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尾守つみきと奇日常。 の感想と評価(良いところ、悪いところ)

尾守つみきと奇日常。

尾守つみきと奇日常。

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著者: 森下みゆ

連載: 週刊少年サンデー

ジャンル: ファンタジー少年漫画ラブコメディ

評価: 8.5/10

あらすじ

多様性が認められはじめた現代。かつて伝説とされた「人ならざる存在」、幻人たちが人間と肩を並べて暮らす世界。舞台は幻人が最も多く通う私立景希高等学校。人の目ばかり気にして自分の気持ちがわからなくなった少年・真層友孝は、入学早々、モフモフの耳と尻尾を持つ天真爛漫なウェアウルフの少女・尾守つみきと出会う。怪力で不器用だが嘘のないつみきと過ごすうち、友孝は少しずつ本当の気持ちを取り戻していく。やがて友情に恵まれなかった吸血鬼の千賀守貴、髪が蛇のメデューサ蛇園さん、透明人間の気筒くん、完璧主義なサキュバス夢中杏恋など、悩みを抱えた幻人の仲間も集まってくる。種族の壁を越えてぶつかりながらも、それぞれの居場所を見つけていく青春ラブコメ!

良い所

  • 登場人物に本当にいい奴しかいない。主人公もヒロインも可愛くてかっこよくて、読みながらニマニマしてしまう。今の時代らしいキラキラした青春で、ほっこり心が温まる。
  • 多様性をまっすぐ題材にした作品。配慮がかえって不利益になる現実の問題を描きつつ、ちゃんと面白い。つみきはまっすぐで良い子だし、友孝の底知れない優しさも好きだ。
  • 蛇園さんも千賀くんも不器用なだけで根は良い子。その些細な優しさに気づける真層くんが素敵だ。尾守さんの相手を否定しない励まし方が好きで、二人の距離感がもう堪らない。
  • ウェアウルフの耳と尻尾も可愛いけど、性格や仕草や表情が可愛い女の子を久しぶりに見た。あざとくなく素で良い子。クラスメイトも皆いいキャラで、学園モノと幻人設定がいい塩梅で混ざってる。
  • 絵が好みで試し読みして速攻まとめ買いした。絵だけじゃなく話の内容もドストライク。次の巻が待ち遠しいし、大好きと言える作品に出会えて幸せです。

悪い所

  • 新キャラが出る、うじうじ悩む、つみきと友孝で解決、といういつもの流れでもんにょりしてしまう。恋愛はちまちま進んではいるけど、最近はちょっと牛歩になってきた気がする。
  • つみきと友孝が生徒会みたいな他人の都合に付き合う話が最近多くて、正直不満だった。そういうのより、二人の関係そのものをもっと見たかったんだよな。
  • つみき以外のキャラはどうも微妙というか、エピソードがいまひとつ刺さらなかった。せっかく良い設定なのに、ちょっともったいないなと感じてしまった。
  • 作中でも一年が経つので、そろそろ踏み込んだ一歩が欲しいと思ってしまう。せっかちに結果を求めるのは自分の悪い癖だと、わかってはいるんだけどね。
  • ここまで読んでくると、ヒロインのつみきが実質主人公で友孝が脇役くらいの扱いに感じてしまう。友孝視点の物語なのだから、もう少し主人公として立ててほしかった。

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