レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
ブラック・エンジェルズ の感想と評価(良いところ、悪いところ)
ブラック・エンジェルズ
完結著者: 平松伸二
連載: 週刊少年ジャンプ
ジャンル: サスペンス・ハードボイルド/バイオレンス・アクション
評価: 8.2/10
あらすじ
普段は気弱でドジな自転車旅の青年・雪藤洋士。だが法の網をすり抜ける外道を前にすると、彼は自転車のスポーク1本で「地獄へ堕ちろ!」と闇に葬る処刑人に変わる。旅先で出会ったのは、ヤクザに父を殺され警察を追われた元刑事・松田鏡二。反発しあいながらも手を組んだ二人は、やがて日本を裏から牛耳る巨大組織・竜牙会との全面抗争へ踏み込んでいく。寝返った女刺客や義に厚い達人が加わる一方、仲間は次々と命を落とし、二度と戻ってこない。さらに富士山の噴火で関東が壊滅し、物語は無法地帯での超能力バトルへと一気に姿を変える。人を殺める罪深さに悩みながら、それでも手を汚し続ける黒い天使たちの姿が胸に刺さる。昭和のジャンプが生んだ、容赦なき闇の仕置人伝説!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 法で裁けない悪人が容赦なく闇に葬られる痛快さを味わいたい、昔ながらの仕置き人ものが好きな人
- 悪人退治の爽快さだけでなく、人を殺める罪の重さに悩むヒーローの葛藤までじっくり読みたい人
- 仲間が死んでも二度と生き返らない厳しさがあってこそ、物語に緊張感が生まれると感じる人
向いていない人
- 悪人退治の物語が超能力バトルへ大きく路線変更する展開には、ついていけないと感じる人
- 薬物や暴行、リンチといった生々しい犯罪描写が続く場面があると、読んでいてつらくなる人
- 毎回の展開よりも物語全体の大きな流れを求めていて、一話ごとに悪人を始末する同じ型の繰り返しには飽きやすい人
良い感想・レビュー
- 悪党を始末するだけの話かと思いきや、人を殺める罪深さに主人公たち自身が悩む姿まで描かれています。「天誅じゃない、正義でもない」という台詞が出てきた時、ただの痛快劇ではないと気づきました。
- 寡黙な雪藤と、父をヤクザに殺された熱血漢の松田。正反対の二人が組んでから、一話完結の仕置き話に連続ドラマの厚みが加わった。雪藤を嫌っていた松田が、自ら外道に手を下して黒い天使になる流れが好きだ。
- 小学生の頃に読んで、警察でも裁けない悪人は殺されるんだ、悪いことをしてはいけないと子ども心に思いました。仲間が次々に死に、死んだ仲間は二度と生き返らない。だから今読んでも強い緊張感があります。
- 僕は水鵬がとにかく好きです。見返りを求めず仲間のために義を貫いて生きる男で、報われない人でもありました。人間離れした技が、のちの超能力バトルへの入り口に見えるのも面白いです。
- 連載後半から読んでいた身ですが、自転車のスポークで悪人を仕留める殺し方は当時とても斬新でした。今読み返してもやっぱり面白いです。これから読み進めるのが楽しみです。
悪い感想・レビュー
- 悪人退治の話だったはずが、富士山が噴火して関東は壁で封鎖され、超能力や死者のゾンビ化まで飛び出す。世界観がまるごと別物に変わる急展開に、勧善懲悪はどこへ行ったのかと言いたくなる。
- 竜牙会との決着できれいに終わっていれば、と思ってしまう。関東が壊滅したあとの舞台をじっくり描くのかと思えば、すぐ超能力戦に移ってしまう。大がかりな舞台設定を投げっぱなしにされた感じが残った。
- 白い天使たちが出てくる頃までは楽しかったのに、そこから様子が変わり、最後は何が何だかわからず惰性で読んでいました。スピリチュアルな結末より、連載初期の雰囲気に戻って終わってほしかったです。
- 薬物、暴行、リンチと、少年誌に載っていたとは信じがたい描写が続きます。「地獄へ堕ちろ!」と外道が処刑されても、悲劇が起きる前に止めてほしかったというモヤモヤがどうしても消えません。
- 必殺仕事人のように極悪人を始末する話で、毎回同じ筋書きの繰り返しにしか見えなかった。ストーリーに惹かれるものが少なく、無料分だけでやめておいた。
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