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爽快感100%!10巻以上ある最強の『チート・俺TUEEE系漫画』おすすめ16選

編集: 漫画よしあし
公開日:更新日:

格上だと思われていた敵が、主人公の一撃であっけなく崩れる。周りが目を丸くするなか、本人だけが平然としている。チート・俺TUEEE系の漫画には、この一瞬のために読み進めたくなる気持ちよさがあります。

とはいえ、ひと口に「最強の主人公」といっても中身はばらばらです。最弱の蜘蛛から這い上がる話もあれば、空手の技だけで生き抜く話、ゲームのバグを突いて勝つ話もあります。ハーレムの濃さや暴力描写の重さも、作品ごとに違います。

この特集では、10巻以上続いている16作品を選び、良い点と気になる点を並べました。どこで気持ちよくなれるか、どこで引っかかりそうかを見比べて、気分に合う一冊を探してみてください。

時間がない人向け結論:おすすめTOP3

  1. 追い詰められた場面でも軽口が止まらず、死にかけては笑って立ち上がる一人語りのおかげで重い展開もすっと読めます。

  2. 目潰しから肘、鎧の相手は引き倒して関節技と、一撃ごとに理屈が通った戦い方に引きこまれます。

  3. 美少女と迫力あるバトルを描き切る画力がとにかく目を引きます。

目次

選び方のポイント

  1. 1. 「最初から最強」か「最弱から這い上がる」か

    主人公がいつ強くなるかで、読み味は大きく変わります。『転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます』や『奴隷転生』のように最初から力を持つ作品は、勝ち方の派手さを楽しむもの。『蜘蛛ですが、なにか?』や『ありふれた職業で世界最強』のように底辺から始まる作品は、這い上がるまでが苦しいぶん、強くなったときの手ごたえが大きくなります。

  2. 2. 強さの理由に納得したいかどうか

    チートをもらって勝つだけの話が物足りなければ、強さに裏付けのある作品を選ぶと満足しやすいです。地獄の修行で鍛えられた『新米オッサン冒険者』、空手の技ひとつで戦う『野人転生』、バグの知識で攻略する『この世界がゲームだと俺だけが知っている』。どれも「なぜ勝てるのか」がはっきりしている主人公です。

  3. 3. ハーレムとお色気の濃さを確かめる

    この系統はヒロインが次々に増える作品が多く、ここが合わないと途中で離れやすくなります。『ありふれた職業で世界最強』や『成長チートでなんでもできるようになったが、無職だけは辞められないようです』は恋愛寄りの要素が強め。反対に『奴隷転生』は、ヒロインが多くても甘い展開に寄り道しません。お色気が苦手なら、各作品の気になる点を先に読んでおくと安心です。

  4. 4. 重い描写にどこまで耐えられるか

    爽快さが売りのジャンルでも、差別や暴力を生々しく描く作品は少なくありません。『ドローイング』は序盤の理不尽な描写が強く、『骸骨騎士様』にも山賊の暴力が差しこまれる場面があります。気楽に読みたい日は、重い展開が少ない『成長チートでなんでもできるようになったが、無職だけは辞められないようです』や、ツッコミの笑いが多い『転生したら第七王子だったので』から入ると読みやすいはずです。

