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逃げるは恥だが役に立つ の感想と評価(良いところ、悪いところ)

逃げるは恥だが役に立つ

逃げるは恥だが役に立つ

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著者: 海野つなみ

連載: Kiss

ジャンル: ヒューマンドラマ社会派ラブコメ女性漫画

評価: 8.4/10

あらすじ

大学院まで出ながら派遣切りに遭い、無職になった森山みくり。父の紹介で、几帳面な独身会社員・津崎平匡の家事代行を週に一度引き受けることになる。仕事の丁寧さと、踏み込みすぎない距離の取り方。平匡はそこを買い、二人はうまくやっていた。ところが親の引っ越しで住む場所を失いかけたみくりは、「就職としての結婚」を持ちかける。夫は雇用主、妻は従業員。損得ずくで始まったはずの偽装新婚生活なのに、毎週火曜のハグや隠しごとを重ねるうち、気持ちは勝手に動き出す。好きと暮らしはどう折り合うのか。家事の値段も夫婦のかたちも、ぜんぶ話し合いで決めていく新しい結婚!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 結婚や家事の「あたりまえ」に前から引っかかっていて、話し合いで夫婦の形を決める物語を読みたい人
  • 甘いだけの恋の話より、損得から始まった関係が少しずつほどけていく流れをゆっくり味わいたい人
  • 働き方やお金の不安を抱えていて、暮らしの現実から目をそらさない恋愛をじっくり読みたい人

向いていない人

  • 登場人物が自分の心を理屈で説明する展開が苦手で、気持ちの勢いで進む恋を読みたい人
  • 主役ふたりだけを追いたくて、周りの人たちの恋や事情に話が広がるのを面倒に感じる人
  • 結婚や家事の分担をめぐる話し合いが続くと疲れてしまい、甘い場面だけをゆっくり楽しみたい

良い感想・レビュー

  • 絵柄が合わないという感想も分かる。でも就職としての結婚という発想だけで、俺は最後まで付き合う気になった。星のない瞳のみくりが、いじらしくて応援したくなる。
  • 不器用にもほどがある平匡さんを、どうしても好きになってしまいます。ようやく想いが通じ合う場面では、こっちまで嬉しくなりました。自信がないのにプライドは高いという自己分析が刺さります。
  • 夫婦の「なんとなく」を流さずに、ひとつずつ二人で決めていく。もやもやを対話で片づけるやり方は疲れそうだけど、読み終えた私にはまぶしく見えた。こういう関係、築きたかったな。
  • 「運命の相手に“する”の」というひとことで、頭のなかがひっくり返りました。出会いを待つのではなく、自分の意思で関係を育てるという考え方です。恋も仕事も同じだと言われて納得しました。
  • 新婚っぽさを出そうと毎週ハグを始めるくだりでは、笑いながらも胸がざわつきました。照れと打算がまざる距離感の描き方がうまいんです。甘さと笑いの塩梅がちょうどよくて、読後もすっきりしました。

悪い感想・レビュー

  • みくりの理屈っぽさが、私にはどうにも引っかかりました。思いつきで動いては、人の心に踏み込んでしまいます。善意のつもりのお節介が続くところで、何度か読む手が重くなりました。
  • 漫画版の主役ふたりは、正直かなり面倒くさい。理屈で気持ちを説明しすぎるせいで、恋の熱がなかなか伝わってこなかった。後輩とその相手のやりとりの方が、俺には読みごたえがあった。
  • 家事が無償になるのを嫌がる場面には、さすがに首をかしげました。自分の取り分ばかり数えるように見えて、二人の家計という話になりません。ここで気持ちが離れる人もいると思います。
  • 後半になるほど、主役ふたりの恋より周りの話に持っていかれた気がします。祝ってもらえないまま進む結婚の寂しさも残りました。二人の続きをもっと読みたかった、というのが正直なところ。
  • すれ違いが長くて、途中からもやもやが溜まりました。愛情の搾取だと言い合うやりとりも、生活の話としては不毛に思えます。恋の勢いを期待して開くと、肩透かしを食らうかもしれません。

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