レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
美少女戦士セーラームーン の感想と評価(良いところ、悪いところ)
美少女戦士セーラームーン
著者: 武内直子
連載: なかよし
ジャンル: ファンタジー/バトル・アクション/少女漫画/変身ヒロイン
評価: 8.6/10
あらすじ
泣き虫で遅刻ばかりの中学2年生・月野うさぎは、しゃべる黒猫ルナと出会い、セーラー服の戦士に変身することに。街の人々のエナジーを奪う妖魔と戦ううち、天才少女や神社の巫女、怪力の転校生、先に戦っていたセーラーVが仲間に加わる。うさぎの前世は月の王国のプリンセスで、謎の紳士タキシード仮面とは生まれ変わっても出会う運命の恋人だった。未来から来た少女や太陽系の外側を守る戦士たちなど、仲間も敵も次々に現れ、物語はスケールアップしていく。かわいい小物やドレスと、ぞくっとするほど怖い敵のデザインが同じ画面に並ぶ絵には、つい見とれてしまう。最終章では仲間の命が次々に奪われ、うさぎは深い孤独を抱えたまま銀河の中心へ向かう。恋する女の子が、すべての星と命をまるごと抱きしめにいく壮大な結末!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 変身ヒロインたちが力を合わせて戦う物語に、子どもの頃アニメで夢中になった記憶がある人
- キラキラした小物やドレスと、ぞくっとするほど怖い敵が同居する美しい絵をじっくり眺めたい人
- 前世や運命の恋、星にまつわる話が好きで、銀河規模にまで広がっていく壮大な物語を味わいたい人
向いていない人
- アニメ版のように、仲間の戦士ひとりひとりの悩みや日常をじっくり描く展開を楽しみたい人
- テンポよく進むより、仲間集めや戦いの決着にたっぷり時間をかける物語のほうが落ち着いて読める人
- 好きなキャラクターが悲しい最期を迎える展開がつらく、謎を残さずすべて説明される結末を望む人
良い感想・レビュー
- 描く線がとにかく美しく、美麗なカラー原画はじっくり眺めてしまいます。敵キャラクターまで美しく描かれているので、一つの芸術作品として味わえる一冊です。テンポもよく、飽きる暇がありません。
- アニメより原作のほうが話がすっきりしていて好きです。敵が次々と出てくるのにも理由があったと最後にわかり、ただ引き延ばすための戦いではなかったと納得できるのがよかったです。
- 完結まで読むと、凄い話だと思う。ヒロインが背負う孤独は、いろんな義務を抱えた大人でないとわからないものかもしれない。そこを真剣に描いているところが好きだ。アニメしか知らない人にこそ読んでほしい。
- 作画は今見ても美しく、最初のページからため息が出る。女子の心をくすぐるキラキラしたアイテムとグッとくる展開がずっと色あせない。太陽系の外側を守る4人の戦士が中心の章は、特に格好いい!
- 最初は弱虫で、決して強くない女の子たちが、それぞれ悩みを抱えながら力を合わせて成長していく姿が好きでした。読み返すと主人公が中2だと気づいて驚き、恋の場面も子どもの頃とは違う気持ちで読めます。
悪い感想・レビュー
- 息つく間もなく強敵が次々に現れるので、勢いをつけないと振り落とされそうになる。タキシード仮面の非力さには苦笑いだし、仲間の戦士たちも回を重ねるほど敵に歯が立たなくなる。セーラームーン1強かな?
- 壮大さには感心するものの、キャラクターの掘り下げがほとんどないのが惜しい。ネーミングもめちゃくちゃだし、ラスボスの靴をなめさせられる王子様役や、急にベッドの場面へ飛ぶ締めくくりには笑ってしまった。
- 最後の結婚式のシーンはきれいで大好きです。でも、最後まで明かされなかった謎や星たちの行方が気になってしまい、みんなが感動しているのに、ふわっと終わったようにしか見えませんでした。
- アニメで活躍した3人組の戦士が、原作ではあまりにもあっけなく退場してしまう。敵の攻撃でクリスタルを奪われ、青い炎に焼かれて消えていく最期は悲しすぎる。お墓の場面まであるのがまたつらい。
- テンポがとにかく速いです。アイテムがポンポン出てきて、序盤のうちに戦士が次々とそろってしまうのには驚きました。今なら仲間集めだけでもっと尺を取りそうなところです。
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