漫画よしあし10巻以上の長編漫画レビューサイト

大逆転の展開に鳥肌!絶望から這い上がる『爽快な逆転劇』が魅力の10巻以上の長編漫画12選

編集: 漫画よしあし
公開日:更新日:

負けがほぼ決まった場面から、たった一手で形勢がひっくり返る。逆転劇の気持ちよさは、追い込まれていた時間が長いほど大きくなります。

この特集では、頭脳戦で盤面を裏返す作品、弱小チームが格上に挑む下剋上、どん底の立場から成り上がる物語の3系統から、10巻以上続く長編を12作選びました。

どの作品も、勝ち筋が見えた瞬間にそれまでの我慢がまとめて報われます。今の気分に合う逆転の形から、気軽に手に取ってみてください。

時間がない人向け結論:おすすめTOP3

  1. 一手ずつ積み上げた論理が最後に盤面をひっくり返すので、読み手も一緒に頭を使えます。

  2. 命を賭けたブラフの応酬に、暴力と知略がからみ合う緊張感が加わり、一瞬も気が抜けません。

  3. わざとアウトを取られて試合を無効にするような、やってはいけない側から攻める発想に何度もうならされます。

目次

選び方のポイント

  1. 1. 頭で勝つ逆転か、命を張る逆転かで選ぶ

    ルールの抜け穴を突いて勝つ頭脳戦なら『LIAR GAME』や『ONE OUTS』が向いています。命がけの駆け引きに暴力まで絡む緊張感を求めるなら、『嘘喰い』や『賭博黙示録カイジ』を選ぶとよいでしょう。どれも読み手が一緒に考えながら追える作りです。

  2. 2. 格上を倒す下剋上なら、スポーツと受験もの

    弱小チームが強豪を倒す快感を味わうなら、選手の目線で走る『アイシールド21』がまず候補です。監督やアナリストの頭脳で試合を動かす話が好きなら、『GIANT KILLING』と『神様のバレー』を。落ちこぼれが東大を目指す『ドラゴン桜』は、勉強そのものを逆転の武器にします。

  3. 3. どん底の長さで選ぶ

    逆転の爽快さは、そこまでの苦しさと表裏一体です。『盾の勇者の成り上がり』は冤罪で責められる序盤が長く、その分だけ這い上がる姿に気持ちが入ります。早めにすっきりしたい人には、追放されてすぐ本来の力を見せはじめる『味方が弱すぎて補助魔法に徹していた宮廷魔法師、追放されて最強を目指す』が合いやすいでしょう。

  4. 4. 主人公の温度で選ぶ

    敵を容赦なく追い詰める主人公もいれば、明るさで逆境を楽しんでしまう主人公もいます。『ありふれた職業で世界最強』は奈落に落とされた少年が人が変わったように突き進む物語。『ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~』は、鋼のメンタルで幽閉先さえ楽園にしてしまうヒロインの物語です。

  5. 5. 重い描写への耐性を確かめておく

    逆転の前には、たいてい理不尽な目に遭う場面があります。『嘘喰い』や『賭博黙示録カイジ』は拷問などの残酷な場面が多く、苦手な人は注意が必要です。軽めに楽しみたいなら、スポーツものや『ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~』から入ると安心です。

