レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
capeta の感想と評価(良いところ、悪いところ)
capeta
連載: 月刊少年マガジン
評価: 9.6/10
あらすじ
何をやっても本気になれない少年カペタ。母を亡くし、忙しい父に気を遣いながら退屈な毎日を送っていた。ある日、父が仕事先の廃材で組み上げた手作りカートが、彼の運命を変える。フレームは曲がり、真っすぐ走らない一台。それでもカペタは持ち前の感覚でカートを操り、初めてのサーキットで度胸ある走りを見せる。生涯のライバルとなるエリート、源奈臣との出会い。資金難にぶつかりながらも、親友や父と組んだチームで頂点を目指す。カートからフォーミュラへ、そして世界の強豪が集うマカオへ。才能と仲間の支えだけを頼りに駆け上がる、熱きレース青春譚!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 車もレースもまるで知らないけれど、理屈抜きで胸が熱くなる物語にとことんのめり込みたい人
- 才能だけでは越えられない壁に、工夫と仲間の支えで食らいつく主人公へ、思いきり声援を送りたい人
- 勝負の激しさだけでなく、登場人物の心の揺れまでじっくり描く熱さをゆっくり味わいたい人
向いていない人
- 昔ふうの劇画調の絵柄が最初のハードルになりやすく、そこで読む手が止まってしまいそうな人
- 王道のサクセスものとして、最高峰の舞台まで描き切る結末を、どうしても最後まで見届けたい人
- 主人公が何度も苦戦を重ねてもがく展開や、伏線を丁寧に張る構成をじっくり楽しみたい人
良い感想・レビュー
- 車にもレースにもまるで興味がなかったのに、読み進めるほど胸が熱くなりました。ライバルや親友との関わりも含めて、毎戦ハラハラさせられる展開にすっかり夢中です。
- 誰より速いのに資金の壁に苦しみながら、それでも歯を食いしばって前へ進んでいく主人公。不可能を可能にしていく姿にただただ胸を打たれて、思わず泣きそうになった。
- 仲間みんなが手作りで彼を後押しする場面に、私は思わず涙腺がゆるみました。努力する姿にだんだん人が集まっていく流れがじんわり心にしみる熱さで、すごく好きです。
- どんなに厳しい状況でも常に最善を考え抜く、そこがこの主人公の真骨頂だと思う。読むたびに自分にも熱が移るような感覚があって、何度もめくり返してしまう。
- 白熱のレース展開もスピード感も、走者の心の揺れも、どれも読み手をぐいぐい引き込みます。最後尾からごぼう抜きする場面では特攻としか言えない気迫に震えました。
悪い感想・レビュー
- 正直はじめは、いかにも昔ふうの劇画調の絵に馴染めませんでした。ただ話の熱量に押されるうちに絵の癖が気にならなくなるから不思議なもので、最後はどっぷりでした。
- 最初から最後まで文句なしに面白くて、ぐいぐい引き込まれました。ただひとつだけ、主人公のF1での活躍が見られないのが、私にはとてもとても心残りでした。
- ラストの勝負、相手がマシンを痛めていた事情はあるにしろ、やっぱり主人公無双に映ってしまう決着でした。そこはちょっと微妙かなと感じたのが正直なところ。
- 終盤はどこか駆け足でまとめた印象があって、少し物足りなかったです。最後の最後に色恋の話を一気に片づけたあたりも、私には少し慌ただしく見えました。
- 一話ごとの完成度は高くて面白いのに、天才があっさり困難を越えていくぶん、物語が浅く映る瞬間もあった。全体の伏線の張り方には物足りなさが残る。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
車にもレースにもまるで興味がなかったのに、読み進めるほど胸が熱くなりました。ライバルや親友との関わりも含めて、毎戦ハラハラさせられる展開にすっかり夢中です。
正直はじめは、いかにも昔ふうの劇画調の絵に馴染めませんでした。ただ話の熱量に押されるうちに絵の癖が気にならなくなるから不思議なもので、最後はどっぷりでした。
誰より速いのに資金の壁に苦しみながら、それでも歯を食いしばって前へ進んでいく主人公。不可能を可能にしていく姿にただただ胸を打たれて、思わず泣きそうになった。
最初から最後まで文句なしに面白くて、ぐいぐい引き込まれました。ただひとつだけ、主人公のF1での活躍が見られないのが、私にはとてもとても心残りでした。
仲間みんなが手作りで彼を後押しする場面に、私は思わず涙腺がゆるみました。努力する姿にだんだん人が集まっていく流れがじんわり心にしみる熱さで、すごく好きです。
ラストの勝負、相手がマシンを痛めていた事情はあるにしろ、やっぱり主人公無双に映ってしまう決着でした。そこはちょっと微妙かなと感じたのが正直なところ。
どんなに厳しい状況でも常に最善を考え抜く、そこがこの主人公の真骨頂だと思う。読むたびに自分にも熱が移るような感覚があって、何度もめくり返してしまう。
終盤はどこか駆け足でまとめた印象があって、少し物足りなかったです。最後の最後に色恋の話を一気に片づけたあたりも、私には少し慌ただしく見えました。
白熱のレース展開もスピード感も、走者の心の揺れも、どれも読み手をぐいぐい引き込みます。最後尾からごぼう抜きする場面では特攻としか言えない気迫に震えました。
一話ごとの完成度は高くて面白いのに、天才があっさり困難を越えていくぶん、物語が浅く映る瞬間もあった。全体の伏線の張り方には物足りなさが残る。
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