レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
心霊探偵八雲 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
心霊探偵八雲
連載: 月刊Asuka
ジャンル: オカルト・心霊/少女マンガ/ミステリー・サスペンス
評価: 7.9/10
あらすじ
大学の開かずの間で肝試しをした友人が、次々と不可解な目に遭う。困り果てた女子大生の晴香がたどり着いたのは、映画研究同好会の部室に居座る無愛想な青年だった。斉藤八雲。生まれつき死者の魂が見える赤い左眼を持ち、口を開けば皮肉ばかり。それでも彼が見ているのは、声にならない死者の願いと、遺された人の痛みだ。熱血刑事や気弱な後輩刑事と組んで怪事件を追ううち、一連の事件の裏に八雲自身の血をめぐる因縁が浮かんでくる。原作の切なさを崩さない細く綺麗な線が、気だるい横顔もふたりのじれったい距離もすくい上げる。怖さより先に胸が締めつけられる心霊ミステリー!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 幽霊が見える力そのものより、遺された人の痛みまですくい上げる謎解きにじんわり心を動かされたい人
- 無愛想で皮肉屋なのに情に厚い主人公と、彼を偏見なく受け入れる相手とのじれったい距離感を眺めたい人
- 怖がらせるより泣かせにくるタイプの、切なさが後まで残る心霊ミステリーをじっくり読みたい人
向いていない人
- 原作小説を読み込んでいて、筋書きや犯人まで届く思い切った改変をそのまま楽しむのが難しい人
- 背筋が凍る本格ホラーや硬派な警察ものを求めていて、やわらかな絵柄で描かれる怪異では物足りない人
- 一話完結の事件簿だけを気軽に追いたくて、主人公の血筋をめぐる重い因縁まで背負いたくない人
良い感想・レビュー
- 登場人物の生い立ちがどれも悲しくて、悪人なんて生まれつきいないんだなと考え込んでしまった。それでもスカッとする展開はあるし、八雲と晴香のもどかしい距離感がたまらない。
- 原作小説の空気を崩さないまま絵にしてくれたのがうれしい。八雲のかっこよさも事件の不気味さも細い線で伝わってきて、綺麗な絵柄と怪奇の取り合わせにすっかり引き込まれました。
- 声を出せない死者が望むのは、遺された人の幸せなんだと知って涙が止まらなくなった。謎解きの先にいつも死者の遺した想いが待っていて、読むたび胸の奥がじんとする。
- 気だるげな八雲がふとした場面で優しくなる落差にやられた。怖がりな後輩刑事の慌てぶりも笑えるし、皮肉屋なのに放っておけない主人公のやり取りだけでも読む価値がある。
- 最後まで読んで、八雲が選んだ答えにちゃんと納得できた。絵は終盤ほど表情が細やかで、心の揺れが顔だけで伝わるのがすごい。小説も読みたくなって買ってしまうくらい。
悪い感想・レビュー
- 原作の細かい心理描写や伏線と比べると、話の運びが早足でダイジェストっぽいのがどうしても気になった。試し読み感覚なら悪くないけれど、じっくり浸りたい私には物足りない。
- 本格的な心霊ホラーや硬派な警察ものを期待して開いたら、少女漫画寄りの絵柄とキャラ造形で肩透かしを食らった。怖さを求めていた僕には、正直ちょっと甘く見えてしまう。
- 読み終えてから原作と犯人が違うと知って、正直マジかとなってしまった。原作からの思い切った改変が積み重なるぶん、小説を先に読んだ人ほど引っかかる場所が出てくる気がする。
- 一話ずつ事件を片づけていく形が好きだったのに、父親との因縁話が重くのしかかってきて空気が変わる。このまま連作で読み続けたかった私は、少し置いていかれた気分。
- 事件によっては読んでいて終始しんどく、終わり方まで後味が悪い回があった。無実の人が犯人に仕立てられるような救いの少ない結末が続くと気持ちが沈み、私は途中で少し休みたくなった。
良い感想・レビュー
- 登場人物の生い立ちがどれも悲しくて、悪人なんて生まれつきいないんだなと考え込んでしまった。それでもスカッとする展開はあるし、八雲と晴香のもどかしい距離感がたまらない。
- 原作小説の空気を崩さないまま絵にしてくれたのがうれしい。八雲のかっこよさも事件の不気味さも細い線で伝わってきて、綺麗な絵柄と怪奇の取り合わせにすっかり引き込まれました。
- 声を出せない死者が望むのは、遺された人の幸せなんだと知って涙が止まらなくなった。謎解きの先にいつも死者の遺した想いが待っていて、読むたび胸の奥がじんとする。
- 気だるげな八雲がふとした場面で優しくなる落差にやられた。怖がりな後輩刑事の慌てぶりも笑えるし、皮肉屋なのに放っておけない主人公のやり取りだけでも読む価値がある。
- 最後まで読んで、八雲が選んだ答えにちゃんと納得できた。絵は終盤ほど表情が細やかで、心の揺れが顔だけで伝わるのがすごい。小説も読みたくなって買ってしまうくらい。
悪い感想・レビュー
- 原作の細かい心理描写や伏線と比べると、話の運びが早足でダイジェストっぽいのがどうしても気になった。試し読み感覚なら悪くないけれど、じっくり浸りたい私には物足りない。
- 本格的な心霊ホラーや硬派な警察ものを期待して開いたら、少女漫画寄りの絵柄とキャラ造形で肩透かしを食らった。怖さを求めていた僕には、正直ちょっと甘く見えてしまう。
- 読み終えてから原作と犯人が違うと知って、正直マジかとなってしまった。原作からの思い切った改変が積み重なるぶん、小説を先に読んだ人ほど引っかかる場所が出てくる気がする。
- 一話ずつ事件を片づけていく形が好きだったのに、父親との因縁話が重くのしかかってきて空気が変わる。このまま連作で読み続けたかった私は、少し置いていかれた気分。
- 事件によっては読んでいて終始しんどく、終わり方まで後味が悪い回があった。無実の人が犯人に仕立てられるような救いの少ない結末が続くと気持ちが沈み、私は途中で少し休みたくなった。
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