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最終更新日:

MÄR の感想と評価(良いところ、悪いところ)

MÄR

著者: 安西信行

連載: 週刊少年サンデー

ジャンル: ファンタジーバトル・アクション少年マンガ異世界・転生

評価: 7.8/10

あらすじ

メルヘンの世界に憧れていた中学生の虎水ギンタは、ある日ひらいた門をくぐり、異世界メルヘヴンへ落ちる。魔法のアクセサリー「ÄRM」が使い手に力を貸すその土地で、ギンタは並外れた体と目を手に入れ、魔女ドロシーや、自我を持つ生きた武器バッボと出会う。だがメルヘヴンは、かつて世界を壊しかけた戦闘集団チェスの兵隊がよみがえり、ふたたび戦の渦に飲まれようとしていた。仲間とチーム「メル」を組んだギンタは、世界の命運を賭けた団体戦ウォーゲームへ挑む。戦うたびバッボは知らない姿へ変わり、ギンタも一戦ごとに強くなっていく。おとぎ話に憧れただけの少年が掴みとる、本当の強さ!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • いわゆるなろう系のコミカライズに飽きて、魔法道具でぶつかり合う王道ファンタジーを読みたい人
  • 冴えない少年が別の世界でヒーローになる、男の子の妄想をそのまま形にした話に胸が躍る人
  • 込み入った設定を追うより、強くなる主人公と相棒のかけ合いを気楽に楽しみたい人

向いていない人

  • ピンチのたび新しい力で切り抜ける運びが続くと飽きてしまい、戦い方にひねりのある筋書きを求める人
  • 地図の上を旅する冒険を思い描いていて、会場に固定された勝ち抜き戦が肌に合わない人
  • 主要人物の過去まで丁寧に描かれてこそ乗れる、一人ひとりに肩入れしながら読む時間を大事にする人

良い感想・レビュー

  • 主人公の武器がけん玉みたいな形で、しかも顔はおじさん、おまけによく喋る。ふざけた見た目の相棒とギンタのやりとりがおかしくて、前の作品より肩の力を抜いて読めました。
  • バッボが戦うたび新しい姿を解き放つのがおもしろくて、先が気になって仕方ない。展開は速いのに舞台も人の関係もつかみやすく、全体が短くまとまっているのもうれしい。
  • 笑えて泣けて、そのうえキャラにも転がされる。本編だけでなく一人ひとりの背景を描いた話もおもしろく、子どもの頃に買ってもらってからずっと手放せずにいる。
  • 冴えない眼鏡の少年が別の世界ではヒーローになる。男なら一度は思い描く筋書きなのに、ギンタが段々と強くなっていく姿は何度見ても気持ちよく、つい応援したくなります。
  • 敵はどれも元ネタの分かる姿をしているのに、味方につく守護獣のデザインはどこにもない形で、眺めるだけで楽しい。最初に出会ったドロシーが最後まで隣にいた着地もよかった。

悪い感想・レビュー

  • ピンチになると新しい力が出てきて切り抜ける、その流れが何度も繰り返される。打開のしかたが毎回同じ形なので、途中からは勝ち方の予想がついて気が抜けました。
  • 敵の強さが階級ではっきり分かるぶん、誰が勝つかも先に見えてしまう。大将が負けたら即終了という決まりのせいで主人公は絶対に落ちないと分かり、最後の全勝もしらけた。
  • 地図も地名も用意されているのに、世界を歩き回る冒険らしさは序盤で消えてしまう。あとはひたすら勝ち抜き戦が続くので、バトル好きの自分でもさすがに偏りすぎだと感じる。
  • 決着がついたあとは、まとめに入る足取りがあまりに速い。主要な面々の過去がほとんど語られないまま話が閉じるため、誰にも肩入れしきれずに終わってしまった気がします。
  • はじめの太い線と低めの頭身が、おとぎ話らしい空気によく合っていた。ところが中盤から線が細く整っていくうえ、話の運びも粗くなった気がして、そこは惜しい。

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