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漫画家漫画おすすめ10選|漫画づくりの裏側を描く長編

編集: 漫画よしあし
公開日:更新日:

漫画家漫画を読むと、一冊の漫画ができるまでの裏側がのぞけます。締め切りに追われる机の前、編集部での打ち合わせ、売れるかどうかの不安。ふだん読者からは見えない場所が舞台です。ここでは、漫画家や漫画家志望、編集者を主役にした長編を10作品集めました。

ジャンプの連載争いを描く勝負ものから、作者の若いころをもとにした自伝もの、業界ネタで笑わせるギャグまで、読み味はばらばらです。選び方の目安とあわせて、ページ下部の一覧も確かめてください。

時間がない人向け結論:おすすめTOP3

  1. 高校生の二人組が週刊少年ジャンプの連載を目指す話で、順位が毎週突きつけられる勝負の緊張感はスポーツものを読んでいるときと変わりません。

  2. 新人編集者の視点を軸に、漫画家だけでなく営業や書店員、印刷所まで、一冊にかかわる人たちの情熱を描いた群像劇です。

  3. 藤子不二雄Ⓐが自らの若き日を描いた作品で、トキワ荘で腕を競う二人の夢に向かうまっすぐすぎる熱さがまぶしいです。

目次

選び方のポイント

  1. 1. 完結した作品か、新刊を待てる連載中か

    最後まで読み切りたいなら、完結している『バクマン。』『重版出来!』『まんが道』『かくしごと』『RiN』『吼えろペン』から選ぶと安心です。なかでも『バクマン。』は二人組の高校生がジャンプの連載を勝ち取ろうとする話で、入り口にぴったり。新刊を待つ楽しみがほしいなら、『アオイホノオ』『笑顔のたえない職場です。』『月刊少女野崎くん』『これ描いて死ね』が連載中です。

  2. 2. 実話の熱さを味わうなら自伝もの

    作者自身の若いころをもとにした作品なら、『まんが道』と『アオイホノオ』です。『まんが道』はトキワ荘で腕を競った二人の青春を、まっすぐな熱さで描きます。『アオイホノオ』の舞台は1980年代の大阪の美大。のちに名を残す人たちの才能を前に、主人公がのたうち回る姿が笑いになっています。どこまでが本当かは気にせず、時代の熱気ごと楽しむ読み方が合います。

  3. 3. 笑いたいならギャグ寄り、胸を熱くしたいならお仕事もの

    肩の力を抜いて読みたいなら、『かくしごと』『月刊少女野崎くん』『笑顔のたえない職場です。』『吼えろペン』のようなギャグやコメディが向いています。編集者や営業、書店員まで、一冊を届ける人たちの奮闘に胸を熱くしたいなら『重版出来!』を。描く側に回る最初の一歩を見届けたいなら『これ描いて死ね』、創作の話にオカルトの謎が絡む異色作なら『RiN』がおすすめです。