全12作品の比較表

横にスクロールすると他の項目も見られます

順位作品名ジャンル完結状況評価特徴向いている人
1LIAR GAMELIAR GAMEドラマ/サスペンス/心理戦完結9.2/10一手ずつ積み上げた論理が最後に盤面をひっくり返すので、読み手も一緒に頭を使えます。複雑なゲームのルールを読み解いた先に「そういうことか!」という逆転の快感が待っている知略バトルを楽しみたい人
2嘘喰い嘘喰い青年漫画/ギャンブル/アクション/サスペンス完結9.2/10命を賭けたブラフの応酬に、暴力と知略がからみ合う緊張感が加わり、一瞬も気が抜けません。極限の心理戦と命がけの駆け引きを、息を呑むような緊張感のなかでじっくり味わい尽くしたい人
3ONE OUTSONE OUTS青年漫画/野球/ギャンブル/心理戦完結8.5/10わざとアウトを取られて試合を無効にするような、やってはいけない側から攻める発想に何度もうならされます。汗と友情で押し切る青春ものより、頭で相手を出し抜く勝負のほうにわくわくしてしまう人
4賭博黙示録カイジ賭博黙示録カイジ青年漫画/ギャンブル完結9.4/10弱さや迷いを抱えた開司が、追い詰められた場面でだけ異常な頭のキレを見せる姿から目が離せません。追い詰められた人間が見せる異常な頭のキレにしびれたい人
5アイシールド21アイシールド21スポーツ/青春/アクション完結8.5/10天才ぞろいの強豪に知恵とチームワークと努力で挑む弱小チームが熱く、敵チームの人生まで描かれるので何度も泣かされます。気弱でパシられていた主人公が、努力と仲間との絆で強敵に挑んでいく逆転劇に胸を熱くしたい人
6GIANT KILLINGGIANT KILLING青年漫画/ヒューマンドラマ/サッカー/スポーツ連載中9.1/10選手ではなく監督が主人公で、戦術と心理戦で強豪を倒す大番狂わせに痺れます。監督・戦術の視点でサッカーの試合を楽しむ、頭脳戦とジャイアントキリングの快感を味わいたい人
7ドラゴン桜ドラゴン桜ヒューマンドラマ/教育/学園完結8.5/10偏差値30の落ちこぼれが這い上がっていく過程が熱く、計算100本ノックのような勉強法も理屈が通っていて試したくなります。落ちこぼれが這い上がっていく熱い逆転劇が好きな人
8神様のバレー神様のバレー青年漫画/バレーボール/頭脳戦・心理戦/スポーツ連載中8.5/10選手ではなくアナリストが主人公で、データと心理戦で試合を支配する切り口が新鮮です。データ分析と心理戦でコートの外から試合を動かすアナリストという異色の視点から描くスポーツ漫画が好きな人
9盾の勇者の成り上がり盾の勇者の成り上がり異世界/ファンタジー連載中7.8/10地道な努力で一歩ずつ強くなるので、安易な無双が苦手な人にも合います。ありがちな無双ものに物足りなさを感じ、地道な努力で少しずつ強くなる主人公を応援したい人
10ありふれた職業で世界最強ありふれた職業で世界最強バトル・アクション/異世界ファンタジー/成り上がり連載中8.2/10クラスメイトの悪意で奈落へ落とされた少年が、魔物を喰らって力を奪いながら這い上がる、迷宮の攻略そのものがドラマになる筋立てにハマります。どん底に落とされた主人公が地を這って伸し上がる、落差の大きい成り上がりにしびれる人
11ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~後宮・宮廷/コメディ/入れ替わり/中華ファンタジー連載中9.2/10病弱な体から健康な体に入れ替わって大喜びし、幽閉先さえ楽園にしてしまう玲琳の、どんな逆境もポジティブにはね返す鋼メンタルに笑わされます。病弱ゆえに培われた鋼のメンタルでどんな逆境もポジティブに乗り越えるヒロインの痛快さに笑える人
12味方が弱すぎて補助魔法に徹していた宮廷魔法師、追放されて最強を目指す味方が弱すぎて補助魔法に徹していた宮廷魔法師、追放されて最強を目指す成長/ファンタジー/追放/バトル連載中8.1/10攻撃魔法師なのに補助役に縛られていた主人公が、理不尽に追放されたあと実力で見返していく流れがスカッとします。理不尽に追放された有能な主人公が実力で見返すざまあ展開の爽快感を楽しみたい人
1

LIAR GAME

完結

100億をかけた「嘘つきゲーム」に巻き込まれた純真な女子大生と天才詐欺師の死闘。頭脳戦の論理が積み重なり、逆転の瞬間に味わう知的カタルシスが圧巻のサスペンス傑作。

