レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
ハレ婚。 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
ハレ婚。
著者: NON
連載: 週刊ヤングマガジン
評価: 7.2/10
あらすじ
東京で付き合った男は、なぜかみんな既婚者だった。傷ついて故郷に戻った小春を待っていたのは、父が倒れて閉店寸前の実家の喫茶店と、3000万円の借金。そこへ現れた龍之介は、借金を全部引き受ける代わりに結婚してほしいと言う。ただし彼にはすでに妻が2人いた。この街は日本でただひとつ、一夫多妻を認めた特区だったのだ。店を守るため、小春は第3夫人として伊達家に嫁ぐ。最初は夫を毛嫌いし、夜も拒んでいた小春が、不器用な優しさに触れて少しずつ恋に落ちていく。けれど1人の夫を3人で分け合う暮らしは、妻たちの胸に嫉妬と寂しさを積もらせる。笑ってどきどきして、ときに胸が苦しくなる、型破りな家族のかたち!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 一夫多妻という型破りな設定を、笑いも涙もある血縁を超えた家族の物語として楽しめる人
- 複数の妻たちの嫉妬や葛藤など、ひとりの夫を分け合う心の揺れを丁寧な心理描写で味わいたい人
- 女性の柔らかさを描く綺麗で色っぽい絵柄を、ほどよいお色気シーンとあわせて楽しみたい人
向いていない人
- 妻たちが男性に都合のいいハーレム的な女性像として描かれていると、物語に入りこめない人
- 思い通りにならないとすぐ騒いで暴れる、感情むき出しで身勝手に見える主人公が苦手な人
- 恋愛の緊張感が続くことを期待し、途中から家族ものへ移っていく展開に物足りなさを感じそうな人
良い感想・レビュー
- 肉感のある絵なのにエロが話の邪魔をしないちょうどいい加減です。嫉妬に泣く妻の場面は胸がぎゅっとなりました。ありえない設定を少しずつ受け入れていく主人公につられて、抵抗なく読めるようになりました。
- 結婚ってなんだろう、と考えさせられた。夫が人の心を試すようなことをするので何度もプッチンときた。それでも最後には、血のつながりや名字より、同じ家にいるみんなが家族だと描かれていたと思う。
- 第一印象は最悪で夜も拒んでいた主人公が、いつの間にかほかの妻に嫉妬しているのがかわいいんです。夫と2人の妻のなれそめも描かれていて、妻3人それぞれの想いが見えるぶん愛憎劇に深みが出ます。
- 妻のためにピアノを弾き、離婚届を渡されても頑なに拒む夫がなんだかよかった。なぜこんなに嫁がいるのかと常々思っていたけど、この人なりに本気で3人とも必要だったのかと少し納得した。
- 一夫多妻の設定は好きじゃなかったが、夫は本気だし筋も通っていて妙に納得してくる。特区でもまだ世間に受け入れられていない空気がリアルで、ギャグも笑える。でも現実の一夫多妻はやっぱりイヤだ。
悪い感想・レビュー
- 序盤は嫉妬や独占欲をめぐる恋愛話で引き込まれたのに、妻のひとりが去ったあたりから失速。家族ものに変わって一夫多妻の問題が薄れ、男に都合のいい女性像ばかり続くのに疲れた。
- 母性あふれる妻、従順な大和撫子、自由奔放なツンデレと、3人とも男の理想を詰めこんだタイプです。かわいい嫉妬しかしない都合のよさが目について、ギャグとして読むならアリかなという程度です。
- 一人ひとり丁寧に描かれていたぶん、最後の締めくくりが投げやりで残念だった。覚悟して離れたはずなのにあっさりまとまり、問題も放ったらかし。最後まで成長しない夫には心底腹が立つ。
- 思い通りにならないとギャーギャー騒いで暴れる主人公に、うんざりしました。ほかの3人の生活に割りこんだ側で、借金を肩代わりしてもらった立場なのに文句ばかり。読んでいてイライラします。
- 最初はぐいぐいハマって大人買いしたのに、途中から自分がこの立場なら嫌だと思いはじめて読むのが苦痛になった。絵は綺麗だけど、恋愛ものにしては女性の扱いが底辺すぎて胸くそが悪い。