全16作品の比較表

横にスクロールすると他の項目も見られます

順位作品名ジャンル完結状況評価特徴向いている人
1蜘蛛ですが、なにか?蜘蛛ですが、なにか?異世界転生/ファンタジー/バトル・アクション/サバイバル連載中8.6/10追い詰められた場面でも軽口が止まらず、死にかけては笑って立ち上がる一人語りのおかげで重い展開もすっと読めます。最弱の立場から、知恵と工夫だけで格上に挑む流れを腰を据えて追いたい人に合います。ゲームでスキルやステータスを伸ばす作業が好きなら、その手ざわりを漫画でも楽しめます。
2野人転生野人転生バトル・格闘/サバイバル/異世界ファンタジー連載中8.6/10目潰しから肘、鎧の相手は引き倒して関節技と、一撃ごとに理屈が通った戦い方に引きこまれます。神の加護も特別な力もない状態から、裸一貫で生き延びていく過程をじっくり味わいたい人に向いています。格闘技の理屈が通った戦いが好きな人ならなおさらです。
3ドローイング 最強漫画家はお絵描きスキルで異世界無双する!ドローイング 最強漫画家はお絵描きスキルで異世界無双する!異世界転生/ファンタジー連載中8.5/10美少女と迫力あるバトルを描き切る画力がとにかく目を引きます。創作の発想を戦いに持ちこむ、ひねりのある無双ものを読みたい人におすすめです。華やかなキャラクターと迫力の戦闘を、絵の力ごと楽しみたい人にも合います。
4転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます魔法・バトル/異世界ファンタジー連載中8.5/10魔術を放つ場面は毎回見せ方が変わり、敵のほうが気の毒になるほどの蹴散らしぶりが痛快です。主人公が最初から最強の話を、理屈抜きで気持ちよく読みたい人にまず手に取ってほしい作品です。描き込まれた魔法バトルの絵を、じっくり眺めたい人も満足できます。
5新米オッサン冒険者、最強パーティに死ぬほど鍛えられて無敵になる。新米オッサン冒険者、最強パーティに死ぬほど鍛えられて無敵になる。少年漫画/異世界ファンタジー/コメディ/アクション連載中8.4/10勝てる理由は師匠たちに課された地獄のような修行にあり、積み上げた努力が強さの裏付けになっているぶん、勝ち方に納得がいきます。中年になってから努力で力をつけ、若いエリートを見返す逆転劇に胸がすく人なら、きっと楽しめます。仕事に疲れていて、何歳から始めてもいいと背中を押してほしい人にもどうぞ。
6バキ外伝 烈海王は異世界転生しても一向にかまわんッッバキ外伝 烈海王は異世界転生しても一向にかまわんッッ異世界/ファンタジー/バトル/アクション連載中8.3/10セリフ回しや間の取り方まで板垣節そのもので、転生しても礼節と武の哲学を曲げない姿がかっこいい。バキシリーズが好きで、原作の口ぶりや間の再現を楽しみたい人なら満足できるはずです。背景のモブにまで紛れこんだ刃牙の登場人物を探すのも、楽しみのひとつになります。
7骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中青年漫画/異世界ファンタジー連載中8.2/10水戸黄門のような安心感のある世直しなので、頭を空っぽにして読めます。悪党が痛快に片づいていく勧善懲悪で、すっきりしたい人に合う一冊です。主人公がくよくよ悩まないので、疲れた日の息抜きにも向いています。
8ありふれた職業で世界最強ありふれた職業で世界最強バトル・アクション/異世界ファンタジー/成り上がり連載中8.2/10無力な少年が白髪隻眼の戦士へ変わる落差が大きく、強くなる理屈も一つずつ積み上がります。裏切られてどん底に落ちた主人公が、地を這って成り上がる話にしびれる人に合います。中二くさい要素やハーレム寄りの筋書きを、にやにやしながら楽しめる人ならなおよしです。
9元・世界1位のサブキャラ育成日記 〜廃プレイヤー、異世界を攻略中!〜元・世界1位のサブキャラ育成日記 〜廃プレイヤー、異世界を攻略中!〜異世界転生/ファンタジー/ゲーム/アクション連載中8.2/10将棋の駒をもとにしたスキルや、クールタイム・ヘイト管理まで作りこまれたとことんゲームらしい駆け引きが楽しい作品です。チートで一方的に勝つより、勝ち筋を知り尽くして攻略する主人公を応援したい人に向いています。仲間を一人ずつ育てる王道の育成ものが好きな人も楽しめます。
10成長チートでなんでもできるようになったが、無職だけは辞められないようです成長チートでなんでもできるようになったが、無職だけは辞められないようです異世界/ファンタジー/アクション連載中8/10複雑な政治劇や重い展開が少ないので、疲れた日でも気楽に異世界の冒険を楽しめます。スキルを増やしながらテンポよく強くなる流れを、気軽に味わいたい人向け。かわいいヒロインに囲まれる王道の展開を、難しく考えずに楽しみたい人にもどうぞ。
11この世界がゲームだと俺だけが知っているこの世界がゲームだと俺だけが知っている異世界転移/ファンタジー/ギャグ/アクション連載中7.9/10作り手の悪意を裏技で逆手に取るずるい手口には、死ねば終わりの世界で生き延びるための必死さがにじみ、思わず笑ってしまいます。理不尽な仕様をバグごと逆手に取って攻略する爽快さを、存分に味わいたい人にぴったりの作品です。重い展開が苦手で、テンポのよいギャグを楽しみたい人にもうってつけです。
12奴隷転生 ~その奴隷、最強の元王子につき~奴隷転生 ~その奴隷、最強の元王子につき~異世界/バトル・アクション/異世界ファンタジー完結7.8/10ハーレムやお色気に寄り道しない骨太な筋運びで、力の入った戦闘作画が最後まで続きます。お色気に頼らず、筋の通った戦いで押していく転生ものを探している人に届けたい一作です。奴隷の身から世を正していく下剋上の痛快さを味わいたい人にもおすすめです。
13ライドンキングライドンキング異世界/ファンタジー/アクション/ギャグ・コメディ完結8.6/10旅の目的が前代未聞なうえ、理屈抜きに強い強面のおっさんという絵面だけで可笑しい。理屈抜きに強いおっさんが暴れ回る、描き込みの濃い格闘アクションでスカッとしたい人に合います。よくある異世界ものに少し飽きてきた頃なら、型破りな設定にきっと笑えます。
14とんでもスキルで異世界放浪メシとんでもスキルで異世界放浪メシ異世界/ファンタジー/グルメ連載中8.2/10その家庭料理に胃袋をつかまれた伝説の魔獣フェンリルと、ご飯を囲みながら気ままに旅をするだけの話なのに、読むとなぜか満たされます。家庭料理がおいしそうに描かれた、読みながらお腹がすく漫画を探している人にぴったりです。仕事や家事に疲れた日に、嫌な気分にならずに楽しめる話が読みたい人にもどうぞ。
15盾の勇者の成り上がり盾の勇者の成り上がり異世界/ファンタジー連載中7.8/10罪を着せられた主人公のためにラフタリアが必死に無実を訴える場面には、信じてくれる相手がひとりでもいる救いが詰まっていて泣けます。理不尽な仕打ちにも折れず、どん底から這い上がる逆転の物語で胸を熱くしたい人に向いています。人を信じられなくなった主人公が、仲間との絆で心を開いていく過程を見守りたい人にもおすすめです。
16黒の召喚士黒の召喚士異世界転生/ファンタジー/バトル連載中7.6/10レベル上げに命をかけるほど強くなることに一切手を抜かない貪欲さが気持ちいい。強敵との戦いを楽しむ戦闘狂の主人公が好きで、派手なバトルを存分に味わいたい人に合います。召喚した配下や仲間と力を合わせる、にぎやかなパーティものが好きな人も楽しめます。
1

