レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
義風堂々!! 直江兼続~前田慶次花語り~ の感想と評価(良いところ、悪いところ)
義風堂々!! 直江兼続~前田慶次花語り~
連載: 月刊コミックゼノン
評価: 7.8/10
あらすじ
天下人・豊臣秀吉が世を去り、乱世を抑え込んでいた重しが外れた。上杉家の筆頭家老・直江兼続と、天下一の傾奇者・前田慶次。義でつながった二人は、豊臣なき後の行方を見定めるために動き出す。西の丸に入った徳川家康は天下取りへ牙をむき、豊臣への大義を捨てない石田三成が正面からぶつかっていく。兼続が叩きつけた一通の書状が家康を怒らせ、戦国の総決算となる関ヶ原へなだれ込んだ。裏切りと動かぬ味方に追い詰められてもなお、義に生きる漢たちは信念を曲げずに散っていく。上杉の陣も最上と伊達の大軍を相手に、退きながら誇りを守り抜いた。いくさ場という舞台で燃え尽きた魂を追いかける、熱き花語り!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 義を貫く漢たちの生き様に心を持っていかれる、読みごたえのある骨太な時代劇を探している人
- 合戦の顛末をひと通り知っていて、教科書で習った悪役の像がひっくり返る描き方を楽しみたい人
- 原作つきの重厚な劇画が好きで、別の視点から語り直される戦国の物語をじっくり追いかけたい人
向いていない人
- 途中で変わる絵柄がどうしても気になってしまい、作画の統一感を大事にしながら読み進めたい人
- 戦国の下地がまったくなく、入り組んだ陣営の動きを整理しながら読み進めるのが苦手な人
- 主人公二人の活躍だけを追いたくて、脇の武将に寄っていく展開を物足りなく感じてしまう人
良い感想・レビュー
- 秀吉が死んだ直後の張り詰めた空気から一気に引き込まれました。誰が天下を取るのかという駆け引きが細かく描かれていて、漢たちの腹の探り合いを追うだけで背筋が伸びます。
- 三成が掲げた大一大万大吉の意味を知ったとき、この人がただの生意気な男ではないとわかった。乱世を終わらせたいという願いが旗印に込められていて、勝手な思い込みを恥じた。
- 家康が狡猾なだけの狸ではなく、血の気の多い漢として描かれるのがいい。人心を引き寄せる器の大きさまで見えてきて、教科書で覚えた悪役の像がひっくり返される。
- 花の慶次で描ききれなかった兼続の物語がここにある。義を貫き通す二人の友情が骨太に描かれていて、戦国が好きなら読まずに済ませるのはもったいない。
- 関ヶ原に散った三成の無念を兼続が正面から受け止める場面が、いちばん効いた。信念を曲げない者たちの最期がとにかく重く、読み終えても余韻が抜けなかった。
悪い感想・レビュー
- 途中で作画が代わったせいで、顔つきも印象もがらりと変わってしまった。前の絵柄で読んでいた身にはキャラの造形が別人に見えるのがつらく、しばらく戸惑いが抜けなかった。
- 原哲夫の名前があるから手に取ったのに、よく見たら原作だけで作画は別の人でした。劇画としての圧の強さを待っていたぶん、拍子抜けしてしまったのが正直なところです。
- ずっと読み続けているのに、いまだに直江と慶次の区別がつかない瞬間がある。絵はきれいなのだけれど、二人の描き分けの弱さが引っかかって物語に入り込みきれない。
- 登場人物が多いうえに戦局も入り組んでいて、歴史の下地がないと展開を追うのが大変。誰がどの陣営なのかを確かめながら読むことになり、正直しんどい。
- 三成の葛藤に尺を割きすぎではないか。主人公のはずの兼続と慶次の出番が薄まるところがあって、二人の見せ場を待つ時間が長く感じられたのは残念だった。
良い感想・レビュー
- 秀吉が死んだ直後の張り詰めた空気から一気に引き込まれました。誰が天下を取るのかという駆け引きが細かく描かれていて、漢たちの腹の探り合いを追うだけで背筋が伸びます。
- 三成が掲げた大一大万大吉の意味を知ったとき、この人がただの生意気な男ではないとわかった。乱世を終わらせたいという願いが旗印に込められていて、勝手な思い込みを恥じた。
- 家康が狡猾なだけの狸ではなく、血の気の多い漢として描かれるのがいい。人心を引き寄せる器の大きさまで見えてきて、教科書で覚えた悪役の像がひっくり返される。
- 花の慶次で描ききれなかった兼続の物語がここにある。義を貫き通す二人の友情が骨太に描かれていて、戦国が好きなら読まずに済ませるのはもったいない。
- 関ヶ原に散った三成の無念を兼続が正面から受け止める場面が、いちばん効いた。信念を曲げない者たちの最期がとにかく重く、読み終えても余韻が抜けなかった。
悪い感想・レビュー
- 途中で作画が代わったせいで、顔つきも印象もがらりと変わってしまった。前の絵柄で読んでいた身にはキャラの造形が別人に見えるのがつらく、しばらく戸惑いが抜けなかった。
- 原哲夫の名前があるから手に取ったのに、よく見たら原作だけで作画は別の人でした。劇画としての圧の強さを待っていたぶん、拍子抜けしてしまったのが正直なところです。
- ずっと読み続けているのに、いまだに直江と慶次の区別がつかない瞬間がある。絵はきれいなのだけれど、二人の描き分けの弱さが引っかかって物語に入り込みきれない。
- 登場人物が多いうえに戦局も入り組んでいて、歴史の下地がないと展開を追うのが大変。誰がどの陣営なのかを確かめながら読むことになり、正直しんどい。
- 三成の葛藤に尺を割きすぎではないか。主人公のはずの兼続と慶次の出番が薄まるところがあって、二人の見せ場を待つ時間が長く感じられたのは残念だった。
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