全10作品の比較表

横にスクロールすると他の項目も見られます

順位作品名ジャンル完結状況評価特徴向いている人
1バクマン。バクマン。少年漫画/青春・サクセスストーリー/漫画家・業界モノ完結9/10高校生の二人組が週刊少年ジャンプの連載を目指す話で、順位が毎週突きつけられる勝負の緊張感はスポーツものを読んでいるときと変わりません。漫画やアニメの作り手の苦労と仕事のしくみをのぞきたい人。物を作る仕事に憧れたことがある人
2重版出来!重版出来!青年漫画/お仕事/出版・編集/ヒューマンドラマ完結9.2/10新人編集者の視点を軸に、漫画家だけでなく営業や書店員、印刷所まで、一冊にかかわる人たちの情熱を描いた群像劇です。漫画が読者の手に届くまでの舞台裏で働く人たちの情熱と誇りを、温かい群像劇として楽しめる人
3まんが道まんが道青年漫画/青春・ドラマ・自伝完結8.8/10藤子不二雄Ⓐが自らの若き日を描いた作品で、トキワ荘で腕を競う二人の夢に向かうまっすぐすぎる熱さがまぶしいです。漫画家を目指す若者たちの夢と挫折と再起をまっすぐ描いた青春物語にじっくり浸りたい人
4アオイホノオアオイホノオ業界もの/日常/コメディ/学園連載中9.1/101980年代の大阪の美大を舞台に、庵野秀明らの才能を見せつけられた主人公がのたうち回りながら言い訳を連発する自虐ギャグに笑わされます。言い訳ばかりの主人公の自虐ギャグに笑える人
5かくしごとかくしごと少年漫画/ヒューマンドラマ/職業/日常/コメディ完結9.1/10ちょっと下品な漫画を描く父が娘に職業をひた隠しにするドタバタで、空回りするほど深い親バカぶりに笑いながら癒やされます。親バカ全開の父と娘の、空回りするほど深い愛情に、笑いながらもじんわり癒やされたいと思う人
6月刊少女野崎くん月刊少女野崎くん4コマ/日常/コメディ/ラブコメ連載中9/10無骨な男子高校生が実は人気の少女漫画家という設定から、少女漫画のお約束をギャグで次々に崩していく4コマです。恋愛の進展より理屈抜きで笑えるテンポのよいギャグを重視し、何度読み返しても楽しめる作品を探している人
7笑顔のたえない職場です。笑顔のたえない職場です。青年漫画/お仕事/群像劇/日常/コメディ連載中9/10キレのあるセリフ回しと絶妙な間の会話に、声を出して笑ってしまいました。キレのあるセリフ回しと絶妙な間を生かした掛け合いで、思わず声を出して笑える漫画を読みたい人
8これ描いて死ねこれ描いて死ね少年漫画/青春ドラマ/創作・メタフィクション/学園連載中8.8/101話目から心をつかまれ、好きなものに一生懸命になる尊さがとよ田みのるの真っ直ぐな表現で届きます。読む側から描く側へ踏み出す創作への衝動を、自分のことのように思わず応援したくなる人
9RiNRiN青春・学園/日常/サスペンス/業界・お仕事完結8.5/10ネームが通らずにのたうち回り、アシスタント先でプロの技術の壁に絶望する創作の産みの苦しみが生々しく描かれます。ネームが通らず苦しむ姿まで描く、生々しいクリエイターの産みの苦しみに共感したい人
10吼えろペン吼えろペン職業・お仕事ドラマ/コメディ・ギャグ/青年マンガ完結8.3/10熱血漫画家の炎尾燃が、締め切りと編集者とライバル作家を相手に屁理屈と情熱で修羅場へ突っ込む業界ギャグです。漫画家の締め切り前の修羅場や、編集部とのかけ引きといった業界の裏側をのぞいてみたい人
1

バクマン。

完結

絵と物語、二人で組んだ高校生が週刊少年ジャンプの連載争いに挑む青春ドラマ

この特集で選んだ理由

読者アンケートと掲載順位で競うジャンプの連載争いを真正面から描き、10作品のなかで最も勝負の色が濃い入り口の一作です。

バクマン。
作者
小畑健/大場つぐみ
掲載誌
週刊少年ジャンプ
ジャンル
少年漫画/青春・サクセスストーリー/漫画家・業界モノ
完結
完結
評価
9/10

良い点

高校生の二人組が週刊少年ジャンプの連載を目指す話で、順位が毎週突きつけられる勝負の緊張感はスポーツものを読んでいるときと変わりません。作中の仕組みが実在のものばかりなので、名作の作り方をのぞいている気分になります。主人公以外の新人たちにも見せ場があります。

気になる点

天才と持ち上げられる作中の漫画が、どうすごいのかこちらには届かないまま進みます。後半は新しい着想が尽きると失速する弱さも出てきました。夢がかなうまで会わないという約束が話の軸になっていくので、仕事の話だけを追いたい人には引っかかるかもしれません。

こんな人におすすめ

漫画やアニメの作り手の苦労と仕事のしくみをのぞきたい人。物を作る仕事に憧れたことがある人

こんな人には不向き

夢と結婚の約束が物語を動かしていく展開になじめず、働く姿だけをまっすぐ追いかけたい人

バクマン。の詳細レビューを見る →

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2

重版出来!

完結

一冊の漫画を届けるために奮闘するプロたちの情熱を描く、至高のお仕事ドラマ!

