レビュー著者: 漫画よしあし
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機動戦士ガンダムさん の感想と評価(良いところ、悪いところ)
良い所
- 「ガンダムの英雄たちをここまで汚すか!」という圧倒的なバカバカしさに、腹筋が崩壊します。シャアの残念なカリスマ性やキシリア様の暴走など、原作のパブリックイメージを逆手に取ったネタのキレが最高。
- 大和田先生の「無駄に劇画調で迫力のある作画」とアホな内容のギャップが堪りません。シリアスな顔で最低な下ネタやメタ発言を繰り出すキャラクターたちに、ガンダムファンならずとも爆笑必至の破壊力があります。
- 単なるパロディに留まらず、「富野節へのリスペクト(?)を感じる鋭い風刺」が随所に光ります。ガンダムという巨大なアイコンを徹底的に弄り倒す姿勢は、長年のファンだからこそ許される、愛に溢れた冒涜です。
- 読み切り短編の集まりなので、「どこから読んでも笑えるテンポの良さ」が素晴らしい。「アッガイさん」や「赤い彗星さん」など、お馴染みのキャラクターが新しい一面を見せるたびに、作品の底知れぬ狂気を感じます。
- 公式(ガンダムエース)でこれを連載しているという「サンライズの懐の深さと狂気」を実感できます。ファンにしか分からない小ネタから、誰でも笑える勢い系ギャグまで、ガンダムという素材を遊び倒した傑作。
悪い所
- 原作への強い思い入れがある人には、冒涜的に感じられる可能性が高いです。伝説のシーンが汚物やアホなギャグで上書きされるため、キャラクターのイメージを大切にしたいファンは、絶対に読んではいけない禁断の書。
- ガンダムの基本設定を知らないと、笑いの半分も理解できないというハードルの高さがあります。パロディの元ネタが非常に細かいため、一般層には「何が面白いのか分からない」という事態が起こりうる作風です。
- 下ネタや汚物ネタ、メタ発言が非常に多いため、ギャグの質としてもかなり好みが分かれます。大和田先生特有の「しつこいノリ」が合わない人には、ただただ不快なだけで、笑うどころか引いてしまう恐れがあります。
- 長期連載ゆえに、ネタのパターン化やマンネリを感じる時期がありました。またシャアが脱ぐのか、というような繰り返される天丼ネタを「様式美」と捉えられるか「飽き」と捉えるかで、作品の評価が大きく分かれます。
- 劇中のパロディが過ぎて、「作品としての体裁を成していない」ハチャメチャな展開が続くことがあります。物語性を全く排除した、純粋な「ネタの消費」に特化しているため、読み終わった後の充実感はほぼ皆無です。