この特集で選んだ理由

ルールの穴を突く論理だけで逆転を組み立てる、この特集の頭脳戦系を代表する1作です。

LIAR GAME
作者
甲斐谷忍
掲載誌
週刊ヤングジャンプ
ジャンル
ドラマ/サスペンス/心理戦
完結
完結
評価
9.2/10

良い点

ゲームのルールを聞いてから「そんな抜け穴があったのか」と気づくまでの、緊張がほどける流れがたまりません。一手ずつ積み上げた論理が最後に盤面をひっくり返すので、読み手も一緒に頭を使えます。頼りなく見えた直にしかできない役割が見えてくるのも楽しいところです。

気になる点

ゲームの仕組みがかなり複雑で、疲れているときに読むと置いていかれやすい作品です。解決策が都合よく決まるように見える場面もあり、リアルさを求めすぎると引っかかります。後半はスケールが広がるぶん、初期のシンプルな対決にあった濃さは薄れます。

こんな人におすすめ

複雑なゲームのルールを読み解いた先に「そういうことか!」という逆転の快感が待っている知略バトルを楽しみたい人

こんな人には不向き

ゲームの仕組みの説明が複雑で頭が追いつかなくなると置いていかれてしまうことが、苦痛に感じられる人

LIAR GAMEの詳細レビューを見る →

気に入ったら購入(外部サイト)

2

嘘喰い

完結

天才ギャンブラー斑目貘が、暴力と知略が支配する極限のギャンブルに挑むサスペンス!

この特集で選んだ理由

頭脳戦に肉弾戦まで加わる、掲載作のなかでも特に張りつめた逆転劇です。

嘘喰い
作者
迫稔雄
掲載誌
週刊ヤングジャンプ
ジャンル
青年漫画/ギャンブル/アクション/サスペンス
完結
完結
評価
9.2/10

良い点

命を賭けたブラフの応酬に、暴力と知略がからみ合う緊張感が加わり、一瞬も気が抜けません。巻を追うごとに画力が上がり、張りめぐらされた伏線が鮮やかに回収されていきます。貘の背中を追って成長していく梶の姿にも胸が熱くなります。

気になる点

ギャンブルのルールと解説が難しく、何度もページを戻って読み返すことになります。拷問や人体破壊などの残酷な場面が多いので、苦手な人には覚悟が要ります。1つのゲームが長く、中だるみを感じる編もあります。

こんな人におすすめ

極限の心理戦と命がけの駆け引きを、息を呑むような緊張感のなかでじっくり味わい尽くしたい人

こんな人には不向き

複雑なルールや込み入った解説を一つずつ追うより、軽快でテンポよく分かりやすい展開を好む人

嘘喰いの詳細レビューを見る →

気に入ったら購入(外部サイト)

3

ONE OUTS

完結

1アウトごとに金が動く契約から始まる、頭脳戦だけで球界をひっくり返す野球漫画

この特集で選んだ理由

野球の試合を舞台にしながら中身はルールの裏をかく頭脳戦という、頭脳系とスポーツ系をつなぐ1作です。

ONE OUTS
作者
甲斐谷忍
掲載誌
ビジネスジャンプ
ジャンル
青年漫画/野球/ギャンブル/心理戦
完結
完結
評価
8.5/10

良い点

対戦相手だけでなく、金勘定しか頭にない球団オーナーとの化かし合いも見どころです。わざとアウトを取られて試合を無効にするような、やってはいけない側から攻める発想に何度もうならされます。冷たい頭脳戦の裏に、心を病んだ投手が立ち直る回のような人くささもあります。

気になる点

相手の監督も打者もそろって間抜けに見え、引っかかる役が最初から決まっている構図が続きます。契約の金額が話の都合でふくらんでいく点は、現実離れして見えるかもしれません。終わり方が投げっぱなしで、宙ぶらりんな気分が残ります。

こんな人におすすめ

汗と友情で押し切る青春ものより、頭で相手を出し抜く勝負のほうにわくわくしてしまう人

こんな人には不向き

競技や選手を正面から描く話を求めていて、勝つためなら手段を選ばない主人公が苦手な人

ONE OUTSの詳細レビューを見る →

気に入ったら購入(外部サイト)

4

賭博黙示録カイジ

完結

他人の借金を背負わされた青年が、人生を賭けたギャンブルで理不尽な大人に牙をむく!

