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レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:

WORST の感想と評価(良いところ、悪いところ)

WORST

著者: 高橋ヒロシ

連載: 月刊少年チャンピオン

ジャンル: ヤンキー青春漫画アクション

評価: 8.3/10

あらすじ

携帯の電波も届かない山奥から出てきた純朴な少年・月島花が、悪名高い鈴蘭男子高校の門をくぐる。誰も成しえなかった「鈴蘭初の番長」になると全校生徒の前で宣言し、迫田や蓮次と花組を結成。街を裏から牛耳ろうとする天地軍団、世代交代を迎えるバイクチーム、そして全国の猛者が集う日本最大の不良組織との抗争へ、花のまっすぐな想いが多くの男たちを巻き込んでいく。前作クローズの世代が先輩やOBとして現れ、殴り合いの果てにこそ結ばれていく漢たちの絆に胸が焦がされる。笑いも涙も本気のぶつかり合いも全部抱えて、仲間に見送られ故郷へ帰るその日まで駆け抜ける熱い青春!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 殺伐とした空気は苦手でも、殴り合いの果てに結ばれる男同士の熱い友情にぐっときたい人
  • 前作クローズが好きで、あの世界のその後と世代交代のドラマを最後までしっかり見届けたい人
  • まっすぐな主人公が仲間を増やしていく王道の熱血展開に、理屈抜きで爽快感を味わいたい人

向いていない人

  • じっくり登場人物を絞った緻密な物語を好み、次々と人が増える大人数の群像劇が苦手な人
  • ひたすら泥臭くリアルな不良像を求めていて、清くまっすぐ過ぎる主人公では物足りない人
  • 前作の予備知識がないと入りづらく、スケールが膨らむ後半の長い抗争を冗長に感じる人

良い感想・レビュー

  • 殺伐とした不良漫画かと思いきや、昨日の敵が今日の友になっていく空気が心地よかった。喧嘩も命の奪い合いというより本気の殴り合いで、笑えて泣けて、仲間っていいなと素直に思える群像劇だった。
  • これまでの高橋作品の主人公とは違って、月島花のまっすぐで明るい人柄がとにかく好き。強いだけじゃない人を引き寄せる純朴さに周りの荒くれ者が惹かれていく王道の流れが、読んでいて爽快でたまらなかった。
  • 前作クローズの世代が先輩やOBとして現れる世代のバトンタッチに胸が熱くなりました。成長した連中の姿を見られるのはファンには嬉しい限りで、絵もかっこよく自分まで鈴蘭の一員になった気分に浸れます。
  • タイマンの迫力と男同士の絆の描き方は前作から健在で、気づけば一気に読み終えていた。意地と意地を全力でぶつけ合う姿には鳥肌が立つし、護る者のために拳を振るう漢の生き様にただただ痺れる。
  • ただの不良漫画で終わらないのがこの作品。作者が伝えたい熱いものそのものがエピソードを通してゆっくり胸に流れ込んでくる。数ヶ月経つとまた読み返したくなるし、読むたびに違う場面で泣かされてしまう。

悪い感想・レビュー

  • 前作クローズと同じ期待で読むと肩透かしを食う。とにかく登場人物が多くて主軸が散らばり、主人公の掘り下げが足りない。終盤は引き延ばし感が強くて、前作のテンポの良さやキレが薄れてしまったのが惜しい。
  • 絵柄がどうしても判子絵気味で、髪型やファッションが変わると誰が誰だか分からなくなる。人数の多い抗争シーンだと見分けに時間がかかってしまい、話に入り込みづらかったのが正直しんどかった。
  • 男くさいノリが強すぎるうえ、結局は喧嘩と抗争の繰り返しに感じてしまった。前作を読んでいる前提の描写も多くて、途中からその内輪のノリについていけなくなり、物語としては単調に思えたのが残念。
  • コマが大きくてあっという間に読み終わるのに、不思議と頭に何も残らない巻がある。序盤はめっぽう面白いのに、話が進むにつれ失速していく感覚があって、惰性でページをめくっていた時期が正直あった。
  • 後半になるほど作者のバイクチーム贔屓が前に出て、主人公や仲間たちの見せ場が削られていく。最後の大一番でも脇の連中ばかり輝いて、主役の影の薄さに後味の悪さが残ってしまったのは否めない。

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