蜘蛛ですが、なにか?

最弱の蜘蛛に転生した女子高生が、知恵と糸だけで地獄の迷宮を這い上がる異世界サバイバル

この特集で選んだ理由

16作のなかで唯一、人ではなく最弱の魔物として生まれ、力を手にするまでの長い道のりそのものを読ませる作品として入れました。

蜘蛛ですが、なにか?
作者
かかし朝浩/馬場翁/輝竜司
掲載誌
ヤングエースUP
ジャンル
異世界転生/ファンタジー/バトル・アクション/サバイバル
完結
連載中
評価
8.6/10

良い点

名前すら持たない最弱の蜘蛛が、糸の罠や毒を練りながら格上をだまし討ちにしていきます。追い詰められた場面でも軽口が止まらず、死にかけては笑って立ち上がる一人語りのおかげで重い展開もすっと読めます。会話がほとんどない囲み文だらけの画面なのに、状況が素直に入ってくるのも好印象です。

気になる点

話が進むほど女子高生らしさが薄れ、敵が出て倒してレベルが上がる流れが続きます。仲間との交流は少なく、スキルの数も多すぎて覚えきれません。蜘蛛の絵はうまいのに、人が増えるほど目につく人物画の弱さも気になります。

こんな人におすすめ

最弱の立場から、知恵と工夫だけで格上に挑む流れを腰を据えて追いたい人に合います。ゲームでスキルやステータスを伸ばす作業が好きなら、その手ざわりを漫画でも楽しめます。

こんな人には不向き

仲間との会話や友情が積み重なる物語を読みたい人には、戦いの連続が味気なく映るかもしれません。細かいスキル名が並ぶ、文字の多い画面が苦手な人も読むのに骨が折れます。

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2

野人転生

チートも加護もなし。空手の技ひとつで異世界を生き抜く、泥くさいサバイバル

この特集で選んだ理由

魔法も加護も持たず、空手の技と体ひとつで生き延びる主人公です。並べて読むと「強さの手ざわり」の違いがはっきりします。

野人転生
作者
野人/小林嵩人
掲載誌
月刊コミック電撃大王
ジャンル
バトル・格闘/サバイバル/異世界ファンタジー
完結
連載中
評価
8.6/10

良い点

神の加護もチートもなく、手元にあるのは長年積んだ空手の技だけ。目潰しから肘、鎧の相手は引き倒して関節技と、一撃ごとに理屈が通った戦い方に引きこまれます。人を殺した重さを割り切れない主人公の弱さも、荒れた世界ではかえって胸に残ります。

気になる点

戦いの場面は一瞬を切り取った一枚絵に近く、漫画らしい勢いは薄めです。出会っては別れて森へ戻る流れが続き、腰を据えられる居場所がなかなか見えないもどかしさもあります。一話が短いので、まとめて読まないと話の流れをつかみにくいです。

こんな人におすすめ

神の加護も特別な力もない状態から、裸一貫で生き延びていく過程をじっくり味わいたい人に向いています。格闘技の理屈が通った戦いが好きな人ならなおさらです。

こんな人には不向き

派手な効果線と勢いで押す戦闘を求める人には、静止画寄りのコマ運びが合わないはずです。強くなった主人公がちやほやされる明るい空気を期待すると、重さに戸惑います。

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3

ドローイング 最強漫画家はお絵描きスキルで異世界無双する!

最強漫画家が異世界へ!描いたものを具現化するチートスキルで無双する、圧倒的作品!

