ

    サッカー、バスケ、柔道、そして不良もの。あの頃の教室で誰かが必ず語っていたジャンルから入ると、記憶のスイッチが早く入ります。競技のルールを覚えていなくても、熱量だけで最後まで読み進められる作品ばかりです。

  2. 2. 読んだつもりで終わっていた一本を拾う

    アニメやドラマ、パチンコで名前だけ知っている作品は意外と多いものです。原作を通して読むと、映像では省かれていた回り道や決着の付け方に驚かされます。読んだつもりのままだった一本を、この機会に手に取ってみてください。

  3. 3. 今の気分に合う重さで決める

    笑って読み流せる一本もあれば、生きるとは何かを突きつけてくる一本もあります。仕事帰りに軽く開きたいのか、腰を据えて向き合いたいのか。そこを先に決めておくと、途中で手が止まりません。

  4. 4. 巻数と読む時間を先に見積もる

    20巻を超える長編は、まとまった休みがないと途中で失速しがちです。短めにきれいに畳まれた作品から手をつけて、勢いがついたら長編へ移る。この順番だと最後まで走り切れます。

18作品の比較表

順位作品名ジャンル完結評価
1キャプテン翼キャプテン翼スポーツ漫画/少年漫画完結8.8/10
2シティーハンターシティーハンターハードボイルド/コメディ/アクション完結9.1/10
3タッチタッチ少年漫画/青春ラブコメディ/スポーツ完結9.4/10
4YAWARA!YAWARA!青年漫画/柔道/ラブコメディ完結9.5/10
5湘南爆走族湘南爆走族ヤンキー/青春漫画/コメディ完結8.8/10
6湘南純愛組!湘南純愛組!ヤンキー/青春漫画/学園ラブコメディ完結8.6/10
7クローズクローズヤンキー/青春漫画/アクション完結8.5/10
8疾風伝説 特攻の拓疾風伝説 特攻の拓ヤンキー/青春漫画/アクション完結8.7/10
9花の慶次 ―雲のかなたに―花の慶次 ―雲のかなたに―人間ドラマ/時代劇/青年マンガ/歴史/アクション完結8.7/10
10DRAGON BALLDRAGON BALLファンタジー/バトル/アクション/冒険完結9.6/10
11ろくでなしBLUESろくでなしBLUESヤンキー/ボクシング/格闘/学園完結8.7/10
12BASARABASARA少女漫画/ファンタジー漫画/架空戦記/恋愛漫画完結9/10
13SLAM DUNKSLAM DUNK少年マンガ/バスケットボール/スポーツ/青春/学園完結9.8/10
14幽遊白書幽遊白書ファンタジー/バトル/アクション完結9.3/10
15うしおととらうしおととら少年漫画/伝奇アクション/ダークファンタジー完結9.3/10
16今日から俺は!!今日から俺は!!少年漫画/青春・学園/ヤンキー・不良/ギャグ・コメディ完結8.8/10
17寄生獣寄生獣ホラー/SF/アクション完結9.8/10
18ぼくの地球を守ってぼくの地球を守ってファンタジー・輪廻転生/少女漫画/恋愛・ヒューマンドラマ/SF完結9/10
1

キャプテン翼

完結

「ボールは友達」。宿命のライバルとの死闘を越え、少年たちの夢が世界へ駆け上がる王道サッカー物語!

