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最終更新日:

ぼくの地球を守って の感想と評価(良いところ、悪いところ)

ぼくの地球を守って

ぼくの地球を守って

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著者: 日渡早紀

連載: 花とゆめ

ジャンル: ファンタジー・輪廻転生少女漫画恋愛・ヒューマンドラマSF

評価: 9/10

あらすじ

植物の声が聞こえる内気な女子高生が、隣に住む生意気な小学生をベランダから落としてしまう。軽いけがで済んだはずのその子は、事故をきっかけに前世の記憶と強い力に目覚め、突然プロポーズをしてくる。同じころ、同級生たちも月から地球を見つめる七人の研究者の夢を見ていたと知る。前世の悲しみと愛憎が、いまの友情や恋にじわりと影を落としていく。現代の学園生活と壮大な過去が重なり、誰が誰を想い、誰を憎んだのかが少しずつほどけていく。ばらばらに見えた謎が終盤でひとつにつながり、遠い過去の痛みが胸に流れこんでくる。重い過去を抱えたまま、それでも前へ踏み出そうとする若者たちの輪廻転生サスペンス!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 前世の記憶をめぐる謎と、張りめぐらされた伏線が後半で回収される流れにぞくぞくしたい人
  • 学園の日常と壮大なSF設定が行き来する、少女漫画の枠をはみ出した物語をじっくり読みたい人
  • 恋愛だけで終わらず、孤独や救いといった重たいテーマにまで踏み込む作品をじっくり味わいたい人

向いていない人

  • 明るく爽やかな展開を求めていて、心をすり減らす追い詰め合いが長く続くと読むのがつらくなる人
  • 昭和後半の絵柄やギャグのノリになじめず、序盤のとっつきにくさを乗り越えてまでは読み進めたくない人
  • 登場人物がとても多く、一人に現代と前世の名前が二つある関係を頭に入れながら読むのが苦手な人

良い感想・レビュー

  • 何年かおきに押し入れから引っ張り出して読み返してしまう。毎回おなじ場面で泣くのに、それでもまた開いてしまう。過去世の話はずしりと重いのに、終わり方だけはちゃんと明るいのがうれしい。
  • 十年以上ぶりに読み返して、構成の組み立て方に唸った。アニメでハマった当時は気づかなかった伏線が後半でどっと回収されていく。時代が変わっても面白いものは面白いのだと、しみじみ思う。
  • 学園ものの日常と、月から地球を見ていた壮大な過去が切れ目なく行き来します。前世の悲劇が今の友情や恋に影を落としていくサスペンスの組み立てに、最後まで目が離せませんでした。
  • 転生した七人だけでなく、周りの人まで巻き込んで話が広がっていく。前世の記憶と今の自分とのずれに苦しむ高校生の姿がやけに生々しくて、読み返すたび新しい発見がある。
  • 恋愛だけで終わらないところが好きだ。命の重さ、孤独、そして救い。そういうものが物語の奥にしっかり敷かれていて、切なすぎる愛のかたちに涙が止まらなくなった。

悪い感想・レビュー

  • 前世の人間関係がとにかくドロドロしていて、読みながら胃がきりきり痛くなった。すれ違いと追い詰め合いが延々と続くので、明るい話を期待して開くと気持ちが沈む。
  • 子どもの頃は夢中で読んだのに、大人になって読み返すと登場人物の身勝手なふるまいが引っかかってしまう。日本の少女漫画屈指の問題作と呼ばれるのも納得だ。
  • 登場人物が多いうえに、全員に現代の名前と前世の名前がある。途中で誰が誰の生まれ変わりだったか分からなくなる。頭がこんがらがって、何度もページを戻すことになる。
  • 昭和後半の作品なので、序盤のギャグのノリや絵柄にはどうしても時代を感じます。今のすっきりした絵に慣れていると、本筋に入る前でつまずくかもしれません。手に取って絵で断念した記憶があります。
  • 前世の回想がかなり長い。学園ものとしての現代パートを楽しみにしていた自分には、話が前に進んでいない感じがしてじれったかった。あと泣き叫ぶ場面が多くて少し疲れた。

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