この特集で選んだ理由

描く側よりも、編集や営業など漫画を読者に届ける側の仕事に光を当てた作品は、この10作品ではこれだけです。

重版出来!
作者
松田奈緒子
掲載誌
月刊!スピリッツ
ジャンル
青年漫画/お仕事/出版・編集/ヒューマンドラマ
完結
完結
評価
9.2/10

良い点

新人編集者の視点を軸に、漫画家だけでなく営業や書店員、印刷所まで、一冊にかかわる人たちの情熱を描いた群像劇です。ベテラン作家の引退や新人作家の葛藤の話からは、誇りを持って働く人の姿がまっすぐ伝わってきます。最終巻まで熱が落ちずにきれいに完結し、読後はいつも温かい気持ちになれました。

気になる点

元柔道家の主人公はいつも全力の体育会系なので、疲れているときはそのまぶしさについていけません。作家たちの過去やトラウマの描写も重く、業界のしくみの説明が長い回は読むのに体力が要ります。

こんな人におすすめ

漫画が読者の手に届くまでの舞台裏で働く人たちの情熱と誇りを、温かい群像劇として楽しめる人

こんな人には不向き

仕事に全力を注ぐ体育会系の主人公のハイテンションな姿が眩しすぎてついていけない人

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3

まんが道

完結

漫画家を夢見た二人の少年が、トキワ荘での挫折と友情を経てプロへ駆け上がる自伝的青春物語。

この特集で選んだ理由

戦後のトキワ荘を舞台に、ほかのどの作品よりも古い時代の漫画家の青春を描いた自伝ものです。

まんが道
作者
藤子不二雄Ⓐ
掲載誌
コロコロコミック/週刊少年チャンピオン/ビッグコミックオリジナル増刊/週刊少年キング/藤子不二雄ランド
ジャンル
青年漫画/青春・ドラマ・自伝
完結
完結
評価
8.8/10

良い点

藤子不二雄Ⓐが自らの若き日を描いた作品で、トキワ荘で腕を競う二人の夢に向かうまっすぐすぎる熱さがまぶしいです。原稿に向かう背中は、服のしわひとつで力の入り具合まで伝わってきます。締め切り前やアイデアが出ないときに開くと、描き始めたころの気持ちがよみがえります。

気になる点

出てくるのが良い人ばかりで、実在の漫画家たちをきれいに描きすぎているところがあります。昭和の暮らしや作中作の感覚は今読むと古く、道の途中で幕が下りるもどかしさも残りました。

こんな人におすすめ

漫画家を目指す若者たちの夢と挫折と再起をまっすぐ描いた青春物語にじっくり浸りたい人

こんな人には不向き

実在の漫画家たちを描くなら、良いところも悪いところも包み隠さない実録であってほしい人

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4

アオイホノオ

1980年代を駆け抜ける、熱血漫画家志望の自伝的青春コメディ!

この特集で選んだ理由

『まんが道』と同じ自伝ものでも、こちらは才能への嫉妬と悪あがきを笑いに振り切った、いちばんカッコ悪い主人公の物語です。

アオイホノオ
作者
島本和彦
掲載誌
週刊ヤングサンデー/ゲッサン
ジャンル
業界もの/日常/コメディ/学園
完結
連載中
評価
9.1/10

良い点

1980年代の大阪の美大を舞台に、庵野秀明らの才能を見せつけられた主人公がのたうち回りながら言い訳を連発する自虐ギャグに笑わされます。あだち充や高橋留美子などの実名エピソードは、当時のオタク文化の記録としても読めます。何かに熱くなれているかと問われているようで、不思議と創作意欲がわいてきます。

気になる点

主人公は努力を嫌い、売れている作家への嫉妬と言い訳ばかりくり返すので、いら立つ場面もあります。1980年代の特撮やオタク知識が注釈なしで飛び交い、作中の時間もなかなか進みません。

こんな人におすすめ

言い訳ばかりの主人公の自虐ギャグに笑える人

こんな人には不向き

努力をきらう主人公にいらだってしまう人

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5

かくしごと

完結

下品な漫画家であることを娘に隠し通す父!爆笑と感動が交錯する究極の父娘ドラマ!

この特集で選んだ理由

漫画づくりより父と娘の関係が軸にあり、ギャグの裏に仕込んだ仕掛けで最後に泣かせるという、ほかの9作品にない作りです。

かくしごと
作者
久米田康治
掲載誌
月刊少年マガジン
ジャンル
少年漫画/ヒューマンドラマ/職業/日常/コメディ
完結
完結
評価
9.1/10

良い点

ちょっと下品な漫画を描く父が娘に職業をひた隠しにするドタバタで、空回りするほど深い親バカぶりに笑いながら癒やされます。久米田康治らしい業界風刺もよく効いています。何気ないギャグがすべてラストへの布石だったとわかる鮮やかな伏線回収には泣かされました。

気になる点

隠し事をめぐる似たようなドタバタのくり返しが続くので、まとめて読むとマンネリに感じやすいです。セリフや小ネタの文字量も多く、将来パートの不穏な空気のせいでギャグを素直に楽しめない瞬間があります。

こんな人におすすめ

親バカ全開の父と娘の、空回りするほど深い愛情に、笑いながらもじんわり癒やされたいと思う人

こんな人には不向き

隠し事を通すための、似たような状況を何度も繰り返すドタバタに、マンネリを感じて飽きてしまう人

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6

月刊少女野崎くん

少女漫画家の正体は無骨なDK!?お約束を粉砕する新感覚少女漫画家コメディ!