キャプテン翼
作者
高橋陽一
掲載誌
週刊少年ジャンプ
ジャンル
スポーツ漫画/少年漫画
完結
完結
評価
8.8/10

良い点

現実ではありえない一撃が次々と飛び出すのに、読んでいるうちに胸が高鳴ってきます。日本のサッカー事情を変えた一作という評価にも素直にうなずけました。翼を支える仲間たちの姿には、団体競技ならではの熱がにじみます。子どもの頃の興奮が色あせないまま、親子二代で読み継げる強さもありました。

気になる点

ロスタイムの逆転が繰り返されるうちに、奇跡のありがたみが薄れてしまいます。勢いで押し切る展開が続くので、理屈を追いたい人ほど引っかかるはずです。後半は似た顔の人物が並び、引き伸ばしの蛇足感をぬぐえませんでした。

こんな人におすすめ

細かい理屈は抜きにして、常識を超えた豪快なスーパープレーの連続に胸を躍らせたい人

こんな人には不向き

選手の動きや戦術の細部まで、現実の試合と地続きのリアルなサッカー描写をじっくり味わいたい人

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2

シティーハンター

完結

新宿の裏社会を守る『シティーハンター』冴羽獠!超人的な射撃術と人情味、そして無類の女好きが織りなす、ハードボイルド・アクション・コメディの最高傑作。

シティーハンター
作者
北条司
掲載誌
週刊少年ジャンプ
ジャンル
ハードボイルド/コメディ/アクション
完結
完結
評価
9.1/10

良い点

ふだんはだらしないのに、決めるときは決める切り替えにしびれます。銃の描写もファッションも古びていません。新宿という街そのものが主役の一人のように立ち上がってきて、当時の空気ごと楽しめました。非情な裏稼業を描きながら、根っこに流れているのは優しさと愛だと気づかされます。

気になる点

もっこりネタの繰り返しはしつこく、笑いの好みが合わないと読む気がそがれます。緊張が高まった場面に唐突なギャグが挟まり、空気が途切れることもありました。一話完結が中心なので、獠の過去に踏み込む本筋を追いたいと足踏みに感じます。

こんな人におすすめ

硬派なアクションの格好よさと思わず笑える掛け合いを、一作の中で同時に味わいたい欲張りな人

こんな人には不向き

下ネタを交えた同じ調子の笑いが繰り返されると、どうしても読む気をそがれてしまう人

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3

タッチ

完結

双子の兄弟と幼なじみの少女。ままならない想いと白球が交差する、青春漫画の原点

タッチ
作者
あだち充
掲載誌
週刊少年サンデー
ジャンル
少年漫画/青春ラブコメディ/スポーツ
完結
完結
評価
9.4/10

良い点

結末を知っていても、試合の場面ではやっぱり落ち着かない気持ちになります。二人の近づいては離れる距離には、何度読んでもやられました。会話をはぐらかしておいて、ふいにど真ん中の直球みたいな一言を放り込んできます。台詞のないページで喪失を伝える引き算の描き方も忘れられません。

気になる点

ヒロインの思わせぶりに見える態度が気になりだすと、そこで足が止まります。盛り上げるために都合よく転がる場面もあり、予定調和だなと思ってしまいます。竹刀で追い込む理不尽な特訓の場面は、指導のあり方が変わった分だけ余計に息苦しく映ります。

こんな人におすすめ

白球を追う熱さと、言えないままの初恋のもどかしさを、どちらも手加減なしで味わいたい人

こんな人には不向き

思わせぶりに見えるヒロインの言動が気になりだすと、そこから物語に入りづらくなる人

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4

YAWARA!

完結

普通の女の子でいたい柔道の天才が、すれ違い続けた恋の果てにたどり着く大団円!

YAWARA!
作者
浦沢直樹
掲載誌
ビッグコミックスピリッツ
ジャンル
青年漫画/柔道/ラブコメディ
完結
完結
評価
9.5/10

良い点

スマホもない時代の恋のすれ違いが、読んでいるとよみがえってきます。強さと願いのはざまで揺れる主人公に引き込まれ、最後の大団円では胸がじんわり温かくなります。柔道を知らなくても入っていける懐の深さがあり、技の美しさと可愛さの落差で寝食を忘れて読んでしまいました。

気になる点

思い合う二人がなかなか近づかず、焦らしの長さに途中で疲れてしまいました。柔道を恋の片手間でこなしてしまう主人公に、身勝手さを感じる場面もあります。着替えの場面など時代を感じる描写に、ふと足が止まる瞬間もありました。

こんな人におすすめ

柔道のルールを知らなくても物語に入り込めて、じれったい恋のすれ違いにキュンとしたい

こんな人には不向き

主人公にはまっすぐ競技へ打ち込んでほしくて、恋を片手間にこなす姿にもやもやしてしまう

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5

湘南爆走族

完結

手芸部部長と暴走族リーダーを兼ねる男が駆け抜ける、湘南の青春爆走記!

