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青のミブロ の感想と評価(良いところ、悪いところ)

青のミブロ

著者: 安田剛士

連載: 週刊少年マガジン

ジャンル: 少年漫画/幕末

評価: 8.2/10

あらすじ

1863年、幕末の京都。甘味処を手伝う13歳の少年におは、弱い子どもばかりが割を食う世の中に、行き場のない怒りを抱えていた。ある日、壬生浪と呼ばれる浪士組の土方歳三や沖田総司と出会い、その鋭い目と正義感を見込まれる。強くなりたい、こんな世界を変えたい。泣きながら訴えるにおへ、土方はそっと手を差し伸べる。剣も握れなかった少年は、同い年の仲間とぶつかり合いながら、荒れた京の治安を守る過酷な任務へ身を投じていく。過激派との死闘、そして組織の内側でくすぶりはじめる深い対立。少年たちの熱と痛みが激しく交わる、新しい新選組の青春群像!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 史実をなぞるだけでなく、大胆に描き直された新選組の姿を新鮮な気持ちで楽しみたい人
  • 歴史ものでありながら、剣戟の一つひとつに宿るスポ根のような熱量に、まっすぐ胸を熱くしたい人
  • 立場や信念が激しくぶつかり合っていく少年たちの青春群像に、思いきり感情移入したい人

向いていない人

  • 史実に忠実な新選組を思い描いていて、大胆な解釈やアレンジには抵抗を感じてしまう人
  • 暗殺劇の結末にたどり着くまでの、じっくりと進むゆっくりめの展開を待ちきれない人
  • 斬り合いには相応の生々しさが欲しくて、爽やかすぎる殺陣にどこか物足りなさを感じる人

良い感想・レビュー

  • 主人公と同い年の少年三人が、ぶつかりながら距離を縮めていく。史実の人物とオリジナルキャラが入り混じった関係が、この先どう転ぶのか気を揉んでしまう。
  • 歴史ものなのに、白熱したスポーツの試合を見ているような手応えがある。刀を交える一つ一つの場面に宿るスポ根じみた熱量で、読むたびに胸が熱くなる。
  • 土方が「武はまやかし」と口にして、虐げられた人たちに寄り添おうとする。弱い者へ手を差し伸べる強さを持った大人に、私はすっかり惚れ込んでしまった。
  • 作画は濃いめだけど、刀を交える場面がとにかくわかりやすくて読みやすい。沖田や山南の色気のある佇まいは、ただ眺めているだけでも心が満たされていく。
  • 芹沢や土方、沖田それぞれの過去や信念が、丁寧に積み上げられて描かれる。腕を磨いた者どうしの張りつめた駆け引きが深くて、一人ひとりの表情から目が離せない。

悪い感想・レビュー

  • 終盤の場面で、作者との歴史観の違いをどうしても強く感じてしまった。ただ、ここまで違和感のある新選組というのも新鮮で、それでも続きは追うつもりでいる。
  • 史実やキャラを思いきりアレンジするのは構わない。ただ容保の描かれ方を見ると、この先に登場するであろう歴史上の人物の扱いまで心配になってくる。
  • 芹沢はもともと傍若無人だったという説が頭にあるせいか、周りからの過剰な持ち上げ方にどうも引っかかる。誰もが深慮しすぎる面々に見えてしまった。
  • 芹沢の暗殺まで、いったいどれだけ話を引っ張るのだろう。単行本でまとめて読んだ私には、展開の遅さがもどかしくて「まだかよ」とこぼしてしまった。
  • 人を斬っているのに、まるでスポーツでもするみたいに爽やかで血の匂いがしない。死体は出てくるのに、生々しさのなさが私にはどうにも噛み合わない。

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