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仲間との絆が激熱!一生モノの『友情』が描かれた長編漫画13選【10巻以上】

公開日:2026年07月26日更新日:2026年07月26日

一人では届かなかった場所に、仲間と一緒なら手が届く。友情を描いた漫画がいつまでも読み返されるのは、たぶんその一点に尽きます。ぶつかって、腹を立てて、それでも背中を預ける。そういう関係が積み上がっていく過程は、短い巻数ではなかなか描き切れません。

だからこの特集では、10巻以上の長編にしぼりました。何十巻もかけて一緒に負けて、立ち直ってきた相手だからこそ、ここぞの場面で交わす一言が効いてきます。並べた13作品は、読み終えたあとにしばらく余韻が抜けないくらいの熱量を持っています。

時間がない人向け結論:おすすめTOP3

  1. 1位:SLAM DUNK
  2. 2位:NARUTO
  3. 3位:DRAGON BALL
目次

選び方のポイント

  1. 1. 汗と涙のスポーツもので選ぶ

    チームで勝ちを取りにいく熱さを味わいたいなら、部活ものが手堅いです。バスケならSLAM DUNKと黒子のバスケ、バレーならハイキュー!!、野球ならダイヤのA、サッカーならアオアシ、アメフトならアイシールド21。どれも競技を知らない読者に向けて作られているので、ルールの心配はいりません。気になる競技から入って大丈夫です。

  2. 2. 戦いの中で結ばれる絆で選ぶ

    命を預け合う関係にぐっと来るなら、少年バトルの王道へ。NARUTO、DRAGON BALL、BLEACHは長い時間をかけて敵が仲間へ変わっていく流れが濃いです。幽遊白書は全19巻でだれることなく走り切れますし、うしおととらは長い旅で散らばった話が終盤で一点に結びます。呪術廻戦だけは絆の裏に痛みが同居するので、覚悟して読むタイプです。

  3. 3. 読み味の重さで選ぶ

    明るく前を向く話が読みたいなら、王道の成長ものが安心です。逆に、失うものの大きさまで込みで浸りたいなら、呪術廻戦や東京卍リベンジャーズのように痛みを避けない作品が刺さります。落ち込んだ日に読むか、勢いをつけたい日に読むか。私はここを先に決めてから選ぶようにしています。

13作品の比較表

順位作品名ジャンル完結評価
1SLAM DUNKSLAM DUNK少年マンガ/バスケットボール/スポーツ/青春/学園完結9.8/10
2NARUTONARUTO少年漫画/バトル/アクション完結8.8/10
3DRAGON BALLDRAGON BALLファンタジー/バトル/アクション/冒険完結9.6/10
4幽遊白書幽遊白書ファンタジー/バトル/アクション完結9.3/10
5BLEACHBLEACHファンタジー/バトル/アクション/和風完結9.1/10
6呪術廻戦呪術廻戦少年マンガ/バトル/アクション/ダークファンタジー完結9/10
7東京卍リベンジャーズ東京卍リベンジャーズヤンキー/アクション/サスペンス完結9.2/10
8黒子のバスケ黒子のバスケ少年マンガ/バスケットボール/スポーツ/熱血/学園完結8.8/10
9ダイヤのAダイヤのA少年マンガ/野球/スポーツ/青春/学園完結9/10
10アオアシアオアシスポーツ漫画/青春漫画/サッカー漫画/育成漫画完結9.2/10
11ハイキュー!!ハイキュー!!バレーボール/スポーツ/青春完結9.6/10
12うしおととらうしおととら少年漫画/伝奇アクション/ダークファンタジー完結9.3/10
13アイシールド21アイシールド21スポーツ/青春/アクション完結8.5/10
1

SLAM DUNK

完結

不良少年・桜木花道がバスケに情熱を注ぎ、仲間と共に頂点を目指す熱血青春の金字塔!

SLAM DUNK
作者
井上雄彦
掲載誌
週刊少年ジャンプ
ジャンル
少年マンガ/バスケットボール/スポーツ/青春/学園
完結
完結
評価
9.8/10

良い点

まったくの素人だった花道が、地道な練習を重ねて本物のバスケットマンへ変わっていきます。ルールを知らない私でも熱量に押されて一気に読み切りました。セリフのない山王戦は鳥肌もので、挫折を味わった三井がコートへ戻る場面は何度読んでも泣きます。

気になる点

序盤は喧嘩や乱暴なギャグが多め。まっすぐなスポーツものを期待していると、入り込むまでに少し時間がかかります。試合の描写が細かいぶん一つの対戦に何巻もかかるので、連載で追っていたら焦れったかったと思います。

こんな人におすすめ

ど素人が地道な練習を積んで成長していく、熱いスポーツものが好きな人

こんな人には不向き

序盤のヤンキーっぽい喧嘩やギャグのノリが、どうも肌に合わない人

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2

NARUTO

完結

火影を目指すナルトの成長と忍世界の戦いを描いた、世界的人気を誇る王道少年漫画!

