レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
ELDEN RING 黄金樹への道 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
ELDEN RING 黄金樹への道
著者: 飛田ニキイチ/フロム・ソフトウェア
連載: COMIC Hu
ジャンル: スピンオフ/ファンタジー/ゲーム/青年マンガ/ギャグ・コメディ
評価: 8.5/10
あらすじ
世界中で大ヒットを記録したアクションRPG『ELDEN RING』の公式コミカライズは、まさかの全力ギャグ漫画!狭間の地に降り立った名もなき褪せ人・褪夫(あせお)は、謎の女性メリナと取引し、黄金樹を目指すことに。しかし彼を待ち受けていたのは、死にゲー特有の理不尽な罠や強敵……ではなく、怒涛のボケとツッコミの応酬だった。パッチやマルギット、魔女ラニなど、原作でおなじみのキャラクターたちが圧倒的な画力で超シリアスな顔をしながらシュールなギャグを連発する。プレイヤーなら爆笑必至の「あるあるネタ」が満載。フロム・ソフトウェアの重厚な世界観を見事に崩壊させた、奇跡の公式スピンオフコメディ!
良い所
- 劇画タッチの超絶美麗な作画と、中身の全力ギャグというギャップが最高です!シリアスな顔をして繰り出されるシュールな笑いに、ページをめくるたび腹を抱えて笑ってしまいます。本当にすごい漫画に出会えました。
- エルデンリングのプレイヤーなら絶対に頷いてしまう「あるあるネタ」が満載でたまりません!最初のステータスを知力に振るなど、自分のゲーム体験と重なる部分が多くて、原作への愛をひしひしと感じます。
- 謎の女性メリナが貴重なツッコミ役になっていて、彼女の苦労人っぷりがすごく可愛いです!原作では恐ろしい強敵だったマルギット達も、愛嬌たっぷりの面白キャラになっていて新鮮な気持ちで楽しめました。
- 重厚でダークな世界観を、ここまで見事にぶっ壊した公式スピンオフは他にありません!主人公の褪夫のポンコツっぷりを見ていると、ゲーム本編の殺伐とした空気や死にゲーのストレスが吹き飛んで癒やされます。
- 表紙のシリアスな雰囲気からは想像もつかないほど、中身は完全に腹筋崩壊のコメディです。魔女ラニなどの人気ヒロインも独自のギャグ路線で描かれていて、フロムゲーの重さを忘れさせてくれる最高の息抜きです。
悪い所
- 表紙の美麗なイラストと重厚な雰囲気にまんまと騙されました。純粋なダークファンタジーのコミカライズを期待して買ったので、中身がただのドタバタギャグだと知った時は正直かなり面食らってガッカリしました。
- 原作ゲームをかなりやり込んでいることが前提のギャグや小ネタばかりなので、未プレイの私が読んでも何が面白いのか分からず置いてけぼりになりました。完全に既存ファンに向けた内輪ノリの作品だと感じます。
- 独自のギャグ路線やキャラクターの崩壊が激しいため、原作のシリアスな世界観に強い思い入れがある私には、公式からの解釈違いのように感じられて不快でした。もっと真面目なストーリーを読みたかったです。
- 主人公のアホな言動やメリナの強烈なツッコミなど、全体的にギャグのノリやテンションがかなり独特です。私自身の笑いのツボにはあまり合わず、最後までこのテンションに付き合って読み続けるのは少しキツイです。
- ギャグの勢いは素晴らしいのですが、単行本で一気に読み進めると同じような「原作あるある」やシュールなボケの繰り返しに少しマンネリを感じてしまい、途中で飽きてしまう展開があったのが少し残念に思います。
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