湘南爆走族
作者
吉田聡
掲載誌
少年KING
ジャンル
ヤンキー/青春漫画/コメディ
完結
完結
評価
8.8/10

良い点

こ難しい理屈は何もなく、ストレートな気持ちよさだけで押し切ってきます。喧嘩は無敵なのに手芸部部長という部活とヤンキーの落差は、今読んでも笑えました。ばか騒ぎしている連中の絆に、こっちまで当てられました。卒業の場面ではうっかり泣きそうになります。

気になる点

ゆるいギャグ回から後半のシリアスな抗争へ移ると、トーンの落差に乗り切れませんでした。公道での危険運転が当たり前に描かれるので、今の感覚とのズレは避けられません。一話完結の積み重ねなので、通して読むとパターンが見えてきます。

こんな人におすすめ

理屈抜きで大笑いしながら胸まで熱くなる、そんなストレートな青春漫画を思いきり浴びたい人

こんな人には不向き

きれいに一本芯の通った長編ストーリーを、腰を据えてじっくり追いかけたいタイプの人

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6

湘南純愛組!

完結

モテたい一心で転校したヤンキーコンビが、喧嘩と抗争の渦へ飲み込まれていく青春譚!

湘南純愛組!
作者
藤沢とおる
掲載誌
週刊少年マガジン
ジャンル
ヤンキー/青春漫画/学園ラブコメディ
完結
完結
評価
8.6/10

良い点

昔のヤンキー漫画ならではのむき出しの自由さがあり、破天荒な暴れっぷりが痛快でした。敵だった相手と拳をぶつけ合ううちに仲間へ変わっていく、その泥くさい友情に何度も胸が熱くなります。強いとは何かという問いも、殴り合いの奥にずっと残り続けました。

気になる点

軽いラブコメのノリで読み始めると、途中からの急な路線変更に面食らいます。モテたいという当初の目的も中盤には吹き飛び、軸のぶれが気になりました。一般人まで巻き込む暴力や危険運転の描写は、素直に受け止めるにはかなり重たいです。

こんな人におすすめ

湘南を舞台にした暴走族どうしの抗争や、90年代ならではの荒々しい熱量にぐっとくる人

こんな人には不向き

一般人まで巻き込んでいく過激な暴力や犯罪の描写が、読んでいて苦しくなってしまう人

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7

クローズ

完結

テッペンに興味なし、一匹狼の最強転校生が荒くれ者だらけの鈴蘭で駆け抜ける不良青春譚!

クローズ
作者
高橋ヒロシ
掲載誌
月刊少年チャンピオン
ジャンル
ヤンキー/青春漫画/アクション
完結
完結
評価
8.5/10

良い点

タイマンでは脇の連中が乱入せず、ただ見ているだけ。この硬派な喧嘩の作法がたまりません。誰にも媚びず自由に振る舞う主人公には、最強ではなく最高の男という言葉がぴたりとはまります。ゆうべの敵が今日は仲間になる陽気さもあり、男たちの結びつきにニヤけてしまいました。

気になる点

顔の描き分けが弱く、一度殴られたあとは誰だか分からなくなります。後半ほど人数がふくれ上がり、登場人物の増えすぎで話に集中しきれませんでした。前半は間延びして退屈なうえ、強敵があっさり負ける物足りなさも残ります。

こんな人におすすめ

小細工なしのタイマンで真正面からぶつかり合う、硬派な不良の喧嘩にとことんしびれたい人

こんな人には不向き

昔ながらの絵柄や、登場人物が増えるほど強まるキャラの見分けにくさが気になってしまう人

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8

疾風伝説 特攻の拓

完結

パシリだった少年が暴走族の世界に飛び込み、度胸と仲間への思いで化け物たちを惹きつける!

