レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
盾の勇者の成り上がり の感想と評価(良いところ、悪いところ)
盾の勇者の成り上がり
連載: コミックフラッパー
評価: 7.8/10
あらすじ
図書館で四聖勇者の本を手に取った大学生・尚文は、「盾の勇者」として異世界へ呼び出される。ところが仲間に裏切られ、身に覚えのない罪まで着せられて、周りから毎日責められる日々が始まる。人を信じられなくなった尚文は、奴隷の少女ラフタリアを仲間に迎え、世界を脅かす「波」に立ち向かっていく。やがて魔物の少女フィーロも旅に加わる。派手な無双とは縁がなく、地道に強くなるしかない歯がゆさがある一方で、少女のまっすぐな信頼がじわじわ胸にしみる。ひねくれた男の心が少しずつほどけていくさまを、最後まで見届けたくなる。冤罪のどん底から這い上がる、逆転の成り上がりファンタジー!
この作品が載っている特集
読む前に確認したい相性
向いている人
- ありがちな無双ものに物足りなさを感じ、地道な努力で少しずつ強くなる主人公を応援したい人
- 理不尽な仕打ちにも折れず、どん底から這い上がっていく逆転の物語にとことん胸を熱くしたい人
- 人を信じられなくなった主人公が、仲間との絆で少しずつ心を開いていく過程を見守りたい人
向いていない人
- 序盤から主人公が理不尽に責められ続ける展開が長く続くと、読むのがつらくなってしまう人
- 考えの浅い脇役にイライラさせられる場面が何度も出てくると、物語を楽しむ余裕がなくなる人
- 戦いの場面では、派手な無双で敵を次々となぎ倒す爽快さを物語の序盤からたっぷり味わいたい人
良い感想・レビュー
- 仲間に裏切られ、濡れ衣まで着せられた主人公が、毎日責められても必死に生き抜く姿に惚れました。王道の勇者ではないけれど、ここ最近読んだ勇者ものでは一番好きになれた主人公です。
- 人間不信だった主人公の心が、少しずつほどけていく変化を追うのが楽しい。残酷な人間関係と優しさが同じ紙面に並んでいるので、読み応えはかなりのものだ。
- 罪を着せられた主人公のために、ラフタリアが周りへ必死に無実を訴える場面では、主人公と一緒に泣いてしまいました。信じてくれる相手がひとりでもいる救いが、あの場面には詰まっています。
- 安易な俺ツエーが苦手な僕には、地道な努力で一歩ずつ強くなる主人公がちょうどよかった。成り上がりもののおもしろさを知ったのも、じつはこの作品からだ。
- 主人公の卑屈っぷりには思わず笑うし、ほかの勇者たちのクズっぷりにも吹き出した。そのぶん、どん底から這い上がっていく姿をつい応援したくなってしまう。
悪い感想・レビュー
- 序盤は主人公への扱いがあまりに酷くて、正直かなりイライラしました。無実なのに誰にも信じてもらえない理不尽さが長く続くので、ここで手が止まる人もいそうです。
- 勇者として呼ばれたのに罠にはめられ、犯罪者扱いされるところから始まる。期待値がとことん低いスタートなので、正直しばらくは読んでいて少しツラかった。
- ほかの勇者たちが揃いもそろって考えが浅すぎるので、見ていて疲れます。主人公ばかりが割を食う展開が続くと、読んでいるこちらまでぐったりしてしまいました。
- 戦闘シーンでは誰がどこで何をしているのか、全体の位置関係がつかみにくいと感じました。もう少し引いた絵で見せてくれたら、盛り上がる場面にもっと乗れたはずです。
- クセがなくて、すんなり読み進められたのは僕にはありがたかった。ただ、その読みやすさと引き換えに物語そのものの深みは物足りない。あとひと押し、話に奥行きがほしくなる。