この特集で選んだ理由

戦闘力より「描く力」がそのまま武器になる設定は掲載作でこの一作だけで、絵の見映えで選ぶならまず名前が挙がります。

ドローイング 最強漫画家はお絵描きスキルで異世界無双する!
作者
金光鉉/林達永
掲載誌
コミックヴァルキリー
ジャンル
異世界転生/ファンタジー
完結
連載中
評価
8.5/10

良い点

描いたものを形にするスキルで、漫画家としての経験を戦いに活かす発想が面白い作品です。美少女と迫力あるバトルを描き切る画力がとにかく目を引きます。前世の孤独と後悔を抱えた主人公が、新しい家族を全力で守ろうとする姿にも胸が熱くなります。

気になる点

貴族による平民差別や理不尽な暴力が序盤から強く、胸がすくまで読み進めるのに気力を使います。お色気の場面も露骨に描かれるうえ、スキルが万能すぎて危うさが出ないため、ぎりぎりの攻防を期待すると物足りなさが残ります。

こんな人におすすめ

創作の発想を戦いに持ちこむ、ひねりのある無双ものを読みたい人におすすめです。華やかなキャラクターと迫力の戦闘を、絵の力ごと楽しみたい人にも合います。

こんな人には不向き

差別や暴力の重い描写が続くとつらくなる人は、序盤で気持ちが削られやすいです。お色気の多さが気になる人や、物語の全体像が早めに見える話を好む人にも向きません。

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4

転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます

魔術に飢えたまま死んだ男が、才能に恵まれた第七王子へ転生。極めるための無双が始まる

この特集で選んだ理由

復讐や生き残りのためではなく、ただ魔術が好きだから強くなるという動機の軽さが、重めの作品が多い今回の顔ぶれでよい息抜きになります。

転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます
作者
石沢庸介/謙虚なサークル/メル。
掲載誌
マガジンポケット
ジャンル
魔法・バトル/異世界ファンタジー
完結
連載中
評価
8.5/10

良い点

魔術を極めたいという一点の欲だけで動く主人公が、手にした才能を残らず使い倒していきます。魔術を放つ場面は毎回見せ方が変わり、敵のほうが気の毒になるほどの蹴散らしぶりが痛快です。周りが大騒ぎするツッコミの笑いも挟まり、肩の力を抜いて読めます。

気になる点

どんな場面でも主人公が余裕を崩さないので、危ういと感じる瞬間がほとんどありません。事件が起きてボスを倒す組み立ても章ごとに続き、話の行き先がつかみにくいまま進みます。胸の強調や湯あみといったお色気の場面も、好みが分かれるところです。

こんな人におすすめ

主人公が最初から最強の話を、理屈抜きで気持ちよく読みたい人にまず手に取ってほしい作品です。描き込まれた魔法バトルの絵を、じっくり眺めたい人も満足できます。

こんな人には不向き

主人公が追い詰められる緊張感を求める人には、余裕の勝ち方が物足りなく感じられます。似た筋立てが続くと飽きてしまう人も、長く追うのはしんどいかもしれません。

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5

新米オッサン冒険者、最強パーティに死ぬほど鍛えられて無敵になる。

30歳から夢を追う新米オッサン!最強の師匠に鍛え上げられた実力で無双する爽快劇。

この特集で選んだ理由

転生も召喚もなく、30歳を過ぎた一人の男が修行だけで無敵になる、今回の顔ぶれで年齢と努力を背負った唯一の主人公です。

新米オッサン冒険者、最強パーティに死ぬほど鍛えられて無敵になる。
作者
Tea/荻野ケン/岸馬きらく
掲載誌
コミックファイア
ジャンル
少年漫画/異世界ファンタジー/コメディ/アクション
完結
連載中
評価
8.4/10

良い点

30歳を過ぎて冒険者になったリックが、鼻持ちならないエリートたちを実力でねじ伏せていく展開にスカッとします。勝てる理由は師匠たちに課された地獄のような修行にあり、積み上げた努力が強さの裏付けになっているぶん、勝ち方に納得がいきます。濃い師匠たちとのやり取りも笑えます。

気になる点

追放・無双系の型どおりに進むので、先の展開は読みやすいです。リックの強さに周囲が驚く場面も繰り返され、まとめて読むとマンネリが目立つのが惜しいところ。師匠たちの修行が理不尽で乱暴すぎて、笑う前に気の毒に思える場面もあります。

こんな人におすすめ

中年になってから努力で力をつけ、若いエリートを見返す逆転劇に胸がすく人なら、きっと楽しめます。仕事に疲れていて、何歳から始めてもいいと背中を押してほしい人にもどうぞ。

こんな人には不向き

型にはまった展開に既視感を覚えやすく、意外なひねりを求める人には物足りません。シリアスなサバイバルや細かく練られた設定を期待する人も、緩さが気になるはずです。

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6

バキ外伝 烈海王は異世界転生しても一向にかまわんッッ

宮本武蔵との死闘で命を落とした烈海王が、異世界転生して無双するバキ外伝。

この特集で選んだ理由

他作品の人気キャラクターをそのまま異世界へ送りこんだスピンオフで、バキを読んできた人にとってはこの16作でいちばん入りやすい作品です。

バキ外伝 烈海王は異世界転生しても一向にかまわんッッ
作者
陸井栄史/猪原賽/板垣恵介
掲載誌
月刊少年チャンピオン
ジャンル
異世界/ファンタジー/バトル/アクション
完結
連載中
評価
8.3/10