NARUTO
作者
岸本斉史
掲載誌
週刊少年ジャンプ
ジャンル
少年漫画/バトル/アクション
完結
完結
評価
8.8/10

良い点

里で嫌われ者だった落ちこぼれが、努力を重ねて頂点を目指す流れに胸が熱くなります。孤独を知っているからこそにじむナルトのやさしさに、当時の私は何度も励まされました。敵にまで深い背景が用意されているので、読むほど好きな人物が増えていきます。

気になる点

長く続いたぶん設定の矛盾も増えて、下忍時代のほうがよかったと感じてしまいます。落ちこぼれが這い上がる話かと思いきや、結局は血筋がよかったというオチで最初のテーマがぶれた気もしました。皆が強くなるにつれて術の設定も込み入っていき、分かりやすかった頃の楽しさが恋しくなります。

こんな人におすすめ

落ちこぼれだった主人公が努力で這い上がっていく、王道の成長物語に胸を熱くしたい人

こんな人には不向き

短くまとまった話を好み、巻数が多くじっくり続く長編にゆっくり付き合う時間がない人

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3

DRAGON BALL

完結

孫悟空の冒険と成長を描き世代を超えて愛され続ける漫画史上の不朽の名作

DRAGON BALL
作者
鳥山明
掲載誌
週刊少年ジャンプ
ジャンル
ファンタジー/バトル/アクション/冒険
完結
完結
評価
9.6/10

良い点

初期のギャグと冒険から壮大な戦いへ移る流れが自然で、どの時代にも読みどころがあります。敵だった相手が仲間へ変わっていく過程が効いていて、ピッコロとの師弟関係には特に胸を打たれました。退屈なページが一枚もないまま、大人になって読み返してもまた別の感動がやってきます。

気になる点

後半へ進むほど強さのインフレが加速して、どれだけ強くなっても敵がさらに上を行く展開には少し疲れました。人数が増えて誰が何をしているのか追いにくくなり、悟空が戦いを他へ任せる場面も増えていきます。魔人ブウ編は引き延ばしを感じてしまい、前半の密度と比べると失速を感じました。

こんな人におすすめ

強敵との激闘でどんどん覚醒していく、少年バトル漫画の王道に胸を熱くしたい人

こんな人には不向き

戦いの規模が際限なく大きくなっていくインフレ展開を、過剰だと感じやすい人

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4

幽遊白書

完結

人情話から命懸けのバトルへ、姿を変えていく冨樫義博の王道少年漫画!

幽遊白書
作者
冨樫義博
掲載誌
週刊少年ジャンプ
ジャンル
ファンタジー/バトル/アクション
完結
完結
評価
9.3/10

良い点

全19巻という短さなのに、中身がぎっしり詰まっていて驚きました。最初は幽霊がらみの1話完結の人情話で、それが中盤から命懸けの戦いへ化けていく緩急の付け方にしびれます。飛影も桑原も蔵馬も、かっこよさと可愛げが同居した言葉まわしで惚れ直しました。

気になる点

魔界のトーナメントは戦いが始まった途端に経過が省かれ、急ぎ足の幕引きに拍子抜けしました。後半へ向かうほど絵が粗くなり、最終巻はほとんどイラスト集で思わず苦笑い。重いテーマを扱った仙水編も、もう一歩踏み込めたはずだと思ってしまいます。

こんな人におすすめ

ゆるい人情話から命懸けのバトルへ、物語ががらりと化けていく緩急を一気に味わいたい人

こんな人には不向き

大きな戦いの決着から最後の結末まで、きれいに畳まれた終わり方を破綻なく見届けたい人

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5

BLEACH

完結

死神代行となった高校生・黒崎一護が、壮大な陰謀に巻き込まれながら世界を守るバトルアクションの金字塔!

