レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
宇宙家族カールビンソンSC完全版 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
宇宙家族カールビンソンSC完全版
著者: あさりよしとお
連載: 月刊アフタヌーン
評価: 8.8/10
あらすじ
宇宙暦昭和47年、旅芸人一座の宇宙船が見知らぬ船とぶつかった。相手の船は未開の惑星に落ち、生き残ったのは赤ん坊がたったひとり。一座の面々は救助が来るまでの間、その子の母星の暮らしをまるごと再現し、家族を演じて育てると決める。ロボットめいた「おとうさん」、毛むくじゃらの「おかあさん」、小動物の姿をした頭脳役。にわか仕立ての親たちは警察も学校も商店もこしらえ、幼い娘の毎日をまるごと守りにかかる。原住民や後から住みついた居候まで巻き込んで、その町はどんどん賑やかになっていく。壊れきった世界のはずなのに、ふしぎと温かい。ドタバタ騒ぎの裏でじわりと胸に来る、宇宙一へんてこな家族ごっこ!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 血のつながらない者どうしが集まって、家族のふりがいつのまにか本物になる話に弱い人
- 筋を追うことより、変な生き物だらけの町に流れるゆるい時間にただひたっていたい人
- 昔の特撮や映画のパロディが画面のあちこちに仕込まれていて、元ネタ探しでにやりとしたい人
向いていない人
- 物語の筋がきちんと前へ進んで、最後まで畳まれた結末にたどり着かないと落ち着かない人
- 元ネタを調べながら読むのが面倒で、説明のないまま飛んでいく展開についていけない人
- 絵柄にも世界観にも統一感がほしくて、なんでもありのごちゃついた画面が落ち着かない人
良い感想・レビュー
- 事故で生き残った赤ん坊を旅芸人一座が育てると知って、最初は素直に泣きそうになりました。それが読み進めるうちに訳のわからないシュールなギャグへ転がっていく落差がたまらないです。
- 壊れきった世界観なのに、読んでいると不思議と温かい気持ちになる。シュールなギャグとSFのごちゃ混ぜ加減がちょうどよく、変な生き物だらけなのに居心地がいいのが自分でも不思議だ。
- 普段は何を考えているかわからない「おとうさん」が、娘のことになると本気になります。あのつかみどころのなさと本気の落差が僕は好きで、友達と回し読みしたころを今でも覚えています。
- 物騒な指名手配犯が来ようが厄介な迷惑男が来ようが、この町の住人にかかれば全員ペースを乱されて形なし。誰も彼もが濃すぎる住人たちを眺めているだけで、私はいつも笑ってしまいます。
- ここまで自由に描いても読者にちゃんと通じるのか、と当時の俺は驚かされた。漫画の常識を広げてくれた作品で、五十を過ぎた今でも場面を覚えているくらい食らったのだと思う。
悪い感想・レビュー
- 元ネタがマニアックすぎる特撮パロディばかりで、初めて読んだときも今もほとんどわかりません。解説サイトを開きながら読むはめになって、正直そこは面倒でした。
- 泣きそうになる導入から一転、次の話では「ここどこ?」という気分になりました。話の飛び方についていけないまま数話が過ぎてしまい、正直なところ僕には難しかったです。
- 八〇年代から続いている作品なので、使われているネタがかなり古い。知らないと意味不明で不条理に見える場面が多くて、正直に言うと私はついていけないことがよくありました。
- 掲載誌の休刊で二度も移籍した末に長期休載中で、主人公の母星をめぐる筋はほぼ動かないままです。完結を待っていた身としては、この止まり方が惜しくてなりません。
- キャラがどいつもこいつも濃すぎて、コメディばかりが前面に出てくる。おかげで物語の軸を見失いそうになるところがあり、味だとわかっていても俺は少し物足りなかった。
良い感想・レビュー
- 事故で生き残った赤ん坊を旅芸人一座が育てると知って、最初は素直に泣きそうになりました。それが読み進めるうちに訳のわからないシュールなギャグへ転がっていく落差がたまらないです。
- 壊れきった世界観なのに、読んでいると不思議と温かい気持ちになる。シュールなギャグとSFのごちゃ混ぜ加減がちょうどよく、変な生き物だらけなのに居心地がいいのが自分でも不思議だ。
- 普段は何を考えているかわからない「おとうさん」が、娘のことになると本気になります。あのつかみどころのなさと本気の落差が僕は好きで、友達と回し読みしたころを今でも覚えています。
- 物騒な指名手配犯が来ようが厄介な迷惑男が来ようが、この町の住人にかかれば全員ペースを乱されて形なし。誰も彼もが濃すぎる住人たちを眺めているだけで、私はいつも笑ってしまいます。
- ここまで自由に描いても読者にちゃんと通じるのか、と当時の俺は驚かされた。漫画の常識を広げてくれた作品で、五十を過ぎた今でも場面を覚えているくらい食らったのだと思う。
悪い感想・レビュー
- 元ネタがマニアックすぎる特撮パロディばかりで、初めて読んだときも今もほとんどわかりません。解説サイトを開きながら読むはめになって、正直そこは面倒でした。
- 泣きそうになる導入から一転、次の話では「ここどこ?」という気分になりました。話の飛び方についていけないまま数話が過ぎてしまい、正直なところ僕には難しかったです。
- 八〇年代から続いている作品なので、使われているネタがかなり古い。知らないと意味不明で不条理に見える場面が多くて、正直に言うと私はついていけないことがよくありました。
- 掲載誌の休刊で二度も移籍した末に長期休載中で、主人公の母星をめぐる筋はほぼ動かないままです。完結を待っていた身としては、この止まり方が惜しくてなりません。
- キャラがどいつもこいつも濃すぎて、コメディばかりが前面に出てくる。おかげで物語の軸を見失いそうになるところがあり、味だとわかっていても俺は少し物足りなかった。
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