レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
NEW GAME! の感想と評価(良いところ、悪いところ)
NEW GAME!
著者: 得能正太郎
連載: まんがタイムきららキャラット
評価: 9.1/10
あらすじ
高校を卒業し、幼い頃に大好きだったゲーム『フェアリーズストーリー』を制作した憧れのゲーム会社『イーグルジャンプ』に入社した涼風青葉。そこで彼女を待っていたのは、憧れのキャラクターデザイナー八神コウをはじめ、個性豊かでプロ意識の高い女性クリエイターたちだった!一見、可愛らしい女の子たちが和気あいあいと過ごす日常系きららコメディでありながら、納期前の徹夜(デスマーチ)や、妥協のないデザインコンペによる実力主義の残酷な現実を真っ直ぐに描くお仕事ドラマ。自分の『夢』を形にするため、苦悩しながらも一歩ずつ成長していく青葉たちの、情熱と涙が詰まったゲーム開発ガールズストーリーの最高峰!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 可愛いキャラクターたちの癒やしと、ゲーム開発の現場で奮闘する熱さを同時に楽しみたい人
- 新人がベテランに認められながら少しずつ成長していく、お仕事ものとしての丁寧なキャラクター描写が好きな人
- 4コマのゆるい日常コメディから始まりつつ、後半にかけてクリエイターの苦悩にも向き合える作品を楽しめる人
向いていない人
- 序盤のような何も考えずに笑える日常コメディを期待していて、後半のシリアスな作風へのシフトについていけない人
- 全員が女性キャラで構成された職場設定のファンタジー感に、リアルなお仕事漫画として没入しにくい人
- 仕事に纏わる納期・コンペ・人間関係の摩擦といったシビアな描写が読んでいて心理的負担になりやすい人
良い感想・レビュー
- 俺、青葉が憧れのコウさんの下で必死にしがみつき、新入社員のヘタレから「メインキャラデザイナー」へと成長する姿に本当に感動した。ただの萌え漫画じゃない、一級の本格的なお仕事ドラマ。
- 可愛い絵柄に反して、「仕様変更による修正作業」や「納期前の深夜残業(デスマーチ)」といったゲーム開発のリアルな過酷さが描かれていて面白い。クリエイターたちのプロとしての矜持が伝わってくる。
- キャラクターたちの私服がとにかくお洒落で、得能先生の描く柔らかいタッチの圧倒的な画力の高さに毎ページ眼福。みんな仕事中はプロの顔だけど、プライベートでの女の子同士のわちゃわちゃした距離感が最高。
- コウがフランスに旅立ち、青葉が「残された側」として自立し、ライバルのもみじとデザインを競い合う中盤の葛藤が本当に熱い。甘えのない実力主義の描き方に、大人の胸が熱くなる。
- 最終13巻で、「フェアリーズストーリー4」が無事完成し、全員がそれぞれの未来に向かって歩き出す美しい結末に涙が出た。ダラダラ引き延ばさず、彼女たちの人生の過渡期を完璧に畳み切った最高のラスト。
悪い感想・レビュー
- 全員が美少女だけで和気あいあいと働くゲーム会社という設定に、現実の過酷なゲーム業界を知っている僕からすると都合が良すぎるファンタジーに見えて、少し冷めた目線になってしまう部分があった。
- 中盤から、「後輩のもみじ達とのギスギスしたデザインコンペでの競い合い」が長く続き、少し読んでいて精神的にストレスが溜まった。初期の、ただお茶を飲んでみんなで楽しくゲームを作っていたゆるい日常が恋しい。
- きらら系の宿命だけど、お風呂シーンや下着姿などのお約束のあざといお色気(ファンサービス)カットが、真面目なお仕事ドラマを期待している私にはノイズに感じた。そういう描写がなくても十分面白いのに。
- コウさんがフランスから戻ってきた後の終盤の展開が、ややダイジェスト的で駆け足に感じられて少し物足りなかった。もっと彼女たちが仕事終わりに居酒屋で語り合うような、のどかな余韻をじっくり見たかった。
- 「今日も一日がんばるぞい!」という初期のネットで大流行したネタだけを期待して読み進めると、意外と中身はヘビーでシリアスなため、肩透かしを食らう。気軽な癒やしを求める日には、少しカロリーが高い。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
俺、青葉が憧れのコウさんの下で必死にしがみつき、新入社員のヘタレから「メインキャラデザイナー」へと成長する姿に本当に感動した。ただの萌え漫画じゃない、一級の本格的なお仕事ドラマ。
全員が美少女だけで和気あいあいと働くゲーム会社という設定に、現実の過酷なゲーム業界を知っている僕からすると都合が良すぎるファンタジーに見えて、少し冷めた目線になってしまう部分があった。
可愛い絵柄に反して、「仕様変更による修正作業」や「納期前の深夜残業(デスマーチ)」といったゲーム開発のリアルな過酷さが描かれていて面白い。クリエイターたちのプロとしての矜持が伝わってくる。
中盤から、「後輩のもみじ達とのギスギスしたデザインコンペでの競い合い」が長く続き、少し読んでいて精神的にストレスが溜まった。初期の、ただお茶を飲んでみんなで楽しくゲームを作っていたゆるい日常が恋しい。
キャラクターたちの私服がとにかくお洒落で、得能先生の描く柔らかいタッチの圧倒的な画力の高さに毎ページ眼福。みんな仕事中はプロの顔だけど、プライベートでの女の子同士のわちゃわちゃした距離感が最高。
きらら系の宿命だけど、お風呂シーンや下着姿などのお約束のあざといお色気(ファンサービス)カットが、真面目なお仕事ドラマを期待している私にはノイズに感じた。そういう描写がなくても十分面白いのに。
コウがフランスに旅立ち、青葉が「残された側」として自立し、ライバルのもみじとデザインを競い合う中盤の葛藤が本当に熱い。甘えのない実力主義の描き方に、大人の胸が熱くなる。
コウさんがフランスから戻ってきた後の終盤の展開が、ややダイジェスト的で駆け足に感じられて少し物足りなかった。もっと彼女たちが仕事終わりに居酒屋で語り合うような、のどかな余韻をじっくり見たかった。
最終13巻で、「フェアリーズストーリー4」が無事完成し、全員がそれぞれの未来に向かって歩き出す美しい結末に涙が出た。ダラダラ引き延ばさず、彼女たちの人生の過渡期を完璧に畳み切った最高のラスト。
「今日も一日がんばるぞい!」という初期のネットで大流行したネタだけを期待して読み進めると、意外と中身はヘビーでシリアスなため、肩透かしを食らう。気軽な癒やしを求める日には、少しカロリーが高い。




