レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
CANDY & CIGARETTES の感想と評価(良いところ、悪いところ)
CANDY & CIGARETTES
著者: 井上智徳
連載: ヤングマガジンサード/月刊ヤングマガジン
ジャンル: 青年漫画/ガンアクション/クライム・サスペンス
評価: 8.2/10
あらすじ
警視庁のSPを勤め上げ、定年を迎えた六十五歳の平賀雷蔵。ところが孫の正太が難病に倒れ、月に百万円という治療費がのしかかる。高給につられて飛び込んだ再就職先は、政府公認の暗殺組織だった。初日に組まされた相棒は、両親を奪われ復讐を誓う十一歳の少女・涼風美晴。腕は超一流、口は生意気。孫のために引き金を引く老人と、仇を追う少女。ちぐはぐな二人は憎まれ口を叩き合いながら、裏社会の首領へ銃口を向ける。やがて復讐の行き着く先は日本を越え、ナポリ、ドバイ、ニューヨークへ。乾いた空気の漂う抗争のなか、老いた背中と小さな手が世界を裏で操る陰謀に挑むガンアクション!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 乾いたフィルム・ノワール風のガンアクションを、難しく考えずエンタメとして楽しみたい人
- 年齢も職業もちぐはぐな二人が少しずつ噛み合っていく、でこぼこバディの距離感にめっぽう弱い人
- 古い映画を思わせる絵柄とテンポのまま、最後まで一気に走り抜ける復讐劇を読みたい人
向いていない人
- 物語が世界規模へ広がるにつれて展開が駆け足になる、終盤のスケール拡大についていけない人
- 重い過去や因縁を扱う話であれば、もっと腰を据えた掘り下げをじっくり読ませてほしい人
- 小学生が殺しを担うという設定の飛躍を、どうしても飲み込めずに引っかかってしまう人
良い感想・レビュー
- 井上さんの描く渋いじいさんはとにかくかっこいい。殺しの訓練を積んだ少女を相棒に、悪党を片づけていく勧善懲悪の連作がテンポよく進む。ワイルド7のようなハードボイルドが好きなら刺さるはず。
- 家族を殺された少女と大人の殺し屋という取り合わせに、好きな映画のレオンを思い出した。古風な絵柄なのに引き込まれて、和風レオンとでも呼びたくなる読み心地。続きが気になる。
- 訳あって大金が要る元SPの老人と子どもの殺し屋が、巨大な組織に立ち向かう。テンポがよくアクションの迫力もあって、一気に読み切ってしまった。ありそうでなかった老人と少女の組み合わせが最高。
- 海外のフィルム・ノワールを意識したと作者が語るだけあって、乾いたクライムの空気が漂っている。堅物のじいさんと少し生意気な少女、このでこぼこのコンビがたまらない。
- 世界観が込み入っていないぶん、すぐ話に入っていける。好感の持てる面々のおかげで、読んでいてほっとする手触りがある。仕事で疲れた頭にはこの軽さがありがたい。
悪い感想・レビュー
- 重い過去や因縁を背負っているはずなのに、話は思ったより軽く読めてしまう。作者の腕前と取るか描写の甘さと取るかは人によるところ。私にはどうにも物足りなかった。
- 中東に舞台が移ってからは似たような展開ばかりが続いて、正直だれてくる。どこまで話が広がるのかと首をひねるうち、間を空けて読み返す羽目になった。
- 終盤は駆け足で、本当はもっと尺を取って描くつもりだったのではと感じる。ご都合主義な運びも混じるうえ、幕引きの後味については好みが分かれるところだと思う。
- 孫の延命に月百万という金額の置き方が、日本の話としてどうも飲み込みにくい。少女側の動機は納得できるのに、老人側の入口の設定でつまずいてしまう。
- 小学生が法で裁けない悪を撃ち殺していく筋立てには、暗殺者の少女という無理筋への抵抗が最後まで残った。ツッコミどころも多く、そこを楽しめるかで評価が割れそうだ。
良い感想・レビュー
- 井上さんの描く渋いじいさんはとにかくかっこいい。殺しの訓練を積んだ少女を相棒に、悪党を片づけていく勧善懲悪の連作がテンポよく進む。ワイルド7のようなハードボイルドが好きなら刺さるはず。
- 家族を殺された少女と大人の殺し屋という取り合わせに、好きな映画のレオンを思い出した。古風な絵柄なのに引き込まれて、和風レオンとでも呼びたくなる読み心地。続きが気になる。
- 訳あって大金が要る元SPの老人と子どもの殺し屋が、巨大な組織に立ち向かう。テンポがよくアクションの迫力もあって、一気に読み切ってしまった。ありそうでなかった老人と少女の組み合わせが最高。
- 海外のフィルム・ノワールを意識したと作者が語るだけあって、乾いたクライムの空気が漂っている。堅物のじいさんと少し生意気な少女、このでこぼこのコンビがたまらない。
- 世界観が込み入っていないぶん、すぐ話に入っていける。好感の持てる面々のおかげで、読んでいてほっとする手触りがある。仕事で疲れた頭にはこの軽さがありがたい。
悪い感想・レビュー
- 重い過去や因縁を背負っているはずなのに、話は思ったより軽く読めてしまう。作者の腕前と取るか描写の甘さと取るかは人によるところ。私にはどうにも物足りなかった。
- 中東に舞台が移ってからは似たような展開ばかりが続いて、正直だれてくる。どこまで話が広がるのかと首をひねるうち、間を空けて読み返す羽目になった。
- 終盤は駆け足で、本当はもっと尺を取って描くつもりだったのではと感じる。ご都合主義な運びも混じるうえ、幕引きの後味については好みが分かれるところだと思う。
- 孫の延命に月百万という金額の置き方が、日本の話としてどうも飲み込みにくい。少女側の動機は納得できるのに、老人側の入口の設定でつまずいてしまう。
- 小学生が法で裁けない悪を撃ち殺していく筋立てには、暗殺者の少女という無理筋への抵抗が最後まで残った。ツッコミどころも多く、そこを楽しめるかで評価が割れそうだ。
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