BLEACH
作者
久保帯人
掲載誌
週刊少年ジャンプ
ジャンル
ファンタジー/バトル/アクション/和風
完結
完結
評価
9.1/10

良い点

敵が強くなるほど一護の成長と仲間を想う気持ちがふくらんでいくところに、すっかりのめり込みました。人数が多いのに性格も設定も細かく描かれていて、名前と顔がすんなり頭に入ります。構図の取り方と演出のセンスが効いていて、疾走感のまま一気に読めます。

気になる点

戦いの決着が本人の力量よりも、隠し持っていた必殺技の後出しで決まってしまうのが惜しいところ。ピンチのたびに仲間が助けに来るぶん、主人公が自力で乗り越える場面は少なめです。巻が進むと人数も能力も増えて背景がこんがらがり、広げた風呂敷を畳みきれなかった感じがしました。

こんな人におすすめ

仲間を守るために成長する主人公と構図センスの高い演出のバトルが好きな人

こんな人には不向き

隠し持った必殺技で突然勝負が決まる展開に納得しにくいと感じる人

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6

呪術廻戦

完結

呪いの王をその身に宿した少年が、呪術師として過酷な戦いに身を投じるダークファンタジー。

呪術廻戦
作者
芥見下々
掲載誌
週刊少年ジャンプ
ジャンル
少年マンガ/バトル/アクション/ダークファンタジー
完結
完結
評価
9/10

良い点

呪いをテーマにした世界観と、描き込まれた戦いの絵にすっかり心を掴まれました。単なる勧善懲悪ではなく、命の重さや人のエゴを問い直してくる話で、敵側にもそれぞれの信念があります。切なさと狂気が入り混じった空気の中で仲間を想う場面が来ると、何度でも胸が熱くなります。

気になる点

後半は術式の説明が込み入ってきて、独自のルールについていくのに苦労しました。好きなキャラが容赦なく退場していくので気持ちがかなり削られますし、救いのない時期は続きを追うのがしんどいです。描き込みの激しい戦闘では画面がごちゃついて、何が起きているのか分かりにくい瞬間もありました。

こんな人におすすめ

呪いの力を宿した少年が過酷な呪術師の世界に身を投じる、圧倒的な作画のダークファンタジーに引き込まれたい人

こんな人には不向き

好きなキャラクターが容赦なく死んでいく展開に、精神的なダメージを受けやすい人

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7

東京卍リベンジャーズ

完結

恋人を死なせないため、ダメ男・タケミチが12年前にタイムリープ!暴走族『東京卍會』での成り上がりと運命へのリベンジを描く、激動のサスペンス・アクション。

東京卍リベンジャーズ
作者
和久井健
掲載誌
週刊少年マガジン
ジャンル
ヤンキー/アクション/サスペンス
完結
完結
評価
9.2/10

良い点

不良ものにタイムリープを掛け合わせた設定が新しく、次はどうなるのかとハラハラしながら読めました。喧嘩は弱いのに根性だけで強敵へ向かっていく主人公が格好よく、情けない姿を見せながら必死になるところを応援したくなります。マイキーやドラケンにもそれぞれの信念があって、どの陣営にも肩入れしてしまいました。

気になる点

終盤は展開が急ぎ足になり、一部の人物が迷走して見える場面がありました。物語の規模がふくらむにつれて、恋人を救うという最初の目的の純粋さが薄れていったのも寂しいところ。時間移動の条件や理屈にも曖昧さが残り、緻密なSFを期待すると肩透かしを食らいます。

こんな人におすすめ

不良ものに時間移動を掛け合わせた斬新な設定で、絶望からの逆転劇に最後までハラハラしたい人

こんな人には不向き

終盤に向けて膨らむ規模や設定のインフレが気になり、最初の目的にしぼった純粋な物語を望む人

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8

黒子のバスケ

完結

影の薄さを武器にする黒子と超天才・火神が全国制覇を目指す熱血バスケ漫画!

