漫画よしあし10巻以上の漫画レビュー専門サイト
レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:

GTO の感想と評価(良いところ、悪いところ)

GTO

著者: 藤沢とおる

連載: 週刊少年マガジン

ジャンル: ギャグアクション学園

評価: 8.5/10

あらすじ

かつて湘南で暴走族として名を轟かせた鬼塚英吉、22歳。女子高生と付き合いたいという不純きわまりない動機で教師になった男が、担任を何人も辞めさせてきた最凶クラスに放り込まれる。生徒が仕掛ける卑劣な罠、事なかれ主義の教師陣からの妨害。まともな教育論など一つも持たない鬼塚は、常識外れの行動力だけでそれを片っ端からぶち壊していく。学校へ来られなくなった少年、家庭に傷を抱えた少女。一人ずつ心をこじ開けていくうちに、クラスの奥に隠れていた大きな憎しみの正体が姿を現す。下品でめちゃくちゃ、なのに気づけば胸が熱くなっている、規格外の学園伝説!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 難しい教育論やきれいごとより、常識をまとめてぶち壊す痛快さでとにかくスカッとしたい人
  • 型破りな大人が子どもの心をこじ開けていく、熱さと下品さが同居する学園ものを読みたい人
  • 多少の粗さや古さは笑って流せて、荒唐無稽なノリごと当時の空気まで味わい尽くしたい人

向いていない人

  • 下ネタや乱暴な表現が続くとどうしても疲れてしまい、品のいい笑いだけを静かに楽しみたい人
  • 話の辻褄や人物の一貫性を大事に読みたくて、長く続いたぶんの失速がどうしても気になる人
  • 静かで落ち着いた学園ドラマを求めていて、騒がしいギャグの連打や下品なノリが最初から苦手な人

良い感想・レビュー

  • 平成という時代の華やかさも闇も、まだ子供だった読者に真正面から突き付けてくる、なかなか凄い漫画でした。ドギツい場面ばかりなのに何故か笑えるところが、大人になった今でも忘れられません。
  • 痴漢に遭った女性も、不良に絡まれたいじめられっ子も、彼はさらっと助けてしまう。やり方はいつだって超乱暴。それなのに立派な理屈を一つも語らずに皆が救われていくのが不思議でならない。ただただ格好いい。
  • ありえない話ばかりですが、荒唐無稽さも味のうちだと思って読めば今でも楽しめます。エロに逃げないぶん多感な年ごろの揺れがうまく書けていて、何十年ぶりに開いても笑える漫画です。
  • 汚いおっさんの品のない顔を描かせたときの味わいが好き。バイクや車、建物の描き込みも細かくてきれいだし、当時のアニメや流行歌のネタが山ほど混ざるあたりに、作者の物知りぶりと時代の空気を感じる。
  • 常識で考えたらダメなことだらけで、コンプラなんて置き去り。それでもすべてを押し切ってくる青春力が強すぎて、重い話の直後に馬鹿げたオチを持ってくる荒技まで笑って許してしまった。

悪い感想・レビュー

  • 初期のメンバーの悩みが一通り片付いたあとに、新しい問題児や問題教師が次々と投入されるのには冷めた。人気があって長く続いたぶん、最初の勢いが薄れていくのは読んでいるうちにはっきり見えてくる。
  • 終盤は似たような展開の繰り返しに感じました。人物の行動の辻褄が合わなくなるところや、唐突に性格が変わったように見える場面もあって、後半にかけて力が落ちていくのは否めません。
  • 下ネタと乱暴な表現の量が多すぎて、今の感覚だと素直に笑えない場面が多い。生き埋めのような不謹慎ネタも、昔は爆笑したのに今は真面目に受け取ってしまう。ギャグのノリそのものが古びているのは確かだ。
  • ずっと引っ張ってきた生徒の過去が、まるごと自作自演だったという種明かしには乗れなかった。仲間うちは仲良しで丸く収まっても、その間さんざん振り回された担任たちはたまったものじゃないと思ってしまう。
  • 同じクラスから飛び降り騒ぎが何度も起きて、さすがにまたかと思いました。子供のころはただ熱くてスカッとしたのに、大人になって読み返すと展開の雑さや強引さのほうが先に目につきます。

同じジャンルの漫画

該当作品はありません。

この作品が載っている特集