レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
声優かっ! の感想と評価(良いところ、悪いところ)
声優かっ!
著者: 南マキ
連載: 花とゆめ
評価: 7.4/10
あらすじ
美少女アニメの声優にずっと憧れて、ヒイラギ学園高等部の声優科へ入学した木野姫。ところが、かわいい声を出そうとするほど、口から飛び出すのはなぜかおっさんみたいなダミ声!それでも姫は落ち込むより先に笑ってしまう、とびきりの前向き娘。姫を含む落ちこぼれ4人組は、昼の校内放送に挑んで見事に成功させる。やがて姫は正体を隠して男性声優として仕事をすることになり、一人暮らしまで始める羽目に。すんなりとは成功せず、壁にぶつかりながら一歩ずつ夢へ近づく姿を見ていると、つい応援したくなる。恋よりも「声優を目指す姿」がど真ん中にある、笑えて熱い学園ドタバタ声優コメディ!
この作品が載っている特集
読む前に確認したい相性
向いている人
- 落ち込む場面でも笑顔を崩さない、夢にまっすぐな主人公を応援しながら読みたい人
- 少女漫画は好きだけど、恋の甘い展開よりも声優を目指して奮闘する物語を、夢を追う過程も含めてじっくり楽しみたい人
- ベタな展開をギャグに変えるハイテンションな笑いが好きで、深刻すぎない学園ものを読みたい人
向いていない人
- 序盤に多い、瞳に星が入るような昔ながらの少女漫画の絵柄がどうしても苦手な人
- 実在の業界が舞台だからこそ声優業界のリアルな描写を期待してしまい、現実との違いがどうしても気になってしまう人
- 少女漫画には胸が締めつけられる濃い恋愛ドラマを求めていて、恋が控えめだと物足りなく感じる人
良い感想・レビュー
- 序盤は絵柄がとっつきにくいけれど、巻を追うごとに絵が劇的にきれいになっていくのに驚きます。始めと終わりを並べると、同じ作者とは思えないほど。最初の数冊でやめるのはもったいないです。
- ありがちでベタな展開を半ばギャグとして使い倒すノリが、予定調和すぎて逆に笑えます。いじめの話でさえ、主人公がまるで気にしないため展開がコミカルで、重くならずに楽しく読めました。
- 主人公のポジティブっぷりがとにかくすごい。普通なら落ち込む場面でも笑顔を貫き通す明るさがあって、読んでいると自然と応援したくなる。ところどころに入るギャグのセンスも好きだ。
- 少女漫画だから恋愛ものだろうと思っていたら、声優として頑張る話が真ん中にあって良い意味で裏切られた。恋の要素も少しはあるけれど控えめで、そこに好感が持てる。
- パッと見は中身がなさそうな色モノに見えるけれど、ギャグもストーリーもしっかり練られているので侮れない。テンションは高いのに寒くない笑いで、キャラ一人一人もちゃんと立っている。
悪い感想・レビュー
- 序盤は絵柄がとっつきにくいのが正直つらいところ。瞳に星が入る絵柄が好みに合わず、読みにくいと感じました。後半で見違えるほどきれいになるぶん、最初で手が止まる人もいそうです。
- 最初はあまり面白くなく、声優の仕事を茶化しているように見えたのが引っかかった。実在の業界の話だと思わず、別世界の「声優」の物語だと割り切ったほうが楽しめる。
- 出だしが面白かったぶん、校内放送のくだりは中だるみ気味でダラダラした感じがある。仲間とうまくいかない話もグズグズしていて、どうしようもないなあと思いながら読んだ。
- 話が業界側へ進むにつれ、学園で一緒だった落ちこぼれ組が空気になっていくのが少しさびしい。結構好きな4人だったので、もう出番はないのかな、と気になってしまう。
- それなりに苦労はするものの、業界の大人たちが少し甘いところはどうかと思います。展開はベタなものが多く、少女漫画らしさゆえに少し読み進めづらい部分も残ります。