黒子のバスケ
作者
藤巻忠俊
掲載誌
週刊少年ジャンプ
ジャンル
少年マンガ/バスケットボール/スポーツ/熱血/学園
完結
完結
評価
8.8/10

良い点

存在感の薄さを武器にする」という逆転発想のキャラクターに、読み進めるほど引き込まれました。試合終了までどちらが勝つか分からない緊張感があって、生の試合を見ているようにドキドキします。チーム全体で勝利をつかむ喜びがじわじわ効いてきて、最終巻を読み終えたときには涙が出ました。

気になる点

対戦が進むほど技の現実離れが加速して、後半はただのインフレに見えてきます。リアルなバスケの戦術や泥臭さを期待していると、バスケを題材にしたバトルものとして割り切らないかぎり違和感が出ます。絵柄が合わないと序盤で乗り切れないので、試し読みで確かめてから手に取るのが安全です。

こんな人におすすめ

チームで困難に立ち向かう熱い試合展開と、いつ逆転があるか分からない緊張感をバスケで楽しみたい人

こんな人には不向き

現実のバスケに近い戦術や泥臭さを重視してスポーツ漫画を選ぶ人

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9

ダイヤのA

完結

名門校でエースを目指す沢村栄純の、努力と成長を描く王道野球漫画の最高峰!

ダイヤのA
作者
寺嶋裕二
掲載誌
週刊少年マガジン
ジャンル
少年マンガ/野球/スポーツ/青春/学園
完結
完結
評価
9/10

良い点

特殊能力も魔球もなく、練習だけで伸びていく泥臭さが清々しいです。イップスでもがいて折れて、また立ち上がるまでが長いぶん、エースナンバーを勝ち取る瞬間の重みが違います。試合に出られなかった三年生の悔しさまで描かれていて、敵チームまで応援したくなるのがこの作品の強さだと思います。

気になる点

一球ごとに心理描写が入るぶん試合の進みがとにかく遅く、単行本でまとめ読みしないと流れが見えにくいです。主人公が不遇な時期も長く、ライバルばかり注目される展開にはストレスがたまりました。人数が多くて名前を追うのも大変で、寮生活の場面が中だるみに感じることもあります。

こんな人におすすめ

補欠争いや投手同士のプライドまで丁寧に描く、リアルな高校野球の圧倒的な熱さに痺れたい人

こんな人には不向き

ひとつの試合に何巻もかけてじっくり描く、進行の遅さに焦れったさを感じてしまいやすい人

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10

アオアシ

完結

弱小部のエースが名門ユースで、考えるサッカーを武器に世界を目指す青春物語!

アオアシ
作者
上野直彦/小林有吾
掲載誌
週刊ビッグコミックスピリッツ
ジャンル
スポーツ漫画/青春漫画/サッカー漫画/育成漫画
完結
完結
評価
9.2/10

良い点

サッカーをここまで頭を使う競技として描いた作品を、私は他に知りません。観察して判断して動くという思考の言語化が丁寧で、読みながら自分の仕事の進め方まで見直したくなりました。ルールを知らなくても難しい戦術が噛み砕かれていて、しんどい展開のあとに来る爽快感が気持ちいいです。

気になる点

試合中に長々と考えたり話し込んだりする場面が多く、テンポの重さが気になりました。人もチームも多いうえに戦術用語が続くので、気楽に読みたい日には頭が疲れます。序盤は人間関係がかなり刺々しく、そこを越えるまでは少ししんどいです。

こんな人におすすめ

サッカーを頭を使う知的な競技として、選手の思考プロセスまでじっくり深く味わいたい人

こんな人には不向き

派手な必殺技や勢いで一気に読ませる、頭を使わず楽しめるスポーツ漫画を求めている人

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11

ハイキュー!!

完結

小柄な少年・日向が、かつての宿敵・影山と共に頂を目指す!バレーボールに青春を捧げた少年たちの熱き成長と繋ぐ物語!

ハイキュー!!
作者
古舘春一
掲載誌
週刊少年ジャンプ
ジャンル
バレーボール/スポーツ/青春
完結
完結
評価
9.6/10

良い点

バレーを知らなくても、ボールを落とさないという一点に懸ける熱さに、汗をかきながら応援してしまいます。負けたチームにも光を当てる人間ドラマが丁寧で、三年生の涙や才能に絶望しながら前を向く姿に何度も泣きました。日向と影山の、相棒という言葉では足りない信頼関係にもやられます。

気になる点

名場面の密度が高すぎて、読み進めるのに気力をかなり使います。ライバル校まで人数が多いので、名前と顔が一致するまでの導入期には集中力が要りました。試合中の戦術解説が専門的になる場面もあり、動きだけを追いたいときには情報が多めです。

こんな人におすすめ

スポーツの知識がなくても、コートの中の熱と鼓動が全身に伝わってくるような躍動感に浸りたい人

こんな人には不向き

名場面の密度が高すぎて、読むのに莫大なエネルギーを消費することを負担に感じてしまう人

ハイキュー!!の詳細レビューを見る →
12

うしおととら

完結

妖怪バディが日本の命運を懸けて挑む、伏線が一点に結ぶ王道熱血譚!

