レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
ああっ女神さまっ の感想と評価(良いところ、悪いところ)
ああっ女神さまっ
著者: 藤島康介
連載: 月刊アフタヌーン
評価: 7.8/10
あらすじ
大学生の森里螢一がかけた一本の間違い電話。つながった先は女神たちの事務所で、現れた女神ベルダンディーは願いを一つ叶えると言う。とっさに出た言葉は「君のような女神にずっとそばにいてほしい」。その願いがそのまま受け入れられ、女神との同居が始まる。やがて姉と妹の女神も加わり、寺での暮らしはいつもにぎやかだ。魔法はプログラムのように組まれ、人の願いを叶えるにも免許がいる。そんな凝った仕掛けと、バイクや車を細かく描き込んだメカの絵が、日々の小さな事件を楽しく彩る。一途なのになかなか距離が縮まらない二人のじれったさもたまらない。四半世紀にわたって描かれた、女神とのひとつ屋根の下の物語!
読む前に確認したい相性
向いている人
- バイクや車、飛行機まで細かく描き込んだメカの絵を、ページの隅々までじっくり眺めるのが好きな人
- 女神や悪魔にも免許がいるような、魔法や願いごとに現実の仕組みを持ち込む設定を楽しめる人
- 一途でじれったい二人の恋を、ほぼ1話完結のにぎやかな日常の中でのんびり見守りたい人
向いていない人
- 男性の願望を形にしたような、都合よく尽くしてくれるヒロイン像に引っかかりを感じやすい人
- 途中で絵柄が大きく変わる長期連載だと、読み進めるうちに絵柄の変化が気になってしまう人
- 伏線がきれいに回収される短めの物語を求めていて、全48巻もの連載を追うのは負担に感じる人
良い感想・レビュー
- 魔法がPCのプログラム言語みたいだったり、女神や悪魔にも免許制度があって願いを叶えるには二種免許が要ったりと、魔法や願いごとに現実の仕組みを持ち込む発想がおもしろい。
- バイクも車も飛行機も、実際に作れそうなほど細かく描き込まれている。読むだけで乗り物に惹かれてしまうメカ描写に影響を受け、大型バイクに憧れたし、作中の飛行機のプラモまで取り寄せて組んだ。
- 最初の頃の絵柄は今とまるで違ってびっくりしますが、読み進めるうちに気にならなくなります。巻を追うごとに絵柄が洗練されていき、本気を出した女神さまの姿は神々しいほどです。
- 女神さまの純粋さと、男の子の純粋さに癒やされる。一途なのになかなか先へ進まない二人のじれったさも含めて、ほんわかしたい時の心の栄養剤みたいな作品だ。
- ちょっと長い話ですが、おおむね1話完結なので、先が読めてもつい読み進めてしまいます。最後は読後感スッキリの爽快な終わり方で、ゆっくり時間をかけて付き合いたい長編でした。
悪い感想・レビュー
- とにかく連載が長い。中盤の絵もキャラも充実していた頃に終わっていればと思うほどで、全部読み通すにはかなりの根気がいる。途中で一度挫折し、最後をまだ読めていない。
- 後半は話の向かう先が中盤までとずれてしまった印象です。最終回も個人的には肩透かしで、盛り上がりきらないまま終わった感覚が残りました。あれがベストだったのかもしれませんが。
- ある日突然現れた女神が対価もなく尽くしてくれる、男の子の願望をそのまま形にした設定。電話一本で契約成立という仕組みはどう考えてもおかしいし、男の夢ってこんなに非現実的なのかと首をかしげた。
- 女目線だと、理想的すぎるヒロインの性格は人間味がなく、冷たくさえ感じました。話がテンポよく進んでおもしろいのですが、少年にとって都合のいい理想の女性像として描かれている点は気になります。
- 絵柄が途中からかなり変わってしまい、違和感がありました。連載が長いぶん、あちこちに張られた伏線が回収されないまま消えていくところもあり、コマ割りも特殊で若干読みにくいです。