この特集で選んだ理由

借金を背負わされたどん底の青年が理不尽な大人に挑む、追い込まれ方がもっとも容赦ない頭脳戦です。

賭博黙示録カイジ
作者
福本伸行
掲載誌
週刊ヤングマガジン
ジャンル
青年漫画/ギャンブル
完結
完結
評価
9.4/10

良い点

弱さや迷いを抱えた開司が、追い詰められた場面でだけ異常な頭のキレを見せる姿から目が離せません。ジャンケンをカードに置き換えただけのゲームが、ここまで高度な心理戦になるのかと驚かされます。利根川の演説のように、敵の言い分にも読む価値があります。

気になる点

悪役にサディスト気質がそろい、さまざまな拷問の場面を延々と見せられることがあります。ジャンケンの章は長く、同じような台詞が続いて話が進まない場面もあります。第二章はゲームが単純になり、一章ほどの緊張感はありません。

こんな人におすすめ

追い詰められた人間が見せる異常な頭のキレにしびれたい人

こんな人には不向き

拷問やいたぶる描写が続くのがつらい人

賭博黙示録カイジの詳細レビューを見る →

気に入ったら購入(外部サイト)

5

アイシールド21

完結

逃げ足が才能に変わる——弱小チームの知恵と熱さが光る少年アメフト漫画!

この特集で選んだ理由

選手自身が走って強豪をひっくり返す、スポーツ下剋上のなかで最も王道の少年漫画です。

アイシールド21
作者
稲垣理一郎/村田雄介
掲載誌
週刊少年ジャンプ
ジャンル
スポーツ/青春/アクション
完結
完結
評価
8.5/10

良い点

パシリで鍛えた俊足が才能に変わる設定に、まず心をつかまれます。天才ぞろいの強豪に知恵とチームワークと努力で挑む弱小チームが熱く、敵チームの人生まで描かれるので何度も泣かされます。アメフトを知らなくても、読むうちに自然とルールが身につきます。

気になる点

専門用語が多く、馴染みのない競技だと序盤は難しく感じるかもしれません。前半の熱さに比べ、後半は雰囲気が変わったように見えます。最終話は良いものの、もっと続きが読みたかったという物足りなさが残ります。

こんな人におすすめ

気弱でパシられていた主人公が、努力と仲間との絆で強敵に挑んでいく逆転劇に胸を熱くしたい人

こんな人には不向き

競技の専門用語がやや多い序盤を、慣れるまでじっくり腰を据えて読み進めるのが苦手な人

アイシールド21の詳細レビューを見る →

気に入ったら購入(外部サイト)

6

GIANT KILLING

弱小クラブが監督の知略で格上に挑む、リアリティ溢れる新世代サッカー漫画の決定版!

この特集で選んだ理由

プロの世界で監督の知略が格上を倒す、大人向けの下剋上を味わえる作品です。

GIANT KILLING
作者
ツジトモ/綱本将也
掲載誌
モーニング
ジャンル
青年漫画/ヒューマンドラマ/サッカー/スポーツ
完結
連載中
評価
9.1/10

良い点

選手ではなく監督が主人公で、戦術と心理戦で強豪を倒す大番狂わせに痺れます。ベンチ同士の駆け引きに加え、フロントやサポーターの葛藤まで描かれるので、クラブ全体を応援したくなります。負け癖のついたチームが少しずつまとまっていく過程に、何度も胸を打たれました。

気になる点

一試合に数巻かけるゆっくりした展開もあり、連載で追うと焦れったく感じます。70巻近い長期連載なので、今から揃えるには根気が要ります。監督の指示どおりに試合が動きすぎる場面は、少しご都合主義に見えます。

