レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
医龍-Team Medical Dragon- の感想と評価(良いところ、悪いところ)
医龍-Team Medical Dragon-
完結連載: ビッグコミックスペリオール
評価: 8.8/10
あらすじ
かつて海外の医療NGOで凄腕チームを率いた外科医・朝田龍太郎は、ある医療ミスをきっかけに医局を追われ、静かに身を隠していた。そんな彼を訪ねてきたのは、腐りきった大学病院を変えようと教授の座を狙う女性助教授。超難関手術の執刀医として担ぎ出された朝田は、頼りない研修医や腕利きの麻酔科医を巻き込みながら、常識を無視してでも患者の命を取りにいく。だが利権と派閥にまみれた医局は、そんな彼を潰しにかかる。手術台の緊張と、教授選をめぐる腹の探り合い。命を救う技術と、それを阻む組織の論理が真正面からぶつかる。読み終えたあと、自分の職場の景色まで少し違って見える医療ドラマの金字塔!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 手術の緊張感だけでなく、派閥や出世争いまで踏み込んだ骨のある医療ドラマを腰を据えて読みたい人
- 登場人物それぞれの迷いや変わっていく姿を追いかけ、長い物語をじっくり味わいたい人
- 医療の知識がまるでなくても、わかりやすい解説つきで手術の現場の緊張を体験してみたい人
向いていない人
- 組織の駆け引きよりも、手術の場面だけを続けて味わいたい気持ちが強く、寄り道を面倒に感じる人
- 内面をほとんど語らない主人公だと気持ちが乗らず、心の声がないと物足りなくなってしまう人
- 投げかけられた伏線や結末にはっきりした答えが示されないと、もやもやが残ってしまう人
良い感想・レビュー
- キャラひとりひとりの背景がきちんと描かれていて、手術の説明にも補足があるので医療の素人の私でも迷わず読めました。一人の患者ごとに区切りがつく構成も助かります。
- 医療マンガの中でこれが一番好きだ。医局内の権力争いという軸があるおかげで中だるみせず、爽快感とスピード感のまま一気に読み切れた。人間くさいエピソードにも引き込まれる。
- 患者を救う現場の緊張だけでなく、教授選を勝ち抜くための心理戦と派閥争いまで描かれるのがいい。自分のことしか考えていなかった研修医が変わっていく過程にも、私はずっと肩入れしていた。
- 主人公が右手を気にしていた理由や、去っていく理由を直接語らずに匂わせる伏線の畳み方にうなった。信念を選んだせいで結ばれない二人の距離感も、俺にはたまらない。
- 巨大組織の病巣に切り込む骨太な社会派ドラマとして読める。腐った仕組みに正論をぶつけても潰されかける展開は苦しいが、最後の引き際まで主人公らしく、読後感はすっきりしている。
悪い感想・レビュー
- 前半のチームができあがっていく高揚感に比べると、後半の教授選が長すぎると感じた。純粋な医療現場のドラマを求めていた私には、少し間延びして映った。
- 後半になるほど主人公の出番が減り、嫌がらせをしていた小物が改心してメインに座る流れには戸惑いました。主役不在の期間が長く、正直ついていけない場面もあります。
- 主人公の天才ぶりが強調されすぎて、周りの医師たちが引き立て役に収まってしまうのが惜しい。周囲が勝手に神格化していく空気に、俺は少し置いていかれた。
- 主人公がほとんど喋らず、モノローグもないまま話が進む。内面がずっと見えないつくりなので、何を考えているのか最後まで掴めず、感情移入したかった私にはもどかしい。
- 終盤で右手の不調をにおわせておきながら、有耶無耶のまま去っていく締めのぼかし方にもやもやが残りました。対立していた面々の決着も、あっさりしすぎだと思います。
良い感想・レビュー
- キャラひとりひとりの背景がきちんと描かれていて、手術の説明にも補足があるので医療の素人の私でも迷わず読めました。一人の患者ごとに区切りがつく構成も助かります。
- 医療マンガの中でこれが一番好きだ。医局内の権力争いという軸があるおかげで中だるみせず、爽快感とスピード感のまま一気に読み切れた。人間くさいエピソードにも引き込まれる。
- 患者を救う現場の緊張だけでなく、教授選を勝ち抜くための心理戦と派閥争いまで描かれるのがいい。自分のことしか考えていなかった研修医が変わっていく過程にも、私はずっと肩入れしていた。
- 主人公が右手を気にしていた理由や、去っていく理由を直接語らずに匂わせる伏線の畳み方にうなった。信念を選んだせいで結ばれない二人の距離感も、俺にはたまらない。
- 巨大組織の病巣に切り込む骨太な社会派ドラマとして読める。腐った仕組みに正論をぶつけても潰されかける展開は苦しいが、最後の引き際まで主人公らしく、読後感はすっきりしている。
悪い感想・レビュー
- 前半のチームができあがっていく高揚感に比べると、後半の教授選が長すぎると感じた。純粋な医療現場のドラマを求めていた私には、少し間延びして映った。
- 後半になるほど主人公の出番が減り、嫌がらせをしていた小物が改心してメインに座る流れには戸惑いました。主役不在の期間が長く、正直ついていけない場面もあります。
- 主人公の天才ぶりが強調されすぎて、周りの医師たちが引き立て役に収まってしまうのが惜しい。周囲が勝手に神格化していく空気に、俺は少し置いていかれた。
- 主人公がほとんど喋らず、モノローグもないまま話が進む。内面がずっと見えないつくりなので、何を考えているのか最後まで掴めず、感情移入したかった私にはもどかしい。
- 終盤で右手の不調をにおわせておきながら、有耶無耶のまま去っていく締めのぼかし方にもやもやが残りました。対立していた面々の決着も、あっさりしすぎだと思います。
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