
目利きグループ
鑑定士(QSLM)
口には出さないけれど、作品の出来はちゃんと見抜いている
こんな読み方をする人
名作と呼ばれる作品を、ひとりでじっくり味わう人です。1日に読む量は控えめで、気になったコマでは手を止め、物語の組み立てや絵の工夫を確かめながら進みます。読み終えても、感想を人に話すことはあまりありません。それでも頭の中では、どこがよくできていて、どこに無理があるかがはっきり整理されています。絵の線が荒れた巻や、話を急いだ回にもちゃんと気づいています。評判の高い作品をあえて選び、その評判が正しいかどうかを自分の目で確かめます。周りが絶賛していても、納得できなければ心の中で静かに評価を保留します。反対に、自分が認めた作品は何年たっても読み返します。本棚のいちばん手に取りやすい段は、そういう作品の指定席です。人に聞かれれば、短い言葉で的確なひとことを返せるタイプです。
完結した作品を読むとき
完結済みの作品なら、結末まで見届けてから全体の出来を判断できます。評価を最後まで保留できるので、このタイプの読み方にぴったり合います。
連載中の作品を読むとき
連載中の作品では、話の行き先を見極めながら静かに追いかけます。完結したとき、自分の見立てが当たっていたかを確かめるのもひそかな楽しみです。
強み
- 話の組み立てや絵の工夫をよく見ていて、作品の出来を冷静に見分けられます。好みと出来を分けて考えられます。
- 周りの評判に流されず、自分の基準で作品を評価できます。そのぶん、すすめた作品はまず外れません。
- 読み返すたびに細部まで確かめるので、何年も付き合える作品を見つけるのが上手です。
読書あるある
- 話題作の感想を聞かれて「悪くない」とだけ答える
- 人がすすめてくる前に、その作品をもう読み終えている
- 本棚の並び順に、自分だけがわかる序列がある
- 心の中で、作品ごとにひそかに点数をつけている
- いちばん好きな作品は、聞かれるまで誰にも言わない
- 最終巻を読んだあと、1巻から静かに読み直す
ハマりにくい作品の傾向
- 勢いと熱量で押し切る作品は、組み立ての粗さが先に目に入って、楽しめるまでに時間がかかることがあります。
- ゆるく続く日常ものなど、出来を測る物差しが当てにくい作品では、評価の置きどころに迷うことがあります。
相性のいいタイプ
このタイプに刺さる長編
まず読んでほしい3作品
寄生獣人間とは何かを問いかける、長く読み継がれてきたSFです。その評判が正しいかを、自分の目で確かめる価値があります。
ブラック・ジャック毎回ちがう患者を通して、医療と生死を描く一話完結の物語です。一話ごとの出来を、静かに見極めながら読めます。
ダーウィン事変ヒトとチンパンジーの間に生まれた少年が、人間の社会を見つめます。派手さより、話の組み立てをじっくり確かめたい作品です。
こんな作品も合うかも
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この診断は読書のしかたを楽しむためのもので、性格検査ではありません。