レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
義風堂々!! 直江兼続 ~前田慶次 酒語り~ の感想と評価(良いところ、悪いところ)
義風堂々!! 直江兼続 ~前田慶次 酒語り~
連載: 月刊コミックゼノン
評価: 7.2/10
あらすじ
戦の音が遠のいた米沢の地で、直江兼続と前田慶次が静かに杯を傾けている。無二の友と呼び合う二人が酒を汲み交わしながら語り出すのは、乱世を駆け抜けた若き日の死闘だった。話は名場面「佐渡攻め」の裏に隠されていた真実から始まる。上杉を追い詰める天下人の思惑を知り、兼続と慶次はあえて修羅の道へ踏み込んでいく。小田原の陣では、己の得を望まず友のために命を張る大谷吉継、義に生きた石田三成ら漢たちが集う。表の合戦の裏では、秘宝を巡って伊賀の忍び三百人と兼続たちが壮絶な手を打ち合う。愛の前立を掲げた男が、知恵と度胸だけで乱世を傾き抜く酒語り!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 派手な合戦の勝ち負けよりも、戦国の裏で動いた知略や駆け引きをじっくり追いかけたい人
- 静かな酒の席で年を重ねた男たちが若き日を語り直す、そんな枠組みの物語にめっぽう弱い人
- 損得を抜きにして友のために命を張る、そんな男同士の熱い結びつきをじっくり味わいたい人
向いていない人
- 主人公が力ずくで敵をなぎ倒していく爽快感を、戦国漫画にいちばん求めている人
- 昔語りや回想がたびたび挟まるより、一直線に進んでいく話運びを好む人
- もとになった名作と同じ絵のタッチや完成度を、外伝にもそっくり同じだけ求めてしまう人
良い感想・レビュー
- 「花の慶次」で盟友として描かれた男の半生をここまで掘り下げてくれるとは思いませんでした。若い頃の兼続がなかなかの傾きっぷりを見せていて、慶次と馬が合うのも納得です。
- 養子が当たり前だった時代の込み入った生い立ちを、史実を絡めつつ読ませてくれます。現役の謙信や天下統一目前の信長も出てきて、本編とは違う角度の戦国を味わえました。
- 老いた二人が酒を酌み交わしながら若い日の死闘を振り返る、この語りの枠組みがとにかく情緒的で好きだ。武村先生の筆致も重く、戦の場面には引き込まれた。
- 己の得など望まず友のために動く大谷吉継、義を通した石田三成。漢たちの人間ドラマが一つ一つ丁寧に積まれていて、読みながら何度も胸を打たれました。
- 作画が代わっても慶次の頃のキャラがそのまま生きているので、すんなり入れた。満ちれば欠ける、それがこの世の道理。恨まれるかもしれん、でもやっちゃう。あの慶次のままだなと嬉しくなる。
悪い感想・レビュー
- 時代設定も出てくる顔ぶれも「花の慶次」とほぼ同じなのに、どうにも本編ほどの熱が立ち上がってきません。主役が替わったせいなのか、読み終えて少し残念でした。
- 兼続も慶次もどちらも傾奇者として描かれるので、正直いまだに二人の見分けがつかない場面がある。若い女性キャラの描き分けも、どうにも自分には難しかった。
- 原哲夫「原作」の文字を見て、原さんが描いていないのかとがっかりした覚えがある。タッチはよく寄せてあるものの、線の一本が持つ圧は本家に及ばない気がした。
- 佐渡攻めも裏の攻防も題材としては面白いです。ただ回想と語りの挿入が多くて話の進みが間延びし、一気に読ませる力は前作に届かなかったように思います。
- 忍術や怪しげな秘宝を巡る裏いくさの比重が大きく、武将同士の合戦を味わいたかった自分にはやや肩透かしだった。話の軸が少しぶれて見えるのも惜しい。
良い感想・レビュー
- 「花の慶次」で盟友として描かれた男の半生をここまで掘り下げてくれるとは思いませんでした。若い頃の兼続がなかなかの傾きっぷりを見せていて、慶次と馬が合うのも納得です。
- 養子が当たり前だった時代の込み入った生い立ちを、史実を絡めつつ読ませてくれます。現役の謙信や天下統一目前の信長も出てきて、本編とは違う角度の戦国を味わえました。
- 老いた二人が酒を酌み交わしながら若い日の死闘を振り返る、この語りの枠組みがとにかく情緒的で好きだ。武村先生の筆致も重く、戦の場面には引き込まれた。
- 己の得など望まず友のために動く大谷吉継、義を通した石田三成。漢たちの人間ドラマが一つ一つ丁寧に積まれていて、読みながら何度も胸を打たれました。
- 作画が代わっても慶次の頃のキャラがそのまま生きているので、すんなり入れた。満ちれば欠ける、それがこの世の道理。恨まれるかもしれん、でもやっちゃう。あの慶次のままだなと嬉しくなる。
悪い感想・レビュー
- 時代設定も出てくる顔ぶれも「花の慶次」とほぼ同じなのに、どうにも本編ほどの熱が立ち上がってきません。主役が替わったせいなのか、読み終えて少し残念でした。
- 兼続も慶次もどちらも傾奇者として描かれるので、正直いまだに二人の見分けがつかない場面がある。若い女性キャラの描き分けも、どうにも自分には難しかった。
- 原哲夫「原作」の文字を見て、原さんが描いていないのかとがっかりした覚えがある。タッチはよく寄せてあるものの、線の一本が持つ圧は本家に及ばない気がした。
- 佐渡攻めも裏の攻防も題材としては面白いです。ただ回想と語りの挿入が多くて話の進みが間延びし、一気に読ませる力は前作に届かなかったように思います。
- 忍術や怪しげな秘宝を巡る裏いくさの比重が大きく、武将同士の合戦を味わいたかった自分にはやや肩透かしだった。話の軸が少しぶれて見えるのも惜しい。
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