レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
行け!稲中卓球部 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
行け!稲中卓球部
著者: 古谷実
連載: 週刊ヤングマガジン
評価: 8.8/10
あらすじ
稲豊中学校の卓球部には、練習よりもくだらないことに全力を注ぐ6人の部員がいる。下品な悪ふざけに突き進む者、まじめな部長、女の子にもてる副部長と、顔ぶれはばらばら。授業中も放課後も、頭に浮かぶのは下品でばかばかしい悪ふざけばかり。卓球台の前にいるより、教室や校内で騒ぎを起こしている時間のほうがずっと長い。そんな男子だらけの部には、二人のマネージャーの姿もある。下品な行いを繰り返す彼らは、どうしようもなく情けないのに、なぜか目が離せない。腹を抱えて笑ったあと、ふと自分の中学時代を思い出してしまう、ヤングマガジンを沸かせた、下品で愛おしい青春群像劇!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 仕事の疲れや悩みを忘れて、下ネタ全開のばかばかしいギャグで頭を空っぽにして笑いたい人
- 中学生男子の本音むき出しのバカ騒ぎを読んで、自分の学生時代を思い出しながら笑いたい人
- くだらなさの奥に、友だち同士の関係やちょっとした人間くささがのぞく青春ギャグを読みたい人
向いていない人
- 下品な描写や下ネタの連発がどうしても苦手で、ギャグ漫画にもある程度の品のよさを求めたい人
- タイトルから、卓球の試合や練習に打ち込む部活ものを期待し、スポーツの熱さを味わいたい人
- 今の倫理観と照らし合わせて、きわどい笑いや独特な絵柄の癖にひっかかりを感じやすい人
良い感想・レビュー
- お下劣きわまりないのに、ギャグのセンスはずば抜けています。中学生のころお腹が痛くなるほど笑った場面で、大人になって読み返してもやっぱり同じように笑ってしまいました。
- 子どものころ笑えたギャグ漫画は大人になると色あせるものだが、これはそうならない。仕事ややらなきゃいけない現実から逃げたいときに開いて、いつでも止められるのがちょうどいい。
- シュールな笑いの中に、意外なほど人間関係がよく描けているから深みがある。連載をリアルタイムで追っていたころ、電車で笑いをこらえきれず吹き出してむせたのも、今ではいい思い出だ。
- あるあるの元祖というか、誰もが持っている闇の部分を笑いに変えて描いているんですよね。読んでいると、まじめに悩むのがばかばかしくなってきます。生きるのが楽になる漫画です。
- 卓球の話はほとんど関係なく、おもしろいことを考えてはバカをやる中学生たちを眺める漫画。同じ教室にいても仲良くはならない連中なのに、ずっと見ていたくなるのが不思議なところ。
悪い感想・レビュー
- 昔は面白かったのかもしれないけれど、今読むとギャグがきつく感じます。絵柄も個性的なのはいいとして、きついです。どこに魅力があるのか、よく分かりませんでした。
- 当時は面白く読めたのに、今の倫理観で読み返すと結構きつい場面がある。下品だけど笑ってしまうとはいえ、この年になって読むと複雑な気分になるところもちらほら。
- 子どものころは親が嫌がるので読めず、大人になってから手に取ったものの、くだらない、下品だなと思うばかりで読み進められなかった。子どもの時に読んでいたら笑えたのかな、と少し寂しい気もする。
- タイトルに卓球部と入っているのに、卓球をする場面はほとんど出てきません。中身は同じような話の連続で、ハマる人にはハマる、という読者を選ぶつくりです。
- 思っていたよりずっと上をいく下品さとくだらなさに、面白いといえば面白いけれど引いてしまった。卓球でさえ汚い手で相手の気を散らして勝とうとするので、気持ち悪いと感じる人もいるだろう。










