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最終更新日:

てんむす の感想と評価(良いところ、悪いところ)

てんむす

著者: 稲山覚也

連載: 週刊少年チャンピオン

ジャンル: 少年漫画部活グルメ・料理学園

評価: 7.2/10

あらすじ

食べることが大好きな少女が、高校に入るのを機に大食いをやめようと決めた。女の子らしく生きたかったから。ところが幼なじみの店で試食していたところを先輩に見つかり、隠していた才能をあっさり見抜かれてしまう。誘われたのは、女子高生が食の頂点をかけて競い合う部活だった。断るつもりだった彼女も、仲間と競いながら食べる楽しさを思い出していく。ただ詰め込むだけでは勝てない。噛む速さも温度の扱いも力の配り方も、ぜんぶ技として磨かれていく。そうして挑む強豪校には、勝つために何かを捨ててきた少女たちが待っている。折れても立ち上がる、熱すぎるフードバトル!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 勝った側だけでなく、負けた側にもきちんと物語があるスポーツ漫画をじっくり読みたい人
  • 食べ方の技や体力づくりまで、競技として作り込まれた大食いの世界をのぞいてみたい人
  • 元気いっぱいに食べる姿を眺めているだけで、気持ちが明るくなる漫画をずっと探している人

向いていない人

  • 読んでいるあいだずっと、食べ物を大量に消費する設定に抵抗を感じてしまうタイプの人
  • 作り方やレシピがしっかり参考になる実用寄りのグルメ漫画を期待して手に取ろうとする人
  • 物語の締めくくりに時間をたっぷりかけた、ていねいに畳まれた結末をじっくり味わいたい人

良い感想・レビュー

  • 好きなことを心から楽しむ場面がとにかく良い。手足がピンと伸びた躍動感のある食べっぷりの描き方がうまくて、読んでいるこっちまで幸せな気分になる。
  • 勝つために何かを捨ててでも挑んでくる相手が出てくると、どちらにも負けてほしくなくなります。負ける側にもきちんと物語があるので、対戦のたびに胸を打たれました。
  • 量を詰め込むだけの話ではなく、体力も技もいる競技としてきちんと描かれている。実際の大食い番組が取材に協力しているだけあって、競技としての裏付けに納得しながら読める。
  • 女の子たちがみんな可愛くて、話す方言のやわらかさにほっとします。絵柄は最初ちょっと暑苦しいかと思いましたが、読み進めるうちに気にならなくなりました。
  • 気持ちだけでは勝てない厳しさをきちんと描いてくるから、才能任せだった主人公がへし折られてから立ち上がる流れに説得力がある。立派なスポ根だと思う。

悪い感想・レビュー

  • 昔は楽しく読めたのに、今読むと食べ物を大量に消費する世界観がどうにも引っかかる。時代の空気が変わったせいだとわかっていても、素直に楽しめない自分がいる。
  • 団体戦の比重が大きいせいか、主人公の見せ場がどうにも薄く感じます。大食いを扱う漫画なのに食べ物が美味しそうに見えないところも、読みながらずっと引っかかります。
  • 断食で調整したり、あれだけ言われた食べ方の基本をあっさり忘れたり、キャラの詰めの甘さにいちいち腹が立つ。応援したいのに頭を抱えることが多い。
  • 終盤の盛り上がりがすごかっただけに、決着のつき方があまりにあっさりしている。落丁を疑ったほどで、打ち切りのような駆け足の幕引きだけはどう考えてももったいない。
  • 苦しい表情になると急に顔が濃くなるので、そのギャップに驚きます。初期の構図や人物の描き方があやしいコマもちらほらあり、慣れるまで少し時間がかかりました。

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