良い点

宮本武蔵との死闘で命を落とした烈海王が、異世界のゴーレムやオーガに拳ひとつで挑みます。セリフ回しや間の取り方まで板垣節そのもので、転生しても礼節と武の哲学を曲げない姿がかっこいい。元から超人なので、無双しても違和感がありません。

気になる点

刃牙らしい筋肉の迫力はやや薄く、バトルに物足りなさを感じる場面もあります。敵を見つけて倒す流れが続く中盤からは、マンネリ気味。シリーズを知らないと小ネタの面白さが半分も伝わらない点も、人に勧めるときに迷うところです。

こんな人におすすめ

バキシリーズが好きで、原作の口ぶりや間の再現を楽しみたい人なら満足できるはずです。背景のモブにまで紛れこんだ刃牙の登場人物を探すのも、楽しみのひとつになります。

こんな人には不向き

元のシリーズを読んだことがない人は、仕掛けの多くを素通りしてしまいます。原作で烈海王が迎えた結末を大切にしている人も、素直に楽しめないかもしれません。

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7

骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中

寝落ちしたら骸骨騎士の姿で異世界へ。正体を隠しつつ悪党を斬る世直し道中!

この特集で選んだ理由

正体を隠して旅をするという縛りがあり、力を見せびらかさない分だけ、掲載作のなかでもいちばん穏やかに読める作品です。

骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中
作者
KeG/秤猿鬼/サワノアキラ
掲載誌
コミックガルド
ジャンル
青年漫画/異世界ファンタジー
完結
連載中
評価
8.2/10

良い点

ゲームのキャラの姿のまま、中身が骨だけの騎士になったアークが、悪党を斬って困った人を助けていきます。水戸黄門のような安心感のある世直しなので、頭を空っぽにして読めます。骨なのに表情が豊かで、食いしん坊のお調子者ぶりにも和みます。

気になる点

どこかで見た設定を組み合わせた感じは否めず、主人公がピンチに陥らない展開が続きます。呪いを解くという本筋が脇に置かれがちなのも気になるところ。明るいノリのなかに、山賊の暴力を生々しく描く場面が急に差しこまれる点も読む人を選びます。

こんな人におすすめ

悪党が痛快に片づいていく勧善懲悪で、すっきりしたい人に合う一冊です。主人公がくよくよ悩まないので、疲れた日の息抜きにも向いています。

こんな人には不向き

主人公が追い込まれる緊張感をバトルに求める人には、物足りなさが残ります。明るい話の途中に差しこまれる生々しい暴力が苦手な人も、注意が必要です。

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8

ありふれた職業で世界最強

最弱の職業を押しつけられた高校生が、迷宮の底から這い上がる異世界成り上がり譚。

この特集で選んだ理由

仲間の悪意で奈落に落とされる入り方がいちばん暗く、そこから反転する落差の大きさでは16作のなかで群を抜いています。

ありふれた職業で世界最強
作者
たかやKi/白米良/RoGa
掲載誌
コミックガルド
ジャンル
バトル・アクション/異世界ファンタジー/成り上がり
完結
連載中
評価
8.2/10

良い点

戦う力のない鍛冶の職業を授かった少年が、奈落に突き落とされ、魔物を喰らって這い上がっていきます。無力な少年が白髪隻眼の戦士へ変わる落差が大きく、強くなる理屈も一つずつ積み上がります。隻腕に眼帯、大きな銃と、中二心をくすぐる要素も全開です。

気になる点

不遇な出だしのあとは、あっさりチート状態になります。主人公の性格が激変するうえ、女の子が次々に惚れていく速さが雑に感じられる場面もあります。敵の強さも駆け足で上がるので、気持ちが置いていかれがちです。

こんな人におすすめ

裏切られてどん底に落ちた主人公が、地を這って成り上がる話にしびれる人に合います。中二くさい要素やハーレム寄りの筋書きを、にやにやしながら楽しめる人ならなおよしです。

こんな人には不向き

主人公が別人のように変わる流れについていきにくい人には向きません。恋愛は一人の相手とじっくり描いてほしい人も、ヒロインが増えていく展開に引っかかるはずです。

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9

元・世界1位のサブキャラ育成日記 〜廃プレイヤー、異世界を攻略中!〜

命を絶った廃ゲーマーが脇役キャラに転生し、知識だけで世界一を狙う攻略譚!