この特集で選んだ理由

漫画家という職業を少女漫画のパロディの道具に使った4コマで、10作品のなかで最も気軽に開けます。

月刊少女野崎くん
作者
椿いづみ
掲載誌
ガンガンONLINE
ジャンル
4コマ/日常/コメディ/ラブコメ
完結
連載中
評価
9/10

良い点

無骨な男子高校生が実は人気の少女漫画家という設定から、少女漫画のお約束をギャグで次々に崩していく4コマです。重い人間関係や嫌がらせがないので、どの巻から開いても大声で笑えます。全員がギャップの塊で、誰と誰の掛け合いでも外れがありません。

気になる点

主要な二人の恋愛が巻を重ねてもほとんど進まないので、ラブコメの進展を待つ人にはじれったいです。誤解が重なる同じ型のギャグも多く、単行本が出るまでの間隔が長いのも気になります。

こんな人におすすめ

恋愛の進展より理屈抜きで笑えるテンポのよいギャグを重視し、何度読み返しても楽しめる作品を探している人

こんな人には不向き

主要な二人の恋愛がしっかり前進し、明確に関係が深まっていく甘い王道ラブストーリーを期待する人

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7

笑顔のたえない職場です。

新人漫画家の日常は、締切と妄想の連続。絶妙なテンポのお仕事コメディ!

この特集で選んだ理由

いまの新人漫画家の不安と、それを支える仕事仲間の優しさを、いちばん身近な目線で描いたお仕事コメディです。

笑顔のたえない職場です。
作者
くずしろ
掲載誌
コミックDAYS
ジャンル
青年漫画/お仕事/群像劇/日常/コメディ
完結
連載中
評価
9/10

良い点

新人少女漫画家の双見と、編集者やアシスタントの日常を描くお仕事コメディです。キレのあるセリフ回しと絶妙な間の会話に、声を出して笑ってしまいました。自己肯定感の低さや締め切りへの怖さといったあるあるは、別の仕事をしていても共感できるほどリアルです。

気になる点

大きな事件が起きるわけではないので、淡々と進む日常を地味に感じると良さが伝わるまで時間がかかります。業界のニッチな悩みが中心で、14巻を超えても話の着地点はまだ見えません。

こんな人におすすめ

キレのあるセリフ回しと絶妙な間を生かした掛け合いで、思わず声を出して笑える漫画を読みたい人

こんな人には不向き

大きな事件や劇的な展開を求めていて、淡々と続く日常の積み重ねだけでは物足りなさを感じてしまう人

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8

これ描いて死ね

「漫画が好き」だけだった島の少女が、読む側から描く側へと踏み出す青春物語!

この特集で選んだ理由

プロを目指す前の「描いてみたい」という最初の衝動を、漫研の部活として描いた唯一の作品です。

これ描いて死ね
作者
とよ田みのる
掲載誌
ゲッサン
ジャンル
少年漫画/青春ドラマ/創作・メタフィクション/学園
完結
連載中
評価
8.8/10

良い点

離島の少女が、憧れの覆面作家が担任の先生だと知り、読む側から描く側へ踏み出す話です。1話目から心をつかまれ、好きなものに一生懸命になる尊さがとよ田みのるの真っ直ぐな表現で届きます。漫画は描けないけれどダメ出しが得意な友達が、軽やかに背中を押す関係も見事です。

気になる点

太い線とポップな絵柄は、今どきの美麗な絵を求めると好みが分かれます。肩に乗るタヌキのマスコットや、好きなものに理解のない先生の態度に、最初は冷めてしまいました。

こんな人におすすめ

読む側から描く側へ踏み出す創作への衝動を、自分のことのように思わず応援したくなる人

こんな人には不向き

今どきの美麗でキラキラした絵柄ばかりを求めていて、太い線の独特なタッチが苦手な人

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9

RiN

完結

新人漫画家のリアルな闘いと、霊感少女と紡ぐ前世の因縁を描く異色青春ドラマ!

