レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
課長 島耕作 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
課長 島耕作
著者: 弘兼憲史
連載: モーニング
ジャンル: 青年漫画/サラリーマン・ビジネス漫画
評価: 8.5/10
あらすじ
昭和45年入社のエリート、34歳で宣伝部課長になった島耕作。派閥には入らない一匹狼を通そうとするが、機密漏洩事件やライバル社との宣伝合戦、専務派と社長派の権力争いに巻き込まれていく。後ろ盾のない男が武器にできるのは、土壇場の機転と人との縁だけ。銀座のママや部下の女性たちと関係を重ねる一方、家庭は妻の愛想が尽きて崩れていく。ニューヨーク、ラスベガス、フィリピン。舞台は海を越え、政財界や裏社会にも人脈が伸びる。そして唯一敬う上司を社長の座へ押し上げるために動きだす。高度成長からバブルへ、熱を帯びた日本企業の空気をまるごと詰め込んだサラリーマン群像!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 高度成長からバブルへ向かう時期の、日本の会社が抱えていたむき出しの熱気を味わいたい人
- 組織の派閥に飲み込まれず、自分の筋を通す主人公のしたたかな立ち回りをじっくり追いたい人
- 会社どうしの駆け引きと、そこで働く人たちの生々しい人間模様を同じ熱量で楽しみたい人
向いていない人
- 主人公の女性関係の多さが物語の中心近くに居座る展開を、うまく割り切って読み進められない人
- いまの職場の感覚を物差しにすると、昭和の男性中心の価値観の描き方に強く引っかかってしまう人
- 実力よりも運と人のつながりで道が開けていく、出来過ぎた出世話の運びをどうしても楽しめない人
良い感想・レビュー
- 昭和のビジネスマンがどれだけ熱くて、どれだけ苦労していたのか。読んでいるうちに当時の空気まで伝わってきました。時代背景がそのまま勉強になるのは、思わぬ収穫でした。
- 大企業の派閥争いの駆け引きがとにかくリアルだ。どこにも与しない姿勢と、危機をすり抜ける機転に何度も唸らされた。ビジネスパーソンのバイブルと呼ばれる理由がよくわかる。
- 出世欲でギラギラしているわけでもないのに、人望と運と人脈でピンチを越えていきます。読んでいてスカッとしました。バブル期の日本企業のエネルギーを体で感じられる一作です。
- 社内政治のドロドロを扱いながら、重苦しくならずエンタメに変えてしまう手腕がすごい。中沢部長と島の絆が固まっていく流れは熱かったし、人情味のあるエピソードに何度も心を動かされた。
- 社内の話だけで終わらないのがいい。アメリカ出張、フィリピンでのトラブルと、話がどんどん大きくなる。動く経済と人間くさいドラマがきれいに噛み合っていて面白い。
悪い感想・レビュー
- 妻を蔑ろにするのに、次から次へと美女が現れます。女性蔑視のセリフも多く、時代のせいと言われても素直には飲み込めませんでした。出世する男の生き様として納得しづらいです。
- 仕事ができるわけでもないのに人脈ができて、女性の力で出世していく。大企業にいながら反体制を気取るあたりも含めて、私には凡庸なサラリーマンのおとぎ話にしか映らない。
- 重役が揃いも揃って愛人を囲っている。その金はどこから出ているんだと愚痴りたくもなる。登場人物全般の倫理観の低さに、私はどうしてもついていけなかった。
- 家庭の描写がしんどい。妻は愛想を尽かして浮気に走り、娘の親権も取られ、まともに会えもしない。それなのに本人だけ美味しい思いをしている。家庭を放り出したままの身勝手さがどうしても鼻につく。
- 助け舟を出す人物がちょうどいい時に現れ、女性は察したように身を引いてくれる。出来過ぎた出世の運びが、私にはどうにも嘘っぽかった。脈絡なく挟まる情事の場面も多く、仕事側の緊張感を削いでしまう。
良い感想・レビュー
- 昭和のビジネスマンがどれだけ熱くて、どれだけ苦労していたのか。読んでいるうちに当時の空気まで伝わってきました。時代背景がそのまま勉強になるのは、思わぬ収穫でした。
- 大企業の派閥争いの駆け引きがとにかくリアルだ。どこにも与しない姿勢と、危機をすり抜ける機転に何度も唸らされた。ビジネスパーソンのバイブルと呼ばれる理由がよくわかる。
- 出世欲でギラギラしているわけでもないのに、人望と運と人脈でピンチを越えていきます。読んでいてスカッとしました。バブル期の日本企業のエネルギーを体で感じられる一作です。
- 社内政治のドロドロを扱いながら、重苦しくならずエンタメに変えてしまう手腕がすごい。中沢部長と島の絆が固まっていく流れは熱かったし、人情味のあるエピソードに何度も心を動かされた。
- 社内の話だけで終わらないのがいい。アメリカ出張、フィリピンでのトラブルと、話がどんどん大きくなる。動く経済と人間くさいドラマがきれいに噛み合っていて面白い。
悪い感想・レビュー
- 妻を蔑ろにするのに、次から次へと美女が現れます。女性蔑視のセリフも多く、時代のせいと言われても素直には飲み込めませんでした。出世する男の生き様として納得しづらいです。
- 仕事ができるわけでもないのに人脈ができて、女性の力で出世していく。大企業にいながら反体制を気取るあたりも含めて、私には凡庸なサラリーマンのおとぎ話にしか映らない。
- 重役が揃いも揃って愛人を囲っている。その金はどこから出ているんだと愚痴りたくもなる。登場人物全般の倫理観の低さに、私はどうしてもついていけなかった。
- 家庭の描写がしんどい。妻は愛想を尽かして浮気に走り、娘の親権も取られ、まともに会えもしない。それなのに本人だけ美味しい思いをしている。家庭を放り出したままの身勝手さがどうしても鼻につく。
- 助け舟を出す人物がちょうどいい時に現れ、女性は察したように身を引いてくれる。出来過ぎた出世の運びが、私にはどうにも嘘っぽかった。脈絡なく挟まる情事の場面も多く、仕事側の緊張感を削いでしまう。
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