こんな人におすすめ

監督・戦術の視点でサッカーの試合を楽しむ、頭脳戦とジャイアントキリングの快感を味わいたい人

こんな人には不向き

一試合に複数巻かけるゆったりしたペースが続き、サクサク読める展開のスポーツ漫画を求める人

GIANT KILLINGの詳細レビューを見る →

気に入ったら購入(外部サイト)

7

ドラゴン桜

完結

元暴走族の弁護士が落ちこぼれ高校生を東大現役合格へ導く、受験勉強法の概念を覆した伝説の教育コミック!

この特集で選んだ理由

試合ではなく受験で人生をひっくり返す、掲載作でただ1つ勉強が舞台の逆転劇です。

ドラゴン桜
作者
三田紀房
掲載誌
モーニング
ジャンル
ヒューマンドラマ/教育/学園
完結
完結
評価
8.5/10

良い点

「東大は誰でも入れる」と言い切る桜木の説得力に、背中を押されます。偏差値30の落ちこぼれが這い上がっていく過程が熱く、計算100本ノックのような勉強法も理屈が通っていて試したくなります。社会のルールを説く言葉は、大人が読んでも役に立ちます。

気になる点

作中の勉強法には、今の時代では古くなったものも混じります。相手を見下すような桜木の物言いが鼻について、素直に感動できない回もあります。東大合格だけを目標にする価値観は、今の感覚だと窮屈に映るかもしれません。

こんな人におすすめ

落ちこぼれが這い上がっていく熱い逆転劇が好きな人

こんな人には不向き

今の時代に合わない勉強法が交じると気になる人

ドラゴン桜の詳細レビューを見る →

気に入ったら購入(外部サイト)

8

神様のバレー

弱小中学バレー部を全国制覇へ!天才アナリストがデータと心理戦で強豪を撃破する頭脳派スポーツ漫画。

この特集で選んだ理由

『GIANT KILLING』と同じく裏方の頭脳で勝つ作品ですが、相手の心理をえぐる手口の容赦なさでは一段上をいきます。

神様のバレー
作者
渡辺ツルヤ/西崎泰正
掲載誌
週刊漫画TIMES
ジャンル
青年漫画/バレーボール/頭脳戦・心理戦/スポーツ
完結
連載中
評価
8.5/10

良い点

選手ではなくアナリストが主人公で、データと心理戦で試合を支配する切り口が新鮮です。身体能力の低い弱小中学バレー部が、えげつない策略で強豪校を倒していく展開は爽快そのもの。阿月の意図をつかんで少しずつ育つ中学生たちにも心を動かされます。

気になる点

選手を駒のように扱い、相手の弱点を容赦なく突く戦い方は、爽やかな青春スポーツを求める人には胸糞悪く感じられるかもしれません。1試合に多くのページを割くので、展開が遅く感じる巻もあります。中学生が高度な戦術を完璧にこなす点や、時折入るお色気描写も気になるところです。

こんな人におすすめ

データ分析と心理戦でコートの外から試合を動かすアナリストという異色の視点から描くスポーツ漫画が好きな人

こんな人には不向き

スポーツ漫画としての熱い試合描写や選手たちの成長に感情移入したいのに、裏方視点が続いて物足りない人

神様のバレーの詳細レビューを見る →

気に入ったら購入(外部サイト)

9

盾の勇者の成り上がり

冤罪で追いつめられた盾の勇者が、少女ラフタリアと地道に這い上がる成り上がりファンタジー

この特集で選んだ理由

冤罪という深い不遇から地道に這い上がる、成り上がり系でいちばん溜めの長い作品です。

盾の勇者の成り上がり
作者
アネコユサギ/弥南せいら/藍屋球
掲載誌
コミックフラッパー
ジャンル
異世界/ファンタジー
完結
連載中
評価
7.8/10

良い点

仲間に裏切られ、濡れ衣まで着せられた尚文が、毎日責められても必死に生き抜く姿を応援したくなります。地道な努力で一歩ずつ強くなるので、安易な無双が苦手な人にも合います。ラフタリアが周りに無実を訴える場面には、信じてくれる相手がいる救いが詰まっていて泣かされました。