この特集で選んだ理由

主人公ひとりの強さより、周りの仲間を育てて勝たせることに重心があり、「俺TUEEE」を育成の側から楽しめる作品です。

元・世界1位のサブキャラ育成日記 〜廃プレイヤー、異世界を攻略中!〜
作者
前田理想/沢村治太郎/まろ
掲載誌
月刊少年エース
ジャンル
異世界転生/ファンタジー/ゲーム/アクション
完結
連載中
評価
8.2/10

良い点

やり込み知識を持つ廃ゲーマーが倉庫用の脇役キャラに生まれ変わり、世界を攻略していきます。将棋の駒をもとにしたスキルや、クールタイム・ヘイト管理まで作りこまれたとことんゲームらしい駆け引きが楽しい作品です。眠っていた才能を掘り起こして仲間を育てる流れも気持ちいいです。

気になる点

戦闘の迫力が乗り切らず、真面目な場面でも表情が薄めです。スキルの仕組みを語る主人公の説明が長く、話の腰を折る解説でテンポが落ちることもあります。途中からのハーレム寄りの流れや、虐げられた者を助ける筋の繰り返しも好みが分かれます。

こんな人におすすめ

チートで一方的に勝つより、勝ち筋を知り尽くして攻略する主人公を応援したい人に向いています。仲間を一人ずつ育てる王道の育成ものが好きな人も楽しめます。

こんな人には不向き

戦闘の迫力や物語の緩急を大事にする人には、淡々とした語り口が合わないかもしれません。込み入った仕組みの説明が続くと退屈に感じる人も要注意です。

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10

成長チートでなんでもできるようになったが、無職だけは辞められないようです

女神から成長チートを貰ったのに、なぜか職業は「無職」固定!?無職のまま最強へと成り上がる、テンポ抜群の王道異世界ハーレムファンタジー!

この特集で選んだ理由

「無職」の縛りを抱えたままほかの職業のスキルを集めていく仕組みは掲載作にない遊び方で、王道のハーレム異世界ものを気楽に読みたいときの受け皿になります。

成長チートでなんでもできるようになったが、無職だけは辞められないようです
作者
橋本良太/時野洋輔
掲載誌
水曜日のシリウス
ジャンル
異世界/ファンタジー/アクション
完結
連載中
評価
8/10

良い点

女神から成長チートをもらったのに、職業だけは最底辺の「無職」から変えられない主人公。その立場を逆手に取り、ほかの職業のスキルを次々に覚えていく過程がゲームのようで面白いです。複雑な政治劇や重い展開が少ないので、疲れた日でも気楽に異世界の冒険を楽しめます。

気になる点

成長が早いぶん主人公がすぐ最強クラスになり、戦いの緊張感や作戦の面白さは薄めです。ハーレム要素もかなり強め。世界観や魔法の仕組みの説明が省かれがちなので、原作小説を読んでいないと設定がわかりにくい場面があります。

こんな人におすすめ

スキルを増やしながらテンポよく強くなる流れを、気軽に味わいたい人向け。かわいいヒロインに囲まれる王道の展開を、難しく考えずに楽しみたい人にもどうぞ。

こんな人には不向き

斬新な設定や深い人間ドラマを期待する人には物足りないはずです。複数のヒロインに好かれる展開そのものが苦手な人も、避けたほうが無難です。

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11

この世界がゲームだと俺だけが知っている

クソゲーの知識だけを頼りに、理不尽なバグ世界を裏技で切り抜けていく異世界コメディ。

この特集で選んだ理由

強さの源は「仕様の穴を知っていること」で、16作のなかでいちばんひねくれた無双を見せてくれる作品です。

この世界がゲームだと俺だけが知っている
作者
イチゼン/ウスバー
掲載誌
ComicWalker/コミッククリア
ジャンル
異世界転移/ファンタジー/ギャグ/アクション
完結
連載中
評価
7.9/10

良い点

放りこまれた先は、世紀のクソゲーと呼ばれたVRゲームの世界。主人公が頼るのは、山ほど覚えたバグ仕様だけです。作り手の悪意を裏技で逆手に取るずるい手口には、死ねば終わりの世界で生き延びるための必死さがにじみ、思わず笑ってしまいます。結末まできれいに畳まれているのもうれしいところ。

気になる点

バグの解説から入り、バグで攻略して終わる流れがほぼ毎回続くので、同じ型の繰り返しに途中で飽きることもあります。原作にあった細かい伏線や仕掛けは、漫画版では削られています。萌え寄りの味付けや、途中から漂うハーレムめいた空気も好みが分かれます。

こんな人におすすめ

理不尽な仕様をバグごと逆手に取って攻略する爽快さを、存分に味わいたい人にぴったりの作品です。重い展開が苦手で、テンポのよいギャグを楽しみたい人にもうってつけです。

こんな人には不向き

原作小説の伏線を気に入っている人には、筋書きの省略が気になるはずです。萌え寄りの味付けが苦手な人も、合わない場面が出てきます。

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12

奴隷転生 ~その奴隷、最強の元王子につき~

完結

最強の魔法師だった王子が奴隷に転生し、世を正していく下剋上ファンタジー

この特集で選んだ理由

最強の元王子の頭脳と奴隷の肉体という組み合わせで、身分の最底辺から這い上がる下剋上の型をもっともまっすぐに描いた作品として選びました。

奴隷転生 ~その奴隷、最強の元王子につき~
作者
カラユミ/原口鳳汰/誉
掲載誌
マガジンポケット
ジャンル
異世界/バトル・アクション/異世界ファンタジー
完結
完結
評価
7.8/10

