レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
からくりサーカス の感想と評価(良いところ、悪いところ)
からくりサーカス
著者: 藤田和日郎
連載: 週刊少年サンデー
ジャンル: ダーク・ファンタジー/バトルアクション/少年漫画
評価: 9.3/10
あらすじ
莫大な遺産を相続したせいで、小学生の少年は親族に命を狙われるようになる。逃げ場のない彼を救ったのは、人を笑わせないと死んでしまう奇病を抱えた拳法家と、あやつり人形を操る銀髪の女性だった。人形と人間が入り乱れる長い戦いの奥には、二百年前にひとりの女性を愛した錬金術師たちの、深く悲しい因縁が眠っている。やがて少年は逃げることをやめ、自分の意志で世界の運命を背負っていく。憎らしかったはずの敵さえ、最後には涙をこぼさせてしまう。あちこちに撒かれた伏線が、一本の線としてつながっていく快感。笑うことでしか救えない世界と、人の心にしか宿らない光を、全力で描ききった王道の大冒険!
読む前に確認したい相性
向いている人
- あちこちに散らばった謎が、最後に一本の線としてつながる快感をじっくり味わいたい人
- 憎らしかったはずの敵にまで心を寄せてしまう、熱く濃い人間ドラマでたっぷり泣きたい人
- 独特で荒々しい絵に臆することなく、絶望を笑い飛ばす王道の熱量へ飛び込んでいける人
向いていない人
- 入り組んだ設定と多くの登場人物を追いかけていくうちに、物語の全体像を見失いやすい人
- テンポよく進む展開を好み、じっくりした時期が続くと中だるみを退屈に感じてしまう人
- 壮大に広げた物語だからこそ、その結末の畳み方や心変わりに物足りなさを感じてしまう人
良い感想・レビュー
- 最初は憎らしかった敵役が、終盤には自分のやりたかったことを見つけます。その姿に涙が止まりませんでした。憎い敵さえ最後には泣かせてくる物語全体の懐の深さに、すっかり心をやられました。
- あちこちに撒かれた伏線が、最後に一本の線としてつながっていく。この伏線が回収されるときのカタルシスは、ほかの作品ではなかなか味わえない。読み返すたび新しい発見があって、何度でも楽しめた。
- 荒々しい絵が苦手で今まで避けていましたが、読み始めたら止められませんでした。人間の弱さも強さも全部詰め込んだ朴訥な登場人物たちの熱量に、少年漫画の王道をあらためて教わった気がします。
- 今までの人生で一番泣いた漫画は、間違いなくこれだと言い切れる。あるキャラの魂を揺さぶる死に様では、嗚咽が止まらず顔を上げられなかった。しばらく続きを読めないほど胸を抉られた。
- 話が複雑なぶん読み応えがあって、読み落としたくない気持ちになりました。絶望的な苦難を笑い飛ばして乗り越えていく人間ドラマの熱さにぐいぐい引き込まれ、一気に最後まで駆け抜けました。
悪い感想・レビュー
- 独特で荒々しい絵が、正直はじめは苦手でした。表紙を見るだけで身構えてしまうほどで、この作画の好き嫌いが分かれるのは間違いないと思います。合わない人にはかなり読みづらいかもしれません。
- 設定があまりに複雑で、序盤はなかなか話に入り込めなかった。登場人物も多くて、誰が誰だか分からなくなる場面がたびたびあった。場面や視点もよく切り替わり、一度読んだだけでは全体像を掴みきれない。
- 熱いストーリーは良いのですが、一話で物語があまり進まず、全体的にゆっくりすぎると感じました。途中で中だるみする場面も多くて、気に入った場面までの道のりが少し長く感じられました。
- 二つの物語が同時に進むせいで、ひとつの結末を見届けるまでにかなり時間がかかった。話が広がりすぎて収束が見えないもどかしさがあって、気に入った場面が次に出るころにはつい飛ばし読みしてしまった。
- あれだけ謎で引っぱっておいて、黒幕の心変わりが少しあっさりしすぎに感じました。終盤の畳み方がやや強引で、前半の盛り上がりと比べると物足りません。省いてもよさそうな寄り道も気になりました。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
最初は憎らしかった敵役が、終盤には自分のやりたかったことを見つけます。その姿に涙が止まりませんでした。憎い敵さえ最後には泣かせてくる物語全体の懐の深さに、すっかり心をやられました。
独特で荒々しい絵が、正直はじめは苦手でした。表紙を見るだけで身構えてしまうほどで、この作画の好き嫌いが分かれるのは間違いないと思います。合わない人にはかなり読みづらいかもしれません。
あちこちに撒かれた伏線が、最後に一本の線としてつながっていく。この伏線が回収されるときのカタルシスは、ほかの作品ではなかなか味わえない。読み返すたび新しい発見があって、何度でも楽しめた。
設定があまりに複雑で、序盤はなかなか話に入り込めなかった。登場人物も多くて、誰が誰だか分からなくなる場面がたびたびあった。場面や視点もよく切り替わり、一度読んだだけでは全体像を掴みきれない。
荒々しい絵が苦手で今まで避けていましたが、読み始めたら止められませんでした。人間の弱さも強さも全部詰め込んだ朴訥な登場人物たちの熱量に、少年漫画の王道をあらためて教わった気がします。
熱いストーリーは良いのですが、一話で物語があまり進まず、全体的にゆっくりすぎると感じました。途中で中だるみする場面も多くて、気に入った場面までの道のりが少し長く感じられました。
今までの人生で一番泣いた漫画は、間違いなくこれだと言い切れる。あるキャラの魂を揺さぶる死に様では、嗚咽が止まらず顔を上げられなかった。しばらく続きを読めないほど胸を抉られた。
二つの物語が同時に進むせいで、ひとつの結末を見届けるまでにかなり時間がかかった。話が広がりすぎて収束が見えないもどかしさがあって、気に入った場面が次に出るころにはつい飛ばし読みしてしまった。
話が複雑なぶん読み応えがあって、読み落としたくない気持ちになりました。絶望的な苦難を笑い飛ばして乗り越えていく人間ドラマの熱さにぐいぐい引き込まれ、一気に最後まで駆け抜けました。
あれだけ謎で引っぱっておいて、黒幕の心変わりが少しあっさりしすぎに感じました。終盤の畳み方がやや強引で、前半の盛り上がりと比べると物足りません。省いてもよさそうな寄り道も気になりました。
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