レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
きんいろモザイク の感想と評価(良いところ、悪いところ)
きんいろモザイク
著者: 原悠衣
連載: まんがタイムきららMAX
評価: 8.4/10
あらすじ
中学生のときイギリスにホームステイして以来、大宮忍は金髪と西洋の文化にすっかり夢中。そんな忍を追いかけて、金髪の少女アリスがイギリスから留学してくる。忍の家で暮らしはじめたアリスは、忍のことが大好き。同じクラスには、明るくボーイッシュな陽子と、陽子が好きなのに素直になれない秀才の綾がいる。アリスの幼なじみで底抜けに明るいカレンも加わって、5人の高校生活はいつもにぎやか。言葉や習慣の小さな食い違いが笑いに変わり、すれ違うたびに友だちの距離が縮まっていく。金髪へのまっすぐすぎる愛情と、ほほえましいドタバタがぎっしり詰まった4コマ。のんびりしたい日にこそ開きたい、日本とイギリスの女の子たちのゆるくてかわいい異文化コメディ!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 大きな事件はなくても、オチのきっちりした4コマを肩の力を抜いてのんびり読みたい人
- 言葉や習慣のちがいから生まれるかわいらしいすれ違いの笑いで、ほんわかした気分になりたい人
- 金髪の女の子や、女の子同士のほのかな好意が描かれる仲良しグループの日常が好きな人
向いていない人
- 日常のゆるいくり返しよりも、話が大きく動いていくストーリーを毎回しっかり味わいたい人
- 一話ごとに新しさがほしくて、似た流れが続くお約束のネタだとどの話も同じに見えて飽きてしまう人
- 女の子同士の行き過ぎた好意や、悪気のないちょっぴり辛辣なネタが気になってしまう人
良い感想・レビュー
- 想像していたよりずっと安定感のある4コマでした。毎回きっちりオチをつけてくれるので、なんとなく同じ絵が続くだけの作品とは違います。キャラも、わざとらしさがなく自然に立っています。
- 言葉が通じないもどかしさを、かわいらしいすれ違いの笑いに変えて描いていて、読んでいてほんわかする。外国人とのやりとりで笑わせるぶん、日本人同士の会話のおかしさまで引き立って見えるのがいい。
- 大コマで描かれるシノやアリスのデフォルメ顔が、とにかくかわいいです。ゲス顔まで出てくる表情のバリエーションの豊かさもうれしいところ。ネタもちょっと辛辣で、その塩梅がちょうどいいんですよね。
- 「すこやか」「しとやか」「のびやか」のように、キャラの個性をひと言で言い表すセンスがすごい。巻が変わると今度は「〜り」でそろえてくる凝りようで、インターナショナルならではのネタも楽しめる。
- 女子高生たちのゆるい異文化交流を、優しいタッチで描いた4コマ。きらら作品の中でも初心者向けで、のんびり読むのにぴったり。仲良しの5人を眺めているだけで、すっかり癒やされてしまう一冊。
悪い感想・レビュー
- 日常系なので、ストーリーの盛り上がりはあまり期待できないと思います。主人公の女の子への入れ込みようはかなり度が過ぎていて、そこはご愛嬌と思って読むのがよさそうです。
- 5人のほんわかした高校生活を追う日常系4コマで、話の大きな動きはほぼないと言っていい。だから読む人を選ぶ作品ではある。金髪の女の子が好きなら、それだけで十分楽しめるとは思うけれど。
- どの話も似たような内容で、絵柄をそろえたらほかの4コマと見分けがつかなくなりそうなタイプの作品。ただ、その繰り返しの型がよくできているので、ほかの作品に劣っているとは感じない。
- 大人キャラの話も嫌いではないけれど、先生たちの出番が増えるほど主役たちの話が減るのは少し寂しいです。新キャラが増えたぶん、かえってアリスやシノがどれだけ好きかを実感しました。
- しのに悪気がないのはわかるんです。ただ、無邪気な言動がときどき容赦なく見えるのも事実で、ネットで「鬼畜こけし」と呼ばれているのを聞くと妙に納得してしまいます。
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