この特集で選んだ理由

漫画家志望の下積みに前世の因縁というオカルトを重ねた、ジャンルの枠を越えた異色作です。

RiN
作者
ハロルド作石
掲載誌
月刊少年マガジン
ジャンル
青春・学園/日常/サスペンス/業界・お仕事
完結
完結
評価
8.5/10

良い点

ネームが通らずにのたうち回り、アシスタント先でプロの技術の壁に絶望する創作の産みの苦しみが生々しく描かれます。そこに前世の絵師たちの因縁をめぐるオカルトの謎が絡み、二つのジャンルが不気味に混ざる展開に引き込まれました。映画のような間の取り方も洒落ています。

気になる点

漫画づくりの話を期待していると、中盤から増えるオカルト設定に戸惑います。最終巻の決着は駆け足で、周りに流されがちな主人公にいら立つ場面もあります。

こんな人におすすめ

ネームが通らず苦しむ姿まで描く、生々しいクリエイターの産みの苦しみに共感したい人

こんな人には不向き

硬派な創作の物語を期待し、中盤から増えるオカルト設定に戸惑ってしまう人

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10

吼えろペン

完結

締め切りと編集者とライバルに追われる熱血漫画家が、屁理屈と情熱で修羅場を突破する業界ギャグ!

この特集で選んだ理由

現役のプロ漫画家が主役で、締め切り地獄をいちばん暑苦しく、大げさな笑いに変えた作品です。

吼えろペン
作者
島本和彦
掲載誌
月刊サンデーGX
ジャンル
職業・お仕事ドラマ/コメディ・ギャグ/青年マンガ
完結
完結
評価
8.3/10

良い点

熱血漫画家の炎尾燃が、締め切りと編集者とライバル作家を相手に屁理屈と情熱で修羅場へ突っ込む業界ギャグです。よその作品の主人公を勝手に死なせてしまう代筆回など、むちゃくちゃな話に大笑いしました。実在の作家をもじったキャラや、どこまでが実話かわからない体験ネタも楽しめます。

気になる点

とにかく暑苦しい作風なので、合わない人にはとことん合いません。1ページの情報量が多くて読むと疲れ、巻を重ねるとネタの勢いが落ちる回もあります。

こんな人におすすめ

漫画家の締め切り前の修羅場や、編集部とのかけ引きといった業界の裏側をのぞいてみたい人

こんな人には不向き

昭和っぽい劇画タッチで暑苦しいくらいの熱血ノリが全編続くと、読んでいて疲れてしまう人

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目的別のおすすめ

この特集で、読み放題・無料で読める作品

掲載作品のうち、Kindle+(旧Kindle Unlimited)で1巻が読み放題、または期間限定で1巻が無料になっている作品です。Amazonの表示を毎日確認して更新しています。

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よくある質問

完結している漫画家漫画はどれ?+

この10作品のうち、『重版出来!』『かくしごと』『バクマン。』『まんが道』『RiN』『吼えろペン』の6作品が完結しています。最後まで読み切りたいなら、まずはジャンプが舞台の『バクマン。』か、出版社の仕事を描く『重版出来!』から始めるのがおすすめです。

漫画家漫画は無料で読める?+

各作品の読み放題・無料の状況はページ下部の一覧と /kindle-unlimited・/free で毎日更新しています。気になる作品があれば、まずそちらで確かめてください。

漫画家ではなく編集者が主役の作品はある?+

『重版出来!』は新人編集者が主人公で、漫画家だけでなく営業や宣伝、書店員まで、一冊にかかわる人たちを描いています。『笑顔のたえない職場です。』も、新人漫画家と編集者やアシスタントの日常が中心です。

実在の漫画家が出てくる作品は?+

『まんが道』は藤子不二雄Ⓐが自らの若き日を描いた作品で、手塚治虫やトキワ荘の仲間たちの名前が出てきます。『アオイホノオ』にも庵野秀明やあだち充、高橋留美子といった実名が登場します。どちらも事実そのままではなく、物語として描かれている点は頭に入れておくと楽しめます。

漫画家を目指している人におすすめは?+

描き始めの苦しさと喜びを知りたいなら『これ描いて死ね』、プロの連載争いの厳しさを知りたいなら『バクマン。』が合います。行き詰まったときに最初の熱を取り戻したいなら、『まんが道』を開いてみてください。

まとめ

10作品に共通するのは、白い原稿を前にして、それでもペンを握り直す人たちの姿です。勝負の熱さで読むか、業界ネタで笑うか、実話の重みを味わうかで、合う作品は変わります。気になった一冊から、漫画の向こう側をのぞいてみてください。

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