疾風伝説 特攻の拓
作者
佐木飛朗斗/所十三
掲載誌
週刊少年マガジン
ジャンル
ヤンキー/青春漫画/アクション
完結
完結
評価
8.7/10

良い点

読み終わるたびに単車へ乗りたくなるほど、車体の描き込みが細かい作品でした。引用符を多用した詩のような言葉の中毒性は、一度はまると抜け出せません。喧嘩が飛び抜けて強いわけではない拓が、度胸と仲間思いのまっすぐさで怪物たちを引き寄せていきます。

気になる点

登場人物とチームが多すぎて、抗争の場面では誰が誰だか追えなくなりました。主人公が右肩上がりに強くなるわけではないので、無双を期待すると肩透かしを食らいます。独特なセリフのテンポをくどく感じる人もいて、最終回の唐突さにも消化不良が残りました。

こんな人におすすめ

旧車や単車のリアルな描写にわくわくして、男の浪漫が詰まった世界観にどっぷり浸りたい人

こんな人には不向き

主人公が右肩上がりにどんどん強くなるスカッとする無双展開を期待して読み進めたい人

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9

花の慶次 ―雲のかなたに―

完結

義と美学を貫く傾奇者・前田慶次が駆け抜ける、原哲夫作画の戦国群像劇!

花の慶次 ―雲のかなたに―
作者
原哲夫/隆慶一郎/麻生未央
掲載誌
週刊少年ジャンプ
ジャンル
人間ドラマ/時代劇/青年マンガ/歴史/アクション
完結
完結
評価
8.7/10

良い点

どこにも属さず、義と筋だけは曲げない生き方がひたすら格好いいです。北斗の拳ゆずりの筆致が合戦で炸裂し、強者を強者らしく見せる腕前は、ほかの歴史ものとは次元が違います。敵も含めて全員に血潮が通っている熱さがあり、愛馬との絆まで丁寧に描かれています。

気になる点

巨大すぎる愛馬など荒唐無稽な誇張が多く、史実寄りの戦国ものを求めると拍子抜けします。後半は駆け足になり、密度が薄くなる時期が惜しいです。武将や女性の描き方には昭和の価値観がそのまま残っていて、読みながら苦笑いする場面もあります。

こんな人におすすめ

どこにも所属せず義と筋だけは絶対に曲げない自由奔放な生き方に、強くあこがれを抱く人

こんな人には不向き

史実に忠実な戦国ものを期待していて、巨大な愛馬など荒唐無稽な誇張描写に拍子抜けしてしまう人

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10

DRAGON BALL

完結

孫悟空の冒険と成長を描き世代を超えて愛され続ける漫画史上の不朽の名作

DRAGON BALL
作者
鳥山明
掲載誌
週刊少年ジャンプ
ジャンル
ファンタジー/バトル/アクション/冒険
完結
完結
評価
9.6/10

良い点

初期のギャグ冒険から後半の壮大な戦いへの移り変わりが自然で、どの時期にも読みどころがあります。敵が仲間へ変わっていく流れが感動的で、師弟の関係にはとくに胸を打たれました。悟飯の覚醒には何度読んでも鳥肌が立ち、見ているだけで楽しくなる技の演出も色あせません。

気になる点

後半になるほど強さのインフレが激しく、追いかけるのに疲れてしまいました。登場人物が増えて、誰が何をしているのか追いにくい場面もあります。勢いを優先したご都合主義の設定が気になり、魔人ブウ編は少し引き延ばされて見えました。