気になる点

無実なのに誰にも信じてもらえない理不尽さが長く続くので、序盤で手が止まる人もいそうです。ほかの勇者たちの考えの浅さにも疲れます。戦闘では位置関係がつかみにくく、物語の深みにもあとひと押しほしくなります。

こんな人におすすめ

ありがちな無双ものに物足りなさを感じ、地道な努力で少しずつ強くなる主人公を応援したい人

こんな人には不向き

序盤から主人公が理不尽に責められ続ける展開が長く続くと、読むのがつらくなってしまう人

盾の勇者の成り上がりの詳細レビューを見る →

気に入ったら購入(外部サイト)

10

ありふれた職業で世界最強

最弱の職業を押しつけられた高校生が、迷宮の底から這い上がる異世界成り上がり譚。

この特集で選んだ理由

戦う力のない職業から白髪隻眼の戦士へと変わる、成り上がり系のなかで落差が最も大きい作品です。

ありふれた職業で世界最強
作者
たかやKi/白米良/RoGa
掲載誌
コミックガルド
ジャンル
バトル・アクション/異世界ファンタジー/成り上がり
完結
連載中
評価
8.2/10

良い点

クラスメイトの悪意で奈落へ落とされた少年が、魔物を喰らって力を奪いながら這い上がる、迷宮の攻略そのものがドラマになる筋立てにハマります。隻腕に眼帯、大きな銃といった中二心をくすぐる要素も全開。マグマの照り返しまで伝わる灼熱の迷宮の作画も見ごたえがあります。

気になる点

不遇な出だしのわりに、あっさりチート状態になる展開には冷めやすいかもしれません。女の子が次々に惚れていくお約束のハーレム展開や、主人公の性格の激変は好き嫌いが出ます。敵の強さが駆け足で上がり、感情が置いていかれる場面もあります。

こんな人におすすめ

どん底に落とされた主人公が地を這って伸し上がる、落差の大きい成り上がりにしびれる人

こんな人には不向き

序盤の弱さから一転して主人公が別人のようになる、人柄が急に変わる流れについていきにくい人

ありふれた職業で世界最強の詳細レビューを見る →

気に入ったら購入(外部サイト)

11

ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~

身体を奪われ死刑寸前!?超病弱から健康になった元お嬢様が、鋼メンタルで這い上がる後宮とりかえ劇!

この特集で選んだ理由

暗い復讐ではなく明るさで逆境をはね返す、掲載作のなかで一番軽やかに読める逆転劇です。

ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~
作者
中村颯希/ゆき哉/尾羊英
掲載誌
月刊コミックZERO-SUM
ジャンル
後宮・宮廷/コメディ/入れ替わり/中華ファンタジー
完結
連載中
評価
9.2/10

良い点

病弱な体から健康な体に入れ替わって大喜びし、幽閉先さえ楽園にしてしまう玲琳の、どんな逆境もポジティブにはね返す鋼メンタルに笑わされます。最初は冷たかった周囲が、彼女の本質に触れてどんどん惹かれていく過程も楽しいところです。尾羊英による中華後宮の衣装や調度品の描き込みにも見とれます。

気になる点

鋼メンタルで何でも解決するお決まりのパターンが続くため、一気読みするとワンパターンに感じることがあります。入れ替わりの謎解きはゆっくり進むので、じれったく思う場面もあります。原作小説の重厚な設定説明は、漫画では少しマイルドになっています。

こんな人におすすめ

病弱ゆえに培われた鋼のメンタルでどんな逆境もポジティブに乗り越えるヒロインの痛快さに笑える人

こんな人には不向き

序盤の明るいコメディが巻数と共にシリアスな権力闘争・複雑な設定へ移行すると付き合いにくくなる人

ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~の詳細レビューを見る →

気に入ったら購入(外部サイト)

12

味方が弱すぎて補助魔法に徹していた宮廷魔法師、追放されて最強を目指す

追放された万能魔法師が旧友と最強パーティを目指す、迫力作画が光る逆転バトルファンタジー!

