
探究グループ
研究家(TSLX)
一作を深く掘り下げて、設定の資料までまとめてしまう
こんな読み方をする人
ひとつの作品を、とことん深く掘り下げる。それがこのタイプの読み方です。気になった作品は少しずつ読み、地名や年表、登場人物の関係を確かめながら進みます。設定のつじつまが合っているか、作中の技術や歴史がどこまで現実に基づいているか。調べ始めると、読書が研究に近くなっていきます。調べた内容は自分の中にためておかず、図や表にまとめて人に見せたくなります。作中に出てくる道具の仕組みまで、気になれば調べます。選ぶ作品は、まだあまり知られていないものが多めです。誰も掘っていない作品には、調べる余地がたくさん残っています。作者が描き込んだ細部に気づくと、その作品への信頼がぐっと深まります。一冊から引き出す楽しみの量は、人の何倍にもなります。
完結した作品を読むとき
完結済みの作品なら、設定が全部出そろった状態で調べ始められます。資料づくりが途中で崩れる心配もなく、腰を据えて掘り下げられます。
連載中の作品を読むとき
連載中の作品では、新しい巻が出るたびに資料を書き足していく楽しみがあります。新しく明かされた事実で自分の仮説が覆るのも、研究の醍醐味です。
強み
- 設定や世界観の細部まで目が届きます。作者が仕込んだ小さな工夫にも気づける読み手です。
- 調べたことを図や表にまとめて、ほかの読者にわかりやすく伝えられます。読み返すときの手引きにもなります。
- 一作を長く深く楽しめるので、話題の移り変わりに左右されずに、ひとつの作品と付き合えます。
読書あるある
- 登場人物の相関図を、自分で描いたことがある
- 作中に出てきた地名を、つい地図で探してしまう
- 設定の矛盾に気づくと、作者の意図を考え込む
- ファンの間で「詳しい人」として名前が挙がる
- 単行本のおまけページまで、隅から隅まで読む
- 作中の年表を作ろうとして、そのまま夜が明ける
ハマりにくい作品の傾向
- 勢いとノリで進む作品は、掘り下げる手がかりが少なく、楽しみ方を見つけるまで時間がかかることがあります。
- 設定をあえてぼかしている作品では、確かめたい部分が残ったままになり、すっきりしないことがあります。
相性のいいタイプ
このタイプに刺さる長編
まず読んでほしい3作品
ヒストリエ古代ギリシアの世界を、実在の書記官エウメネスの目で描きます。地図や年表と照らし合わせながら読む楽しみがあります。
風雲児たち関ヶ原までさかのぼって、幕末に至る流れを描く歴史漫画です。登場する蘭学者や地図づくりの人物を、調べながら読めます。
PEACE MAKER仇を討つために新撰組へ入った少年の目で、幕末の京都を描きます。登場する実在の隊士たちを、史実と照らし合わせて確かめたくなります。
こんな作品も合うかも
ジョジョの奇妙な冒険 第7部 スティール・ボール・ラン馬で北米大陸を渡る大レース。すべてを失った青年が鉄球使いの男と出会い、もう一度歩き出すまでの物語。
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この診断は読書のしかたを楽しむためのもので、性格検査ではありません。