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最終更新日:

BANANA FISH の感想と評価(良いところ、悪いところ)

BANANA FISH

著者: 吉田秋生

連載: 別冊少女コミック

ジャンル: 少女漫画クライムサスペンスアクション

評価: 9.3/10

あらすじ

1973年のベトナム。米兵グリフィン・リンクスが突然錯乱し、「バナナ・フィッシュ」という謎の言葉を残して廃人と化す。12年後のニューヨーク、ストリートギャングを率いる17歳の少年アッシュ・リンクスは、瀕死の男から正体不明の薬物と「バナナ・フィッシュに会え」という言葉を託される。兄を壊した言葉との符合に気づいた彼は、真相を追い始めた。薬物の裏にはマフィアのボス、ディノ・ゴルツィネがいた。日本から来たカメラマン助手・奥村英二を巻き込み、アッシュはマフィアと、やがてアメリカ政府中枢まで及ぶ陰謀へ全面対決を挑む。少女漫画の枠を突き破った、傷だらけのクライムサスペンス!

良い所

  • アッシュと英二の関係は既存のどんな言葉でも言い表せない。こんなに心を揺さぶられる作品にはもう二度と出会えないかもしれないと、本気で感じています。
  • 主要キャラだけでなく、登場する一人一人の背景がしっかりしていて、全員が何かしら切なさを抱えているため、どのキャラにも感情移入してしまいました。
  • 男同士の恋愛というよりは、人間同士の魂の結びつきに近いと言うほうが正確だ。日常生活に支障が出るほど心を奪われた、と書いている読者が複数いました。
  • 30年ぶりの再読。携帯もソ連もあった時代設定なのにまったく古さを感じさせない作品だった。映画ゴッドファーザーをシリーズで観たような深い満足感。
  • マフィアや政府とストリートキッズが入り乱れる戦場で、少女漫画だということを完全に忘れさせるアクションの熱さで、アッシュが本当に美しく気高い。

悪い所

  • ハッピーエンドで終わってほしかったので、あのラストはちょっと残念でした。それでも読後の脱力感が何日か続いて、それだけ引き込まれた証拠だとも思っています。
  • アッシュの過酷な境遇が何度も読むのをやめようかと思うほどショッキングで。ハッピーエンド好きとしては、挑戦したことを本当に激しく後悔しました。
  • 救われない重い展開が次々と続き、読者をかなり選ぶ作品だと思います。気軽に始めると面食らうので、耐性があるか事前に確認してから読む方がいいです。
  • 暴力描写がやや多めで、性的行為も「暴力」として描かれるシーンが少なくない。展開がわかっている分、読み返すのがかえってきつくなる部分がありました。
  • 17歳がマフィアや軍隊と渡り合う設定は、やはり少女漫画ならではのファンタジー感がある。とにかくリアル志向の人にはなかなか合わないかもしれません。

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