レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
サンクチュアリ の感想と評価(良いところ、悪いところ)
サンクチュアリ
連載: ビッグコミックスペリオール
評価: 8.8/10
あらすじ
カンボジアの虐殺地獄を生き延びた二人の少年。帰ってきた日本で待っていたのは、腐りきった政治と社会だった。この国の頂点を、二人で必ず獲る。ジャンケンで表と裏を分け合い、北条彰は極道の道へ、浅見千秋は政治の道へ進む。六本木の弱小組と代議士秘書という底から、二人は同時に階段を駆け上がっていく。北条は金と度胸で全国の組織を束ね、海の向こうの勢力とも渡り合う。浅見は長老たちの醜聞を暴いて地盤を奪い、若手を集めて新党を旗揚げする。行く手をふさぐのは国家権力を動かす政界の黒幕、そして体を蝕む病。命を削って進む男たちが辿り着く、聖域への道!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 政治の世界と裏社会、両側から国を変えていくという大きな筋書きに、腹を据えて付き合ってみたい人
- 損得を抜きにして惚れた相手のために全部を懸ける、男くさい友情と侠気にぐっときてしまう人
- 線の太い劇画の絵柄と、腹の探り合いが続く重い会話を、一場面ずつ噛みしめて読みたい人
向いていない人
- 物語に現実味を求めるほうで、とんとん拍子に進む成り上がりを見ると気持ちが冷めてしまう人
- 昔の作品にありがちな女性の描き方や強い暴力描写が引っかかって、そこから先へ進めなくなる人
- 結末で答えをはっきり示してほしく、急ぎ足でたたむ幕引きだと納得できないままになる人
良い感想・レビュー
- 舞台は九〇年代の前半なのに、何度読み返してもまるで古びない。政治と裏社会が表と裏で噛み合いながら国を変えていく、その熱のすさまじさにやられた。原作者が代表作と胸を張るのも頷ける。
- 最初から最後までドラマがゆるまない。脇を固める武闘派の兄貴分が下卑た感じにならず、侠気だけで惚れさせてくるのがすごい。この原作者とこの漫画家だから起きた奇跡だと思う。
- 表と裏の両側から国を変えるという発想の奇抜さにまず引き込まれた。二人の男気と覚悟がかっこよすぎて、そのまま全巻読み切ってしまった。描かれる人物の美しさもたまらない。
- 骨太な話運びと描き込まれた絵ががっちり噛み合っている。腐った政治家や権力者をねじ伏せていく流れがとにかく爽快で、男の浪漫がぎっしり詰まった一作になっている。
- この男が頂点に立つところを見てみたい。そう思わされた者たちが、惚れた相手のために己の全部を懸けて生きる。その惚れ抜いた者の生き様にぐっときてしまった。
悪い感想・レビュー
- 絵の美しさは認めるけれど、どの顔も主人公に似ていて誰が誰だか見分けのつかない場面が何度もあった。作画の古さもあって、そこだけは最後まで慣れなかった。
- 極道になった天才が友を首相へ押し上げるために裏で動く。筋書きとしては面白いのに、さすがに現実離れしすぎだと感じてしまい、途中で気持ちが冷めた瞬間もあった。
- 男たちは熱くてかっこいいのに、女性の扱いが雑なところが引っかかる。色目で見られるか極端な役どころに寄っていて、執念深く追ってくる女性署員も残念でならない。
- 後半に入ると引き伸ばされている感じが出てきて、抗争と駆け引きの繰り返しがマンネリに見えてきた。同じ調子が続く区間は正直きつく、読む手が重くなった。
- 大風呂敷を広げた割に、終わり方が急ぎ足で拍子抜けした。二人がどんな国を作りたいのか、最後まではっきり見えてこないまま幕が下りたのも物足りない。
良い感想・レビュー
- 舞台は九〇年代の前半なのに、何度読み返してもまるで古びない。政治と裏社会が表と裏で噛み合いながら国を変えていく、その熱のすさまじさにやられた。原作者が代表作と胸を張るのも頷ける。
- 最初から最後までドラマがゆるまない。脇を固める武闘派の兄貴分が下卑た感じにならず、侠気だけで惚れさせてくるのがすごい。この原作者とこの漫画家だから起きた奇跡だと思う。
- 表と裏の両側から国を変えるという発想の奇抜さにまず引き込まれた。二人の男気と覚悟がかっこよすぎて、そのまま全巻読み切ってしまった。描かれる人物の美しさもたまらない。
- 骨太な話運びと描き込まれた絵ががっちり噛み合っている。腐った政治家や権力者をねじ伏せていく流れがとにかく爽快で、男の浪漫がぎっしり詰まった一作になっている。
- この男が頂点に立つところを見てみたい。そう思わされた者たちが、惚れた相手のために己の全部を懸けて生きる。その惚れ抜いた者の生き様にぐっときてしまった。
悪い感想・レビュー
- 絵の美しさは認めるけれど、どの顔も主人公に似ていて誰が誰だか見分けのつかない場面が何度もあった。作画の古さもあって、そこだけは最後まで慣れなかった。
- 極道になった天才が友を首相へ押し上げるために裏で動く。筋書きとしては面白いのに、さすがに現実離れしすぎだと感じてしまい、途中で気持ちが冷めた瞬間もあった。
- 男たちは熱くてかっこいいのに、女性の扱いが雑なところが引っかかる。色目で見られるか極端な役どころに寄っていて、執念深く追ってくる女性署員も残念でならない。
- 後半に入ると引き伸ばされている感じが出てきて、抗争と駆け引きの繰り返しがマンネリに見えてきた。同じ調子が続く区間は正直きつく、読む手が重くなった。
- 大風呂敷を広げた割に、終わり方が急ぎ足で拍子抜けした。二人がどんな国を作りたいのか、最後まではっきり見えてこないまま幕が下りたのも物足りない。
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