良い点

強すぎる魔力に体が耐えられず死んだ最強の王子が、頑丈な肉体を持つ奴隷の少年に生まれ変わります。ハーレムやお色気に寄り道しない骨太な筋運びで、力の入った戦闘作画が最後まで続きます。無愛想なのに王子だった頃の話をうっかり口にする主人公にも、かわいげがあります。

気になる点

出だしから最強なうえ努力がほとんど描かれず、戦いに張り詰めた感じが出ません。王道の型をなぞる展開なので、なろう系を読み慣れた人には新鮮味が薄めです。話の運びも駆け足で、人物の心の動きをもっと見たかったところがあります。

こんな人におすすめ

お色気に頼らず、筋の通った戦いで押していく転生ものを探している人に届けたい一作です。奴隷の身から世を正していく下剋上の痛快さを味わいたい人にもおすすめです。

こんな人には不向き

主人公が苦戦しながら少しずつ力をつける成長物語を見たい人には向きません。世界の設定や心の動きを、時間をかけて掘り下げる語り口を求める人も物足りなさを感じます。

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13

ライドンキング

完結

某国大統領そっくりの最強おっさんが、騎乗欲のまま異世界を暴れ回る異色ファンタジー!

この特集で選んだ理由

16作のなかで主人公が一国を率いてきた為政者なのはこの作品だけで、未知の生き物にまたがりたい欲に引っぱられるまま、人も魔物も暮らせる村を興していく「国を作る側の無双」が読めます。

ライドンキング
作者
馬場康誌
掲載誌
月刊少年シリウス
ジャンル
異世界/ファンタジー/アクション/ギャグ・コメディ
完結
完結
評価
8.6/10

良い点

格闘の達人で、あらゆる乗り物にまたがりたい欲に取り憑かれた終身大統領が、チートもスキルも授からないまま異世界で魔獣や山賊をなぎ倒していきます。旅の目的が前代未聞なうえ、理屈抜きに強い強面のおっさんという絵面だけで可笑しい。女の子が多くても父と娘のような距離感なので、ハーレムものの居心地の悪さもありません。

気になる点

一発ネタとしては笑えても、主人公が無敵すぎて戦いの緊張感は薄めです。村作りを始めたあたりからよくある異世界ものとの差が縮まり、急に学園編が始まるなど話が広がりすぎて初期の勢いが薄れるのも惜しいところ。周りの女の子たちの造形が型どおりなのも、主人公の濃さと比べるともったいなく感じます。

こんな人におすすめ

理屈抜きに強いおっさんが暴れ回る、描き込みの濃い格闘アクションでスカッとしたい人に合います。よくある異世界ものに少し飽きてきた頃なら、型破りな設定にきっと笑えます。

こんな人には不向き

主人公が最初から無敵なので、勝敗の読めない緊張感を大事にしたい人には物足りません。モデルになった現実の指導者の印象が強く、フィクションとして割り切れない人も素直には笑えないはずです。

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14

とんでもスキルで異世界放浪メシ

巻き込まれ召喚された会社員が、ネットスーパーの料理で伝説の魔獣を従え、気ままに旅する異世界ごはん漫画。

この特集で選んだ理由

16作のなかで唯一、主人公本人はほとんど戦わず、最強の従魔を手料理で味方につけるという、剣も拳も使わない変わり種の無双です。

とんでもスキルで異世界放浪メシ
作者
江口連/赤岸K/雅
掲載誌
コミックガルド
ジャンル
異世界/ファンタジー/グルメ
完結
連載中
評価
8.2/10

良い点

勇者召喚に巻き込まれただけの会社員が授かったのは、元の世界の食材を取り寄せる地味なスキル。その家庭料理に胃袋をつかまれた伝説の魔獣フェンリルと、ご飯を囲みながら気ままに旅をするだけの話なのに、読むとなぜか満たされます。大きな狼と小さなスライムのかわいさにも和みます。

気になる点

やわらかい絵柄は好みが分かれ、コマによっては線が雑に見えるところもあります。ほのぼのした空気のわりに、狩られる魔物の姿がときどきグロテスクなのも気になる点。原作小説のエピソードも、ところどころ省かれています。

こんな人におすすめ

家庭料理がおいしそうに描かれた、読みながらお腹がすく漫画を探している人にぴったりです。仕事や家事に疲れた日に、嫌な気分にならずに楽しめる話が読みたい人にもどうぞ。

こんな人には不向き

主人公がピンチで覚醒するような、派手なバトルや逆転劇を求める人には物足りません。のんびりした話でも、魔物がグロテスクに描かれる場面は避けたい人も気をつけてください。

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15

盾の勇者の成り上がり

冤罪で追いつめられた盾の勇者が、少女ラフタリアと地道に這い上がる成り上がりファンタジー

この特集で選んだ理由

身に覚えのない罪を着せられ、周りから毎日責められるところから始まる成り上がりで、主人公が受ける仕打ちの理不尽さでは16作のなかでも群を抜いています。

盾の勇者の成り上がり
作者
アネコユサギ/弥南せいら/藍屋球
掲載誌
コミックフラッパー
ジャンル
異世界/ファンタジー
完結
連載中
評価
7.8/10

良い点

仲間に裏切られ、身に覚えのない罪まで着せられた盾の勇者が、奴隷の少女ラフタリアと一歩ずつ強くなっていきます。罪を着せられた主人公のためにラフタリアが必死に無実を訴える場面には、信じてくれる相手がひとりでもいる救いが詰まっていて泣けます。ほかの勇者たちのクズっぷりには、つい吹き出してしまいます。

