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最終更新日:

姫のためなら死ねる の感想と評価(良いところ、悪いところ)

姫のためなら死ねる

姫のためなら死ねる

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著者: くずしろ

連載: まんがライフWIN

ジャンル: 百合・GL4コマ漫画歴史・時代劇ギャグ・コメディ

評価: 8.5/10

あらすじ

時は平安。中流貴族の娘に生まれた清少納言は、日々のぐちや思いつきを草子に書きなぐるばかりで、働きもせず家にこもっていた。見かねた友人の口ききで受けた面接の相手は、帝の后である中宮定子。その愛らしさに一目ぼれした少納言は、この人に生涯を捧げると決めて宮仕えを始める。宮中には胸元をはだけた紫式部と彼女を離したくない中宮彰子、二次創作にのめり込む菅原孝標女、神出鬼没の女陰陽師まで勢ぞろい。時代考証をあっさり飛び越えた掛け合いが、四コマの枠のなかで転がり続ける。定子の愛らしさを書き残すためだけに枕草子は生まれた。そんな読みかえで十四年走りぬいた平安百合ギャグ絵巻!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 史実の年号や人間関係にはこだわらず、平安の名前だけ借りたばか騒ぎを笑って受け止められる人
  • 女どうしの熱っぽい思い入れを描く濃いめの百合ギャグを、四コマの短い間合いで浴びたい人
  • 十年以上かけて絵柄も空気も変わっていく長期連載を、最後の一巻まで腰を据えて見届けたい人

向いていない人

  • 古典の予習に使いたい、授業で役立つ知識が一つでもほしいと考えて手に取ろうとしている人
  • 同性どうしの恋の場面が続くと落ち着かず、恋の相手が女性であることに抵抗が残ってしまう人
  • 同じ型を繰り返す四コマより、巻ごとに筋が大きく動いていく物語をじっくり追いたい人

良い感想・レビュー

  • 最後までばかをやり通すノリが一度も崩れなかったのが、私にはうれしい。終わりぎわにだけ史実の影をそっと置く引き際があって、笑ったあとに寂しさが残る。
  • 歴史にうとい私でも置いていかれませんでした。年齢からして史実どおりではないので身構えずに済みますし、清少納言の周りが揃って濃いぶん、名前を覚えるのも早かったです。
  • 古典の授業で名前だけ覚えた作者たちが、原作と最低限つじつまの合う形で思いきった作り替えをされている。そのさじ加減がおかしくて、私は何度読んでも笑ってしまう。
  • 十年以上追いかけてきた身として、四コマの型をほとんど崩さないまま十四巻まで続いたことに感心する。誇張はあっても私が思い描いていた人物像に近い描かれ方だった。
  • 表紙の雰囲気からは想像できない中身で、いい意味で裏切られました。話のはこびが軽くて絵もきれいですし、百人一首で覚えた歌が出てくる瞬間にはうれしくなりました。

悪い感想・レビュー

  • 絵は年を追ってきれいになったけれど、私は三、四巻ごろのざらついた味わいのほうが好みでした。うまくなるほど当時の空気が薄れる気がして、少し惜しく思います。
  • 似たような型の繰り返しに感じる時期があって、私はしばらく手が止まりました。終わりに近づいている手応えのなさが続き、どうまとめるのか気をもんだままでした。
  • 読みはじめた頃はキャラの描き分けがついていないと感じて、私は一度敬遠した。顔で見分けがつくまでの助走が長く、そこを越えられるかどうかで印象が変わる。
  • 巻を追うごとに暴走の度合いが増していく。私はブラックな笑いにえ、大丈夫かと心配になる場面が結構あって、この斜め上な展開を面白がれるかどうかで好き嫌いが分かれると思う。
  • 一般誌の連載とは思えないほど百合の濃さがあって、私は人を選ぶと感じました。同性どうしの恋を苦手に思う気持ちがあるなら、無理に手を伸ばさないほうがいいです。

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