こんな人におすすめ

強敵との激闘でどんどん覚醒していく、少年バトル漫画の王道に胸を熱くしたい人

こんな人には不向き

戦いの規模が際限なく大きくなっていくインフレ展開を、過剰だと感じやすい人

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11

ろくでなしBLUES

完結

喧嘩に明け暮れる高校生が、拳とボクシングで生き方を見つける熱血ヤンキー青春譚

ろくでなしBLUES
作者
森田まさのり
掲載誌
週刊少年ジャンプ
ジャンル
ヤンキー/ボクシング/格闘/学園
完結
完結
評価
8.7/10

良い点

太尊は負けます。それでも話は終わらず、相手が認めた瞬間にどこかで決着がつきます。腕力ではなく折れたかどうかで決まる勝負の描き方に唸りました。四天王がそろう場面は燃えるなという方が無理で、もどかしい恋の描き方もずるいくらいです。

気になる点

ヒロインが優柔不断で、恋の進みかたの遅さにはやきもきさせられます。他校との抗争が同じ形に見えてくる中だるみの時期もありました。終盤の因縁話にはじめっとした後味が残り、ボクシングへの路線変更にも戸惑いました。

こんな人におすすめ

殴り合いの派手さより、負けた側が相手を認めるような折れない男気にこそ胸が熱くなる人

こんな人には不向き

暴力や未成年の喫煙も当たり前のように描かれるため、昔ながらの不良ものの空気が苦手な人

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12

BASARA

完結

文明が滅びた日本で、兄の名を継いだ少女が仇と知らぬまま恋に落ちる革命譚。

BASARA
作者
田村由美
掲載誌
別冊少女コミック
ジャンル
少女漫画/ファンタジー漫画/架空戦記/恋愛漫画
完結
完結
評価
9/10

良い点

少年漫画のように熱い戦記と、少女漫画の切ない恋が真正面からぶつかります。家族の仇と知らないまま惹かれ合う二人の運命が切なく、物語の運び方に脱帽しました。敵も味方も一人ひとりに生き様があり、単なる悪人がいないところにも引き込まれます。

気になる点

主要な人物が容赦なく退場するので、推しが死ぬたびのダメージは覚悟がいります。拷問や奴隷といった重い描写も多めです。初期の絵柄にはクセがあり、すれ違いの続く中盤はしんどかったです。

こんな人におすすめ

少年漫画のように熱い戦いと、胸が締めつけられる恋が同時に走る長い物語を、腰を据えて読みたい人

こんな人には不向き

好きになった人物が次々と退場する話は気持ちが持たず、登場人物の死が続く展開を避けたい人

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13

SLAM DUNK

完結

不良少年・桜木花道がバスケに情熱を注ぎ、仲間と共に頂点を目指す熱血青春の金字塔!

SLAM DUNK
作者
井上雄彦
掲載誌
週刊少年ジャンプ
ジャンル
少年マンガ/バスケットボール/スポーツ/青春/学園
完結
完結
評価
9.8/10

良い点

初心者だった花道が地道な練習を重ね、本物へ変わっていく過程が熱いです。山王戦の躍動感には鳥肌が立ち、台詞のない無音の描写だけで鼓動まで伝わってきました。挫折を味わった男がコートへ戻る場面では何度でも泣かされ、脇役一人ひとりに宿る魂にも心を掴まれます。

気になる点

序盤は喧嘩と乱暴なギャグが多く、試合が始まるまでの長さが気になりました。インターハイ編の幕引きが鮮やかすぎて、その後を見たかった寂しさも残ります。ライバル校の描き足りなさは物足りず、女性の描かれ方にも時代を感じてしまいます。

こんな人におすすめ

ど素人が地道な練習を積んで成長していく、熱いスポーツものが好きな人

こんな人には不向き

序盤のヤンキーっぽい喧嘩やギャグのノリが、どうも肌に合わない人

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14

幽遊白書

完結

人情話から命懸けのバトルへ、姿を変えていく冨樫義博の王道少年漫画!

