レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
潔癖男子!青山くん の感想と評価(良いところ、悪いところ)
潔癖男子!青山くん
マークダウンで表示著者: 坂本拓
連載: 週刊ヤングジャンプ/ミラクルジャンプ
評価: 7.8/10
あらすじ
U-16日本代表の経験を持つ天才MF・青山くんが、弱小の富士美高校サッカー部へやってくる。彼には極度の潔癖症という欠点があり、ヘディングもスライディングも接触プレーも一切受け付けない。入学の理由が「トイレにウォシュレットが完備されているから」というのはご愛嬌。それでも負けるのだけは我慢できず、試合終盤の劣勢時だけは泥まみれになってでもボールを追う。潔癖ゆえの独自スタイルでチームを勝利へ運びながら、ストーカー気質の後藤もか、青山に近づける唯一の存在・小田切美緒、ライバルたちとの恋や青春が絡んでいく。富士美高校を舞台に笑いと青春が詰まった学園サッカーコメディ!
良い所
- サッカー部員なのに潔癖症ってどういうこと、と気になって手に取った。汚れたくない触りたくない、でも日本代表の天才というすごさでちゃんとサッカーになっている様子が笑えて感心する。
- ギャグ漫画として読むのが正解で、サッカー漫画として読むとなんだこりゃとなる。青山くんの生涯成績には黒星という汚れすらないという徹底ぶりが面白い。
- 切り口が斬新で、汚れないようにサッカーをする姿がおかしい。後藤さんが健気で可愛くてキュンとするし、笑えて癒されると言い切れる読みやすい一冊。
- 無表情の青山くんだが表情とは裏腹にサッカーへの愛と情熱がある。潔癖症とうまく絡んで面白いし、個性豊かなチームメイトたちもキャラが立っている。
- 汚れるのが嫌いでもサッカーへの情熱だけは本物で、終盤に構わずスライディングする場面に感動した。犬の顔っぽくデフォルメされたキャラたちも地味に可愛い。
悪い所
- 青山くんの良さを引き出しきれていない印象がある。キレが足りないという指摘もあるし、潔癖ネタだけで最後まで持つのかという懸念も序盤からあった。
- 読み進めると徐々にネタ切れ感が出てくる。潔癖ネタしかないせいで毎度似たような展開になりがちで、後半はそもそもサッカーをしていないという声もある。
- 財前はじめ周りのキャラがそれほど面白くないのが惜しい。主人公が脇役になりすぎている回もあって、存在感の薄さにどうしても消化不良感を覚えてしまった。
- サッカー要素は思ったより薄く、青山くんの日常がメインの内容。本格的なスポーツものとしての熱さや試合の緊張感を求めると、物足りなく感じるかもしれない。
- 潔癖という欠点が女性キャラからすると欠点に見えていないため、ギャグになりきれていないシーンが多い。ハズレの回はつまらないというより笑えないのが惜しい。
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