レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
クニミツの政 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
クニミツの政
連載: 週刊少年マガジン
評価: 8/10
あらすじ
政治のことなんて何ひとつ知らない下町のヤンキーが、腐りきった日本を変えると言い出す。師匠の引き合わせで、清く正しいのに選挙に勝てない浪人政治家の第二秘書として、地方都市の市長選へ送り込まれた。学歴もなければ知識もない。あるのは度胸と、人を巻き込んでしまう妙な熱だけ。天才高校生の参謀や熱血記者を味方につけ、裏金や利権にまみれた現職市長、冷徹な対立候補と真正面からぶつかっていく。いじめ、地上げ、新興宗教、薬害、農業の後継者不足。選挙戦の裏で、この国の暗い部分が次々と剥がれていく。少年漫画の熱さで政治のど真ん中に切り込んだ、異色の選挙戦ドラマ!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 選挙になぜ行くのか、政治とどう向き合えばいいのか、知識ゼロのところから学び直したい人
- いじめや地方の衰えといった重い社会問題を、少年漫画の熱さで真正面から描いた物語を読みたい人
- 立場の違う者どうしが言葉だけで殴り合う、理屈と理屈がぶつかる論戦の場面にしびれる人
向いていない人
- 善玉と悪玉がはっきり分かれた図式より、どちらの側にも言い分がある描き方を読みたい人
- ひとつの出来事を何十巻もかけてじっくり描く長さが苦手で、短くまとまった話を選びたい人
- 医療や農業といった題材について、資料として通用するくらいの専門的な正しさを求める人
良い感想・レビュー
- 下町育ちのヤンキーが理不尽に対してどこまでも硬派を貫くので、読んでいて痛快でした。人脈がどんどん広がっていく展開も気持ちいいです。学歴が全てじゃないと思わせるだけの力がこの主人公にはあります。
- 不破とクニミツの論戦がとにかく面白い。外から持ち込む改革は綺麗だけど、どこか遠く感じる。同じ目線に立って町を変えようとする改革のほうに、俺は惹かれる。
- 論じるだけで町の姿が見えてくるのが不思議だった。細かいところまで詰めると問題点が次々出てくる。ひとつの争点をくるくると角度を変えて見せてくれる論争の場面がすごくよかった。
- 主人公が何も知らない設定だから、政治の説明がとにかくわかりやすいです。インフルエンザの話と農薬の話は考えさせられました。これから選挙権を得る人にこそ読んでほしいです。
- まず生徒会長選挙で選挙の入り口を見せてくれる構成がうまい。選挙をまったく知らなくても入っていける。政治への興味のとっかかりとして、これ以上の漫画を僕は知らない。
悪い感想・レビュー
- 新聞記者が正義で、保守政治家と業者が悪。この構図はさすがに単純すぎると思う。善悪をきれいに分けた図式は、連載当時の空気を知らないまま読むとかなり古びて見える。
- 今読むと典型的なアンチ政治家ものという印象が強い。道路整備がすべて悪というわけでもないだろうに、その手の描き方が続く。当時の空気はこうだったのかと妙に納得してしまった。
- ひとつの選挙に詰め込みすぎだと思う。話ごとの深さはあるのに、選挙戦ひとつを何十巻も引っ張るせいで途中から間延びを感じた。絵柄も並程度で、好き嫌いは分かれそう。
- 後半の農薬や薬害の描写については、正確さを欠いた部分がかなり目につく。破天荒な主人公に人望がありすぎるというか、全般に都合よく話が運びすぎる場面も多い。
- 主人公は漢気と悪運が異常に強いだけで、精神性は隠蔽を平気でやる政治家と大差ないのでは。マスコミを取り込んだここまでひどい情報操作は、いくらなんでもないだろう。
良い感想・レビュー
- 下町育ちのヤンキーが理不尽に対してどこまでも硬派を貫くので、読んでいて痛快でした。人脈がどんどん広がっていく展開も気持ちいいです。学歴が全てじゃないと思わせるだけの力がこの主人公にはあります。
- 不破とクニミツの論戦がとにかく面白い。外から持ち込む改革は綺麗だけど、どこか遠く感じる。同じ目線に立って町を変えようとする改革のほうに、俺は惹かれる。
- 論じるだけで町の姿が見えてくるのが不思議だった。細かいところまで詰めると問題点が次々出てくる。ひとつの争点をくるくると角度を変えて見せてくれる論争の場面がすごくよかった。
- 主人公が何も知らない設定だから、政治の説明がとにかくわかりやすいです。インフルエンザの話と農薬の話は考えさせられました。これから選挙権を得る人にこそ読んでほしいです。
- まず生徒会長選挙で選挙の入り口を見せてくれる構成がうまい。選挙をまったく知らなくても入っていける。政治への興味のとっかかりとして、これ以上の漫画を僕は知らない。
悪い感想・レビュー
- 新聞記者が正義で、保守政治家と業者が悪。この構図はさすがに単純すぎると思う。善悪をきれいに分けた図式は、連載当時の空気を知らないまま読むとかなり古びて見える。
- 今読むと典型的なアンチ政治家ものという印象が強い。道路整備がすべて悪というわけでもないだろうに、その手の描き方が続く。当時の空気はこうだったのかと妙に納得してしまった。
- ひとつの選挙に詰め込みすぎだと思う。話ごとの深さはあるのに、選挙戦ひとつを何十巻も引っ張るせいで途中から間延びを感じた。絵柄も並程度で、好き嫌いは分かれそう。
- 後半の農薬や薬害の描写については、正確さを欠いた部分がかなり目につく。破天荒な主人公に人望がありすぎるというか、全般に都合よく話が運びすぎる場面も多い。
- 主人公は漢気と悪運が異常に強いだけで、精神性は隠蔽を平気でやる政治家と大差ないのでは。マスコミを取り込んだここまでひどい情報操作は、いくらなんでもないだろう。
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