幽遊白書
作者
冨樫義博
掲載誌
週刊少年ジャンプ
ジャンル
ファンタジー/バトル/アクション
完結
完結
評価
9.3/10

良い点

全19巻という短さに中身がぎっしり詰まっていて驚きました。一話完結の人情話から始まり、中盤で巧みなバトルへ化けていく緩急にぐいぐい引き込まれます。かっこよさと可愛げが同居したキャラと尖った言葉まわしは、今でもそらで言えるくらい残っています。

気になる点

魔界のトーナメントは経過がまるごと省かれ、急ぎ足の幕引きに拍子抜けしました。後半は作画がどんどん荒れていき、最終巻の作りにも苦笑いします。命の扱いが軽い場面や、最初と最後で違いすぎる作風に置いていかれる人もいそうです。

こんな人におすすめ

ゆるい人情話から命懸けのバトルへ、物語ががらりと化けていく緩急を一気に味わいたい人

こんな人には不向き

大きな戦いの決着から最後の結末まで、きれいに畳まれた終わり方を破綻なく見届けたい人

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15

うしおととら

完結

妖怪バディが日本の命運を懸けて挑む、伏線が一点に結ぶ王道熱血譚!

うしおととら
作者
藤田和日郎
掲載誌
週刊少年サンデー
ジャンル
少年漫画/伝奇アクション/ダークファンタジー
完結
完結
評価
9.3/10

良い点

ばらばらに見えた話が最終決戦で一点につながっていく作りに、心をえぐられました。旅で積み上げた想いが今度は主人公を助ける番になる展開では、こみ上げるものを抑えきれません。人も妖も手を取る大同盟の熱さは、王道をここまでやりきるかと感嘆するほどでした。

気になる点

線が多くクセの強い絵柄で、戦闘がごちゃついて目で追いづらい場面があります。序盤の一話完結が本筋と離れたまま続き、中だるみを感じました。登場人物が多くて整理も大変なうえ、恋愛が前に出る回の浮き方が気になります。

こんな人におすすめ

長い旅で積み重ねた話が終盤で一気に一点へ収束するカタルシスをたっぷり味わいたい人

こんな人には不向き

線の多い荒々しくクセの強い絵柄が苦手で、すっきり整った現代風の作画でないと読みづらい人

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16

今日から俺は!!

完結

転校を機にツッパリデビューした二人が、笑いと喧嘩と友情で高校生活を駆け抜ける青春ギャグ!

今日から俺は!!
作者
西森博之
掲載誌
週刊少年サンデー
ジャンル
少年漫画/青春・学園/ヤンキー・不良/ギャグ・コメディ
完結
完結
評価
8.8/10

良い点

勝つためなら手段を選ばない主人公に笑いっぱなしで、卑怯さが正義に見える不思議さがあります。喧嘩も全部ギャグへ転がっていくので、不良ものが苦手でも読めました。終盤は相棒同士の結びつきに泣かされ、笑いの奥にある熱さがじわりと効いてきます。

気になる点

死語だらけのやりとりに置いていかれる人はいると思います。作者の初期作なので線がカクカクしていて、絵の古さでつまずくかもしれません。似た筋の回が続く時期もあり、序盤の主人公は幼稚で好きになるまでの助走が長めでした。

こんな人におすすめ

不良ものは避けてきたけれど、喧嘩よりギャグが主役の学園漫画なら手に取ってみたい人

こんな人には不向き

昭和の空気が濃い言葉づかいやテンションに、どうしても置いていかれてしまうと感じる人

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17

寄生獣

完結

人間を捕食するパラサイトと、右手に宿ったミギー。生命の本質を問う、SF漫画の金字塔!

