レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
信長協奏曲 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
信長協奏曲
著者: 石井あゆみ
連載: ゲッサン
評価: 8.5/10
あらすじ
勉強がとことん苦手な高校生サブローは、ある日いきなり戦国の世に放り出される。そこで出くわした本物の織田信長は体が弱く、しかも自分と顔が瓜二つだった。代わりに信長として生きてくれと頼まれ、歴史の知識もろくにないまま天下人の席へ。物怖じしない現代っ子の振る舞いは、堅物ぞろいの家臣たちの心をひとつずつほどいていく。姿を消したはずの本物の信長は明智光秀と名を変えて戻り、右腕として隣に立つ。その裏では、織田家に深い恨みを抱く木下藤吉郎が静かに動きはじめる。桶狭間、長篠、そして本能寺。誰もが結末を知っているはずの道のりが、初めて読む物語のように迫ってくる。教科書で見た名前が急に人の顔になる戦国タイムスリップ!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 歴史の授業が苦手なまま大人になったけれど、戦国武将の名前をもう一度おぼえ直してみたい人
- 重たい葛藤や難しい用語は抜きにして、肩の力を抜いたまま読める戦国ものをのんびり探している人
- 作り話めいた言い伝えに筋が通っていく組み立てを、にやりとしながら最後まで見届けたい人
向いていない人
- 年代も人物像も史実に忠実であってほしく、大胆な脚色が入ると一気に気持ちが冷めてしまう人
- 絵柄が合うかどうかで読み進められるかが決まるので、序盤で馴染めないと離れてしまう人
- 合戦の駆け引きを緻密に描く重厚な戦記を求めていて、あっさり片づく戦の運びでは物足りない人
良い感想・レビュー
- 歴史はずっと苦手な科目だったのに、これを読んでからは武将の名前がすんなり頭に入ってきます。教科書より先に人物を好きになる順番で覚えられるので、学生のころに出会いたかったです。
- 主人公が空気をまるで読まず、いつもの調子のまま戦国の世を歩いていく。その何があっても動じない構えがそのまま僕らの知る信長像に重なってくるので、つい応援してしまう。
- 合戦の派手さより、城の中の何気ないやりとりのほうが好きです。表舞台の裏にある暮らしの場面をたっぷり描いてくれるおかげで、遠かった武将たちがぐっと近く感じられました。
- 設定はめちゃくちゃなのに、うつけと呼ばれた昔話も教育係の死も、この世界なりの筋がちゃんと通っている。作り話めいた言い伝えを拾い直す組み立てには、素直に唸る。
- 歴史ものにありがちな重たい葛藤がほとんどなく、合戦もあっさり片づいていく。この肩の力が抜けた運びのおかげで、戦国のことをよく知らない俺でもすらすら読めた。
悪い感想・レビュー
- 絵は最初どうにも好きになれませんでした。似た顔立ちばかりが並ぶ画面に馴染むまで時間がかかって、星をひとつ削りたくなったというのが正直なところです。
- 構図はどこかで見た武者絵をなぞった印象で、初めのころはとくに線の粗さが目立つ。見覚えのある絵柄という引っかかりが抜けず、序盤は読む手が止まりかけた。
- 何年も物語が進むのに、主人公も周りの武将も見た目がほとんど変わりません。過ぎた年月と見た目のずれが気になって、今がどのあたりの年代なのか掴みにくくなります。
- 史実をきっちり追いたい人には脚色が多すぎるはずです。うつけの正体は現代の高校生でしたという種明かしは、私にはいまひとつ腑に落ちませんでした。
- 織田家が苦しむ時期が長く、その間は主人公が状況を大きく動かせないまま話だけが進んでいく。中盤の足踏みが続くあたりは、読んでいて少ししんどかった。
良い感想・レビュー
- 歴史はずっと苦手な科目だったのに、これを読んでからは武将の名前がすんなり頭に入ってきます。教科書より先に人物を好きになる順番で覚えられるので、学生のころに出会いたかったです。
- 主人公が空気をまるで読まず、いつもの調子のまま戦国の世を歩いていく。その何があっても動じない構えがそのまま僕らの知る信長像に重なってくるので、つい応援してしまう。
- 合戦の派手さより、城の中の何気ないやりとりのほうが好きです。表舞台の裏にある暮らしの場面をたっぷり描いてくれるおかげで、遠かった武将たちがぐっと近く感じられました。
- 設定はめちゃくちゃなのに、うつけと呼ばれた昔話も教育係の死も、この世界なりの筋がちゃんと通っている。作り話めいた言い伝えを拾い直す組み立てには、素直に唸る。
- 歴史ものにありがちな重たい葛藤がほとんどなく、合戦もあっさり片づいていく。この肩の力が抜けた運びのおかげで、戦国のことをよく知らない俺でもすらすら読めた。
悪い感想・レビュー
- 絵は最初どうにも好きになれませんでした。似た顔立ちばかりが並ぶ画面に馴染むまで時間がかかって、星をひとつ削りたくなったというのが正直なところです。
- 構図はどこかで見た武者絵をなぞった印象で、初めのころはとくに線の粗さが目立つ。見覚えのある絵柄という引っかかりが抜けず、序盤は読む手が止まりかけた。
- 何年も物語が進むのに、主人公も周りの武将も見た目がほとんど変わりません。過ぎた年月と見た目のずれが気になって、今がどのあたりの年代なのか掴みにくくなります。
- 史実をきっちり追いたい人には脚色が多すぎるはずです。うつけの正体は現代の高校生でしたという種明かしは、私にはいまひとつ腑に落ちませんでした。
- 織田家が苦しむ時期が長く、その間は主人公が状況を大きく動かせないまま話だけが進んでいく。中盤の足踏みが続くあたりは、読んでいて少ししんどかった。
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