うしおととら
作者
藤田和日郎
掲載誌
週刊少年サンデー
ジャンル
少年漫画/伝奇アクション/ダークファンタジー
完結
完結
評価
9.3/10

良い点

バトルの決めゴマもいいのですが、私がやられたのは人物の心情がにじむ場面でした。旅先で積み上げてきた縁が、終盤で主人公を助ける側へ回っていく流れにこみ上げるものがあります。ばらばらに見えた話が最終決戦で一点へつながっていく作りに、心をえぐられながら夢中で読みました。

気になる点

絵のクセが強くて読み始めのハードルが高く、書き込みが濃いぶん戦闘が目で追いづらい場面もありました。序盤の一話完結が本筋と絡まないまま続くので、そこで中だるみを感じる人もいそうです。恋愛が前に出る回は本筋の重さと温度が噛み合わず、少し浮いて見えました。

こんな人におすすめ

長い旅で積み重ねた話が終盤で一気に一点へ収束するカタルシスをたっぷり味わいたい人

こんな人には不向き

線の多い荒々しくクセの強い絵柄が苦手で、すっきり整った現代風の作画でないと読みづらい人

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13

アイシールド21

完結

逃げ足が才能に変わる——弱小チームの知恵と熱さが光る少年アメフト漫画!

アイシールド21
作者
稲垣理一郎/村田雄介
掲載誌
週刊少年ジャンプ
ジャンル
スポーツ/青春/アクション
完結
完結
評価
8.5/10

良い点

パシられて鍛えた逃げ足が、そのまま才能に変わるという設定だけで持っていかれました。才能と努力の宿命を正面から描いていて、天才ではないチームが知恵とチームワークで挑む熱さがたまりません。アメフトを知らなくても自然とルールが頭に入り、敵チームにもそれぞれの人生があって何度も泣きました。

気になる点

アメフトの専門用語が多く、馴染みのない競技だったせいか序盤は解説が入っても難しく感じました。勢いがあっただけに駆け足で終わってしまった幕切れが心残りで、もっと続きを見たかったです。前半の熱量が後半で少し変わった気がして、そこで手が止まる読者もいると思います。

こんな人におすすめ

気弱でパシられていた主人公が、努力と仲間との絆で強敵に挑んでいく逆転劇に胸を熱くしたい人

こんな人には不向き

競技の専門用語がやや多い序盤を、慣れるまでじっくり腰を据えて読み進めるのが苦手な人

アイシールド21の詳細レビューを見る →

目的別のおすすめ

よくある質問

友情がテーマの漫画で、まず一作だけ読むなら何がいいですか?

迷ったらSLAM DUNKです。バスケのルールを知らなくても熱量だけで最後まで走れますし、主役の周りにいる一人ひとりの生きざままで描き込まれています。読み終えたあとの喪失感まで含めて味わえる一本です。

バトルものとスポーツもの、どちらが友情を強く感じられますか?

描かれ方が違うだけで、どちらも濃いです。スポーツものは同じ練習を積み重ねた時間が絆の土台になり、バトルものは背中を預けて命を懸ける場面が絆を試します。汗の匂いが好きなら部活もの、因縁や再会の重さに弱いならバトルものを選ぶといいと思います。

10巻以上の長編は途中で挫折しそうです。続けるコツはありますか?

最初の山場までを目安に読むのがおすすめです。長編の多くは序盤に助走があり、そこを越えると一気に加速します。試合や戦いが本格的に始まるところまで読んでみて、それでも乗れなければ別の作品に移って構いません。

絵柄が古い作品は、今読んでも楽しめますか?

話の熱さは古びません。ただ、昔の作品ほど序盤のギャグのノリや女性の描かれ方に時代を感じる場面はあります。そこが気になるなら、まず試し読みで数話ぶんの空気を確かめてから決めると失敗しにくいです。

まとめ

ここに並べた13作品は、競技も時代もばらばらです。それでも共通しているのは、一人では絶対に届かない場所へ、誰かと一緒だから手が伸びたという瞬間を描いていること。ぶつかり合った回数だけ関係が濃くなっていく過程は、長編だからこそ積み上がります。結局この手の話に何度でも戻ってきてしまうので、気になった一本からどうぞ。