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レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:

天にひびき の感想と評価(良いところ、悪いところ)

天にひびき

天にひびき

完結
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著者: やまむらはじめ

連載: ヤングキングアワーズ

ジャンル: 青年漫画/音楽/ヒューマンドラマ/青春/学園

評価: 8/10

あらすじ

幼いころ、父の代わりにプロのオーケストラの前に立ち、楽団をいとも簡単に鳴らしてみせた少女・曽成ひびき。その姿を目にしたバイオリン弾きの久住秋央は、自分が凡人の域を出ないと知りながら音大へ進む。キャンパスで再会したひびきは、指揮者を目指す天才として変わらぬ光を放っていた。惹かれずにはいられないのに、そばにいるほど才能の差が胸に刺さる。焦りや嫉妬、友情や淡い恋を抱えた音大生たちが、自分の音を探してもがく日々。派手な事件よりも、地道な努力や迷いが丁寧に積み重ねられていく。だからこそ、凡人の目線から見た天才のすごみがまっすぐ届く。指揮台に立つ少女と、その背中を追う青年が奏でる青春群像劇!

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読む前に確認したい相性

向いている人

  • 才能の差に悩む凡人の目線から、そばにいる天才のすごさと苦しさを味わう青春ものが読みたい人
  • 派手な事件よりも、音大生たちの等身大の葛藤や嫉妬を丁寧に描く群像劇をじっくり楽しみたい人
  • クラシックにくわしくなくても、指揮者やオーケストラの世界を気軽にのぞいてみたいと思っている人

向いていない人

  • 序盤からテンポよく話が進む展開を求めていて、人間関係や成長がじっくり描かれるのを待つのが苦手な人
  • 天才が次々と壁を打ち破る派手で爽快なサクセスストーリーを求めていて、地道な努力の話には乗れない人
  • 卑屈で煮えきらない主人公にいら立ちやすく、迷いながら進む姿を見守るのがしんどい人

良い感想・レビュー

  • 凡人の男が主人公というのは珍しいと思う。視点が読み手にかなり近いぶん、天才のすごさを肌で感じられるつくりになっていて、作品の世界に入り込みやすい。ふたりがどこへ向かうのか楽しみだ。
  • 無駄なお笑いやドタバタがなく、等身大の学生たちの葛藤や嫉妬をシンプルに描いているところが好きです。友情も恋もあって、みんながどう育っていくのか楽しみになります。
  • 天才の話かと思えば、中身は地道な努力の積み重ねで、そこが予想を裏切ってくるからおもしろい。各話に挟まる音楽の歴史や成り立ちのコラムも、わかりやすくてためになる。
  • 天才本人より、そばにいる人たちのつらさが胸に残る話でした。娘の才能を前に自分の限界を認めた父親は、最初の印象と違って器の大きな人だったんだなと思います。
  • 音が聞こえてくるようなやさしい雰囲気で、楽しく読めた。空気や雰囲気を描くのがすごくうまい作者だと思うし、絵もきれい。行間で読ませる描き方にも惹かれる。

悪い感想・レビュー

  • 登場人物に華がなく、少し薄っぺらく感じてしまいます。いくら天才的なセンスを持つ少女として描かれていても、まるで興味が湧かず、ワクワクもしませんでした。
  • 話のテンポがかなり遅い。ヒロインが指揮を始めるのも、幼なじみが戻ってくるのも、だいぶ先のことだ。巻がたまってからまとめて読むほうが楽しめそう。
  • 音楽と縁遠い暮らしのせいか、演奏する人の思いを想像しにくく、主人公の気持ちになかなか共感できない。音楽の話としてはおもしろいのに、主人公がハマらなかった。
  • 音楽は自分でもやったことがあるけれど、どこかリアリティに欠けるというか、なんだか好きになれなかった。今のところ続きを読むのはやめておくつもり。
  • 同じ音楽ものの人気作と比べてしまうと、娯楽作として出だしの主題の示し方も掘り下げも足りない。指揮を理屈で説明しようとするところは悪くないかもしれない。

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