レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
虹色デイズ の感想と評価(良いところ、悪いところ)
虹色デイズ
著者: 水野美波
連載: 別冊マーガレット
評価: 7.8/10
あらすじ
クリスマスイブ、彼女にふられて街なかで泣いていた羽柴夏樹は、サンタ姿でティッシュを配る女の子・小早川杏奈と出会い、思わず用意していたマフラーを手渡してしまう。年が明け、彼女が同じ学年の別クラスだと知ったところから、妄想好きの夏樹の片想いが走り出す。チャラいけれど妹思いの智也、笑顔の裏がドSな恵一、マイペースなオタクの剛。いつもつるんでいる男子4人が、杏奈の親友で男嫌いのまりに邪魔されながらも、それぞれの恋に振り回されていく。男子の目線で描かれる、まっすぐでばかばかしい毎日。行事を重ねて仲間が増え、やがて卒業の足音が聞こえてくる。笑って、ときに胸がしめつけられる、4人の高校3年間の青春群像劇!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 少女漫画の恋だけでなく、男子高校生たちのばかばかしい日常と友情も一緒に味わいたい人
- ほんわか平和な空気の中で、誰も不幸にならない安心感のある爽やかな学園ものを読みたい人
- 高校3年間を卒業まで見届けて、仲間と過ごす時間がかけがえのないものだと気づく切なさに浸りたい人
向いていない人
- 学園ものにしては現実離れしたギャグが苦手で、恋が始まるきっかけにも自然さを求めたい人
- キュンとする恋の展開をテンポよく味わいたくて、友情パートが長く続くともどかしくなる人
- 登場人物が多い群像劇だと顔と名前が一致しにくく、少人数に絞った物語のほうが入りやすい人
良い感想・レビュー
- 4人それぞれの友情や恋が急がずじっくり描かれていて、自分も同じ空間に入り込んだような気分になれる。3年生になり、この時間がずっとは続かないと気づいてもがく姿には涙が出た。
- 主役2人の恋が実ったのはもちろん、脇のカップルたちもそれぞれ順調に仲を深めていくのがうれしいです。素っ気ない彼氏を「素直じゃないなぁ」と言いつつ受け入れる彼女が、とにかくいい子なんです。
- 最初は男子4人だった輪に女子3人が加わり、虹の7人になる流れがいい。性格はばらばらで適度にぶつかるのに、根っこに信頼があるから仲間でいられる関係が素敵で、高校時代に戻りたくなる。
- 4人それぞれに個性があって、みんなピュア。恋もすぐ体の関係には進まず、ドキドキから始まって少しずつ育てていく過程が描かれるので気持ちがいい。3人では成り立たない、4人組ならではの話だと思う。
- 誰も不幸にならない感じがあって、安心して読んでいられます。本物の男子高校生はこうじゃないだろうなと思いつつ、女性目線で「こうあってほしい」高校生活が爽やかに描かれていて、とても好きです。
悪い感想・レビュー
- 男子の1人がムチを持ち出すなど、学園ものにしては笑いを取りにいくギャグが現実離れしているのがきつかった。男嫌いの女の子が近づく男子にツバを吐き、吐かれた側が好きになる流れにも無理があると思う。
- 主人公のひどい失恋で始まるのに、仲間と過ごすうちにあっさり立ち直り、引きずる様子もありません。恋愛と友情のどちらが軸かもはっきりせず、爽やかすぎてキュンキュンが足りないのが物足りませんでした。
- 序盤は主人公の失恋、仲間も次々ふられて男の友情が深まり、そこから思い込みの激しい新しい恋が始まる。ただ話が長いわりに進展があまりないので、ひとまず途中まででいいかな、という気分になる。
- 絵もちょっと合わなかったけれど、何より男子同士のかわいらしい友情のノリにぞわぞわします。まるで女子のやりとりを見ているようで、ごめんなさいだけど、すごく苦手です。
- 登場人物が多すぎるうえに、キャラがあまり描き分けられていないので、正直だれがだれだかよく分からなかった。連載当初もそれが理由で読むのをやめたが、読み直した今回もやはり途中で投げてしまった。
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