レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
ELDEN RING 黄金樹への道 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
ELDEN RING 黄金樹への道
著者: 飛田ニキイチ/フロム・ソフトウェア
連載: COMIC Hu
評価: 9/10
あらすじ
世界中が絶望したダークファンタジーの最高峰『エルデンリング』、まさかの公式爆笑ギャグコミカライズ!素っ裸に知力1の褪せ人・褪夫(あせお)が、狭間の地でメリナと取引を交わし、黄金樹(エルデンリング)を目指す。だが、そこで待ち受けていたのは、極限まで知的(?)かつお茶目にポンコツ化されたデミゴッドやNPCたちの狂騒劇だった!『ゴドリックの多腕をマッサージする』『ラダーンをフェス気分で攻略する』など、本家を遊んだ者なら悶絶必至のゲーム内ネタの数々。飛田ニキイチの圧倒的すぎる劇画タッチの超絶画力と、くだらなさすぎるギャグの温度差が癖になる、世界中の褪せ人たちに捧げる至高のギャグアクション!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 原作ゲームをプレイ済みで、あるあるネタの集積と劇画作画×全力ギャグの落差に腹を抱えて笑える人
- ダークで殺伐とした原作の世界観を、公式がここまでぶっ壊したギャップに爽快感を感じられる人
- 緻密な作画がありながら中身はシュールコメディというミスマッチの妙を楽しめる人
向いていない人
- 原作ゲームを未プレイで、ゲームの固有ネタやファン向けあるあるが分からないと置いてけぼりになりやすい人
- 表紙の重厚なビジュアルからシリアスなダークファンタジー漫画を期待して読む人
- 独特のギャグのノリとテンションが笑いのツボに合わないと、最後まで付き合うのが辛くなる人
良い感想・レビュー
- 俺、ゲームの過酷すぎる難易度に絶望した「狭間の地」が、こんなにも愛らしくおバカなギャグに落とし込まれるとは夢にも思わなかった。本家をプレイした人なら100%ニヤニヤが止まらない小ネタの宝庫!
- 飛田ニキイチ先生の「本家フロムのダークな背景やモンスター、鎧のディテール」を本気で描き込んだ超絶画力が素晴らしい。絵が尋常じゃなく劇画としてカッコいいからこそ、下らないボケのキレが際立つ。
- メリナの「どこか世間ズレした我儘さ」や、ゴドリック、ラダーンといった威厳のあるボスたちの愛すべきポンコツギャップが最高に好き。ボス戦をマッサージやフェス形式で攻略する発想のキレが天才的。
- 主人公の褪夫(あせお)が、知力1のステータス通りに大真面目にバカをやり、肉体美を晒しながら強敵を攻略していくプロセスに爆笑。パズルのように本気の仕様やNPCの会話をパロディする構成が秀逸。
- 最新11巻のライカード編の決着と、大蛇に飲み込まれた王を巡るあまりに汚くて笑える最終決戦のドタバタに腹がちぎれるほど笑った!これだけ長い連載なのに、本家への愛とギャグのキレが全く衰えなくて凄い。
悪い感想・レビュー
- 本家エルデンリングの「重厚でダークな神話の世界観、切なく哀愁漂う滅びの美学」を愛している僕には、全員がギャグキャラ化したノリは、少しおふざけが過ぎて世界観が破壊されているように感じて合わなかった。
- ゲームを実際にプレイして、「このエリアのこのNPCやイベントの進め方」を知っていないと、パロディの面白さが半減する。完全に本家のプレイヤー向けに作られた、読者を選ぶ内輪ネタの強いファンブック。
- 一話完結に近いギャグが続くため、「エルデンリングを巡る、本当に世界を救うような本気の重厚なストーリー」は描かれない。大長編のシリアスな戦記やファンタジーを期待して読むと、軽すぎて退屈に感じる。
- 褪夫の「露出度の高すぎる半裸の肉体美」や、時折挟まる少し悪趣味で汚い排泄・嘔吐系の下ネタが、私には生理的にちょっときつかった。コメディなのは分かるが、もう少し品のある綺麗なギャグが読みたかった。
- COMIC Huでの月刊更新なのもあって、「ライカード戦やラダーン祭り」といった大ボスとの対決が何ヶ月も長く続くのがじれったい。ゲームを自分でサクサク進めた立場からすると、進行が遅くてマンネリに感じる。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
俺、ゲームの過酷すぎる難易度に絶望した「狭間の地」が、こんなにも愛らしくおバカなギャグに落とし込まれるとは夢にも思わなかった。本家をプレイした人なら100%ニヤニヤが止まらない小ネタの宝庫!
本家エルデンリングの「重厚でダークな神話の世界観、切なく哀愁漂う滅びの美学」を愛している僕には、全員がギャグキャラ化したノリは、少しおふざけが過ぎて世界観が破壊されているように感じて合わなかった。
飛田ニキイチ先生の「本家フロムのダークな背景やモンスター、鎧のディテール」を本気で描き込んだ超絶画力が素晴らしい。絵が尋常じゃなく劇画としてカッコいいからこそ、下らないボケのキレが際立つ。
ゲームを実際にプレイして、「このエリアのこのNPCやイベントの進め方」を知っていないと、パロディの面白さが半減する。完全に本家のプレイヤー向けに作られた、読者を選ぶ内輪ネタの強いファンブック。
メリナの「どこか世間ズレした我儘さ」や、ゴドリック、ラダーンといった威厳のあるボスたちの愛すべきポンコツギャップが最高に好き。ボス戦をマッサージやフェス形式で攻略する発想のキレが天才的。
一話完結に近いギャグが続くため、「エルデンリングを巡る、本当に世界を救うような本気の重厚なストーリー」は描かれない。大長編のシリアスな戦記やファンタジーを期待して読むと、軽すぎて退屈に感じる。
主人公の褪夫(あせお)が、知力1のステータス通りに大真面目にバカをやり、肉体美を晒しながら強敵を攻略していくプロセスに爆笑。パズルのように本気の仕様やNPCの会話をパロディする構成が秀逸。
褪夫の「露出度の高すぎる半裸の肉体美」や、時折挟まる少し悪趣味で汚い排泄・嘔吐系の下ネタが、私には生理的にちょっときつかった。コメディなのは分かるが、もう少し品のある綺麗なギャグが読みたかった。
最新11巻のライカード編の決着と、大蛇に飲み込まれた王を巡るあまりに汚くて笑える最終決戦のドタバタに腹がちぎれるほど笑った!これだけ長い連載なのに、本家への愛とギャグのキレが全く衰えなくて凄い。
COMIC Huでの月刊更新なのもあって、「ライカード戦やラダーン祭り」といった大ボスとの対決が何ヶ月も長く続くのがじれったい。ゲームを自分でサクサク進めた立場からすると、進行が遅くてマンネリに感じる。