寄生獣
作者
岩明均
掲載誌
月刊アフタヌーン
ジャンル
ホラー/SF/アクション
完結
完結
評価
9.8/10

良い点

新一とミギーの関係が変わっていく過程に、すっかり持っていかれました。停滞のない疾走感で、全10巻を一気に読み切れます。生命の尊さも人間のもろさも残酷に、それでいて美しく描かれ、読み終えると世界の見え方が変わる手ごたえが残りました。

気になる点

捕食や変形の描写がかなりグロテスクで、目を背けたくなる場面がありました。問いかけの重さもあって、一度読んだだけでは飲み込みきれません。序盤の画風は古風に映りますし、主人公が孤独に闘いすぎる姿には読んでいて胸が締めつけられます。

こんな人におすすめ

右手に宿った寄生生物と人間が共生しながら、生命の本質や人間とは何かを問い続けるSF漫画の傑作に向き合える人

こんな人には不向き

人体を捕食する存在が登場する、生々しいグロテスクで残虐な描写が苦手な人

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18

ぼくの地球を守って

完結

前世の記憶で結ばれた高校生たちが、愛憎と孤独の果てに自分の未来を選び取るSF巨編

ぼくの地球を守って
作者
日渡早紀
掲載誌
花とゆめ
ジャンル
ファンタジー・輪廻転生/少女漫画/恋愛・ヒューマンドラマ/SF
完結
完結
評価
9/10

良い点

学園の日常と、月から地球を見ていた壮大な過去を切れ目なく行き来します。ばらけて見えた伏線が後半でどっと回収されていく組み立ての巧さに驚かされました。前世の記憶と今の自分とのずれに苦しむ姿が生々しく、切ない愛のかたちに涙が止まりません。

気になる点

前世の人間関係がドロドロしていて、すれ違いと追い詰め合いが延々と続きます。全員に現代と前世の名前があるため、誰が誰の生まれ変わりか分からなくなり、何度もページを戻しました。昭和後半の絵柄やギャグのノリで、本筋に入る前につまずくかもしれません。

こんな人におすすめ

前世の記憶をめぐる謎と、張りめぐらされた伏線が後半で回収される流れにぞくぞくしたい人

こんな人には不向き

明るく爽やかな展開を求めていて、心をすり減らす追い詰め合いが長く続くと読むのがつらくなる人

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目的別のおすすめ

よくある質問

紹介されている18作品は、すべて完結していますか?

はい、ここに並べた18本はどれも完結済みです。全10巻から40巻を超えるものまで幅はありますが、続きを待つ必要はありません。読み始めた作品を最後まで見届けられます。

当時読んでいなくても楽しめますか?

楽しめます。どれも前提知識なしで入っていける作品ばかりです。むしろ当時の空気を知らないほうが、ネオンの街並みや公衆電話でのやりとりが新鮮に映ります。

巻数が多くて手が出しにくいのですが、どこから読めばいいですか?

20巻前後で畳まれている作品から始めるのがおすすめです。全19巻の幽遊白書や全10巻の寄生獣なら、週末の二日でも読み切れます。そこで勢いがついてから長編へ移ると失速しません。

電子書籍でも読めますか?

ほとんどの作品が電子で配信されています。紙では手に入りにくい作品も、完全版や文庫版として買い直せる場合が多いです。かさばらないので、まとめ買いにも向いています。

子どもや孫と一緒に読める作品はありますか?

キャプテン翼やSLAM DUNKは世代を越えて読み継がれてきた作品です。ただし不良ものには喫煙や危険運転の描写があるので、渡す相手は選んだほうが安心できます。

まとめ

ここに並んだ18本に共通しているのは、作り手が読者の顔色をうかがわずに描き切ったという一点です。荒っぽさも古さもそのまま残っていますが、そのぶん熱が薄まっていません。

十代の頃は勢いだけで読み飛ばしていた場面が、五十代の今なら別の意味を持って立ち上がってきます。全巻そろっているのですから、あとは一冊目を開くだけです。

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