この特集で選んだ理由

追放した側を実力で見返す「ざまぁ」の爽快感を、ためらいなくまっすぐ味わえる作品です。

味方が弱すぎて補助魔法に徹していた宮廷魔法師、追放されて最強を目指す
作者
アルト/夕薙/門司雪
掲載誌
マガジンポケット
ジャンル
成長/ファンタジー/追放/バトル
完結
連載中
評価
8.1/10

良い点

攻撃魔法師なのに補助役に縛られていた主人公が、理不尽に追放されたあと実力で見返していく流れがスカッとします。攻撃魔法も物理戦も補助魔法もこなす万能な戦い方と、ジャンプ系の戦闘漫画に負けない迫力の作画も楽しめます。脇役にもきちんと見せ場があります。

気になる点

不当な追放から無双、ざまぁへと進む流れがジャンルの型どおりで、展開の意外性はほとんどない作品です。敵役がそろって浅く描かれ、主人公の引き立て役に見えます。復讐が片づいたあとは強敵の登場で苦戦が続き、勢いが落ちたように感じます。

こんな人におすすめ

理不尽に追放された有能な主人公が実力で見返すざまあ展開の爽快感を楽しみたい人

こんな人には不向き

クライマックスのざまあ展開が一段落した後も、同じ爽快感が続くと期待して読む人

味方が弱すぎて補助魔法に徹していた宮廷魔法師、追放されて最強を目指すの詳細レビューを見る →

気に入ったら購入(外部サイト)

目的別のおすすめ

よくある質問

逆転劇の漫画をはじめて読むなら、どれがおすすめですか?+

競技を知らなくても楽しめる『ONE OUTS』や『アイシールド21』が入りやすいです。『アイシールド21』はアメフトのルールを知らなくても、読むうちに自然と覚えられます。頭脳戦にどっぷり浸かりたいなら『LIAR GAME』も候補になります。

完結している作品はありますか?+

『LIAR GAME』『嘘喰い』『ONE OUTS』『賭博黙示録カイジ』『アイシールド21』『ドラゴン桜』の6作品は完結しています。残る6作品は連載中なので、新刊を待つ楽しみもあります。

残酷な描写が苦手でも読めますか?+

『嘘喰い』と『賭博黙示録カイジ』は拷問などの残酷な場面が多いため、苦手な人は避けたほうが無難です。試合で勝負する『アイシールド21』『GIANT KILLING』『神様のバレー』や、受験が舞台の『ドラゴン桜』なら、血なまぐさい場面を気にせず逆転を楽しめます。

スカッとする逆転が早く来る作品はどれですか?+

『味方が弱すぎて補助魔法に徹していた宮廷魔法師、追放されて最強を目指す』は、追放されてすぐ本来の力を見せはじめます。反対に『盾の勇者の成り上がり』は、主人公が理不尽に責められる序盤が長め。溜めが長いほど逆転の爽快感も大きくなるので、好みに合わせて選んでください。

長い作品だと途中で飽きないか心配です。+

『嘘喰い』や『GIANT KILLING』は、1つのゲームや1試合に数巻かけることがあります。テンポは重めですが、丁寧に積み上げた分だけ、逆転が決まったときの手応えも大きくなります。まとまった時間があるときに読みはじめるのがおすすめです。

まとめ

頭脳戦、下剋上、成り上がりと形は違っても、12作品に共通するのは、追い込まれた側が自分だけの武器を見つけて形勢をひっくり返すところです。我慢の時間が長い作品ほど、勝ち筋が見えた瞬間に胸がすっと晴れます。今の気分に合う1作から、どん底からの反撃を味わってみてください。

関連する特集