レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
センゴク の感想と評価(良いところ、悪いところ)
センゴク
著者: 宮下英樹
連載: 週刊ヤングマガジン
ジャンル: 青年漫画・アクション/歴史・時代劇
評価: 8.7/10
あらすじ
永禄10年、落城寸前の城で震えていた15歳の若武者は、織田信長の軍に捕らえられる。幼なじみと交わした約束を守るため生き延びると決めた少年は、木下藤吉郎の下で戦場を駆け回るうちに、猪武者から人を率いる将へ変わっていく。淡路5万石の大名にまで上りつめながら、功を焦って歴史的な大敗を喫し、領地を取り上げられて浪人へ落ちる。それでも鈴を鳴らして先陣を切り、もう一度這い上がる。矢が飛び交い刀が役に立たない合戦の泥くささが、細かい考証で描き切られる。天下が移り変わり、戦のない世が来ても、この男は縁を頼りに図太く生き残っていく。何度でも負けて何度でも立ち上がる男の生き様!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 弓や槍が実際にどう使われていたかまで踏み込んだ合戦の考証を、堅い資料ではなく物語として味わいたい人
- 大失敗で何もかも失っても、みっともなく這い上がっていく不格好な出世の物語に心を掴まれたい人
- 整えられた英雄像より、汗と泥の匂いがする戦国の生ぐささを、浴びるように読み込みたい人
向いていない人
- 顔立ちの整った武将が並ぶ華やかな絵柄で、気持ちよくすっきり読める戦国ものを期待している人
- 資料の引用や長めの解説がたびたび挟まると、話の勢いが削がれたように感じてしまう人
- 主人公がいつも話の真ん中にいてほしくて、主役の出番が減っていく展開を寂しく感じる人
良い感想・レビュー
- 弓で倒れる者が七割、刀はほとんど役に立たず、馬の上では槍も振り回せない。合戦の描き方がここまで調べ尽くされた戦場だと、知っていたはずの戦国がまるで別物に見えてきました。
- 血なまぐさい戦場の空気や、汗で蒸れた鉄の匂いまで伝わってくる。猿顔で描かれがちな秀吉も違う顔をしていて、泥にまみれた戦国を初めて見た気がする。
- 有名な合戦につけられた作者なりの解釈には、妙に納得させられました。主人公が騎馬で暴れ回って名を上げる一方、友を失って泣く場面もある。勝っても後味の残る合戦が忘れられません。
- ゲームだと地味な能力値しか付かない武将なのに、失敗して馬鹿もやって、それでも憎めない。上司というより友だちみたいな秀吉との距離感も含めて、負けを抱えた男の面白さにすっかり参っています。
- 出世しては大失敗して落ちて、また這い上がる。戦が減った世でももがき続ける姿を追ううち、戦国という時代のかたちが頭に残った。最後の静けさまで見届けた気分になる。
悪い感想・レビュー
- 登場人物の顔が似ていて、誰が誰なのか何度も前のページに戻りました。官位まで入ったフルネームが毎回出るのも重く、読む速さを削ぐ情報量にてこずりました。
- 甲冑も顔も泥くさいタッチで、きれいな絵に慣れた目にはとっつきにくい。既存のイメージを外した武将たちは新しいが、ほしかった格好よさの手前で止まる絵柄が引っかかった。
- 歴史の資料を引いた長い説明が増えてきて、合戦の勢いが止まる。漫画というより講義を聞かされている気分になる回もあり、テンポを食う考証パートは正直しんどい。
- 話が進むほど主人公の出番が減っていく。大きな事件の中心は信長や秀吉なので仕方ないとはいえ、蚊帳の外に置かれる主役が続く巻はさすがに物足りない。
- わかりやすい成り上がりだった序盤がいちばん楽しかったです。主人公と秀吉の間に距離ができてからは寂しく、少しずつ読むには重い長さで途中から離れてしまいました。
良い感想・レビュー
- 弓で倒れる者が七割、刀はほとんど役に立たず、馬の上では槍も振り回せない。合戦の描き方がここまで調べ尽くされた戦場だと、知っていたはずの戦国がまるで別物に見えてきました。
- 血なまぐさい戦場の空気や、汗で蒸れた鉄の匂いまで伝わってくる。猿顔で描かれがちな秀吉も違う顔をしていて、泥にまみれた戦国を初めて見た気がする。
- 有名な合戦につけられた作者なりの解釈には、妙に納得させられました。主人公が騎馬で暴れ回って名を上げる一方、友を失って泣く場面もある。勝っても後味の残る合戦が忘れられません。
- ゲームだと地味な能力値しか付かない武将なのに、失敗して馬鹿もやって、それでも憎めない。上司というより友だちみたいな秀吉との距離感も含めて、負けを抱えた男の面白さにすっかり参っています。
- 出世しては大失敗して落ちて、また這い上がる。戦が減った世でももがき続ける姿を追ううち、戦国という時代のかたちが頭に残った。最後の静けさまで見届けた気分になる。
悪い感想・レビュー
- 登場人物の顔が似ていて、誰が誰なのか何度も前のページに戻りました。官位まで入ったフルネームが毎回出るのも重く、読む速さを削ぐ情報量にてこずりました。
- 甲冑も顔も泥くさいタッチで、きれいな絵に慣れた目にはとっつきにくい。既存のイメージを外した武将たちは新しいが、ほしかった格好よさの手前で止まる絵柄が引っかかった。
- 歴史の資料を引いた長い説明が増えてきて、合戦の勢いが止まる。漫画というより講義を聞かされている気分になる回もあり、テンポを食う考証パートは正直しんどい。
- 話が進むほど主人公の出番が減っていく。大きな事件の中心は信長や秀吉なので仕方ないとはいえ、蚊帳の外に置かれる主役が続く巻はさすがに物足りない。
- わかりやすい成り上がりだった序盤がいちばん楽しかったです。主人公と秀吉の間に距離ができてからは寂しく、少しずつ読むには重い長さで途中から離れてしまいました。
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