気になる点

無実なのに誰にも信じてもらえない序盤が長く、正直かなりイライラします。ほかの勇者たちの考えの浅さにも疲れますし、盾しか使えず正面から殴り合えないもどかしさのせいで、爽快感はあまり得られません。戦闘場面の位置関係がつかみにくいのも惜しいところです。

こんな人におすすめ

理不尽な仕打ちにも折れず、どん底から這い上がる逆転の物語で胸を熱くしたい人に向いています。人を信じられなくなった主人公が、仲間との絆で心を開いていく過程を見守りたい人にもおすすめです。

こんな人には不向き

主人公が理不尽に責められ続ける序盤が長いので、そこで読むのがつらくなる人には向きません。序盤から派手な無双で敵をなぎ倒す爽快さを味わいたい人も、しばらくは我慢が必要です。

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16

黒の召喚士

記憶と引き換えに強力なスキルを得た戦闘狂の召喚士が、仲間と強敵に挑む異世界バトル

この特集で選んだ理由

前世の記憶と引き換えに力を得るという代償つきの転生で、しかも戦うこと自体を楽しむ戦闘狂が主人公なので、16作のなかでいちばん自分から強敵を探しにいく作品です。

黒の召喚士
作者
天羽銀/迷井豆腐
掲載誌
コミックガルド
ジャンル
異世界転生/ファンタジー/バトル
完結
連載中
評価
7.6/10

良い点

前世の記憶を差し出す代わりに強い召喚スキルを手にした青年が、格上の強敵へ自分から突っ込んでいきます。レベル上げに命をかけるほど強くなることに一切手を抜かない貪欲さが気持ちいい。悪者のような顔つきで暴れ回るのに、女神にはまっすぐ惚れている人間くささもあります。

気になる点

エフェクトが派手すぎて、誰が何をしたのかわかりにくいコマがあります。戦いの最中にみんなよくしゃべるうえ、配下や仲間の数も多く、セリフの多さでバトルのテンポが落ちるのがもったいないところ。巻が進んでも作画がなかなか安定しない点も気になります。

こんな人におすすめ

強敵との戦いを楽しむ戦闘狂の主人公が好きで、派手なバトルを存分に味わいたい人に合います。召喚した配下や仲間と力を合わせる、にぎやかなパーティものが好きな人も楽しめます。

こんな人には不向き

作画の安定感を重視する人は、絵の粗さが気になって物語に入りにくいはずです。テンポよく決着がつくバトルを好む人や、登場人物が多いと追いにくく感じる人にも向きません。

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目的別のおすすめ

よくある質問

チート・俺TUEEE系は展開が単調になりませんか?+

正直なところ、敵が出てきて倒す流れの繰り返しは、多くの作品で気になる点として挙げられています。飽きにくさを重視するなら、一撃ごとに戦いの理屈が変わる『野人転生』や、世界の謎と伏線で引っぱる『ドローイング 最強漫画家はお絵描きスキルで異世界無双する!』を選ぶと、勝ち方以外の楽しみも見つかります。

原作や元のシリーズを知らなくても楽しめますか?+

『蜘蛛ですが、なにか?』は、原作を知らなくても状況がすっと入ってくる作りです。一方で『バキ外伝 烈海王は異世界転生しても一向にかまわんッッ』は、バキシリーズを知っているほど笑える小ネタが増えます。『成長チートでなんでもできるようになったが、無職だけは辞められないようです』も魔法の仕組みの説明が省かれがちなので、原作小説に触れておくと入りこみやすくなります。

お色気やハーレムが苦手でも読める作品はありますか?+

『奴隷転生 ~その奴隷、最強の元王子につき~』は、ヒロインが多くても甘い展開に紙幅を割きません。『野人転生』もハーレムとは無縁の、泥くさいサバイバルです。逆に『ドローイング』と『転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます』はお色気の場面がはっきり描かれるので、苦手な人は気をつけてください。

チートのない『野人転生』が入っているのはなぜですか?+

加護も特別な力もない主人公ですが、空手の技だけで荒くれ者をねじ伏せていく姿は、別の角度から見た「俺TUEEE」です。与えられた力で勝つ作品と並べて読むと、強さの手ざわりの違いがよくわかります。

まとめ

最弱の蜘蛛も、空手ひとつの男も、バグを知り尽くした廃ゲーマーも、強くなる道筋はまるで違います。それでも16作に共通しているのは、見下されていた側が相手の予想を裏切る瞬間の気持ちよさでした。気になる点まで含めて読み比べ、自分がいちばんスカッとできる一冊を選んでみてください。

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